『孤島の鬼 』江戸川 乱歩 (著)
わたしは25歳の青年で、
丸の内にオフィスのある貿易商S・K商会につとめていた。
そこでタイピストの可憐な乙女木崎初代とわたしは恋におちた。
結婚を約
束したわたしに初代は命から二番めに大切な先祖の系図書きを預けた。
それは何を意味したか?
その初代が密室ともいうべき戸締まりも厳重な自宅の寝室で、
何
者かに刺殺された!
憎い犯人を追うべくわたしは奇妙な友人の深山木幸吉に探偵を依頼した。
さっそく深山木は「七宝の花瓶」のナゾをつかんだ。
と思う間もな
く海水浴場でその深山木も刺殺されてしまう!
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