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2008年3月 2日 (日)

『「いき」の構造』九鬼 周造 (著)


「粋なお方」とは、今日風に言えば、さしずめ「クールなやつ」のことである。
しかし、こんな風俗めいた言葉を、
それまでの日本の哲学がまともに取り上げる ことは、およそ考えられなかった。
日本では、「善の研究」(西田幾多郎)をはじめ
「人生いかに生きるべきか」の問いに向き合った哲学が王道だったからだ。
だが、「(いきの表現は)うすものを身に纏うことである」といった言葉が
平気で飛び出す本書の面白さは、まさに無類である。
「いき」の特性は、異性に対す る「媚態」であり、
江戸者の「意気地」であり、執着のない「諦め」である。
畳みかけるような分析の切れも、書名同様、垢抜けしている。


九鬼 周造ー-Wikipedia

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