『幻想の未来,文化への不満』ジークムント・フロイト(著)
抑圧に抵抗しようとする人間の、
自己破壊的な傾向に注目しながら、
宗教のはたす役割を考察し、
理性の力で宗教という神経症を治療すべきだと説く表題2論文と、
一神教誕生の経緯を考察する「モーセと一神教(抄)」。
後期を代表するアクチュアルな3つの論文を収録。
現代のヨーロッパ社会のあり方と、
キリスト教という宗教の本質についての洞察を示した本書から、
晩年のフロイトのもつ苦い味と、
人間にたいする透徹したまなざしが実感できる。
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