『顔の現象学—見られることの権利 』鷲田 清一 (著)
われわれがある人を思い浮かべるときには、その人の名前とともに、
その人の顔、その人の後ろ姿や歩きっぷり、言葉遣いなどをも想起する。
これらのほとんど
を取り外してもその人に思いを馳せることはできるが、
ただ顔を外しては、その人について思いをめぐらすことはできない。
他人との共同的な時間現象として出
現する曖昧微妙な「顔」を、
現象学の視線によってとらえる。鷲田現象学の豊潤な収穫。
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