『 ガラテイア2.2』 リチャード パワーズ (著)
本書の主人公「作家リチャード・パワーズ」は架空の人物。
数年間の外国生活を終え帰国した彼は、
超有名な巨大組織「高等科学研究センター」の
アメリカ駐在人間性研究者としての職に就く。
そこで彼が出会ったのは、ずけずけとものを言う神経学者フィリップ・レンツ。
彼の研究はコンピュータベースの神経組織をもつ人工頭脳の開発だ。
いつしか2人は協力しあい、奇妙だが実に野心的なプロジェクトに乗り出す。
それは「人工頭脳に英文学を教え込み、難解な修士試験に合格させる」
というものだった。
プロジェクトが進むにつれ、彼らのつくり出した「子ども」は
すさまじい勢いで情報を吸収、その興味はしだいに世俗的なことに向いてくる。
じきに「子ども」は自分の名前や性別、人種、存在意義を教えてくれ
と言いはじめた。
ところがその相手をするうちに、パワーズも自問自答をくり返すようになる。
自分の職業選択は間違っていなかっただろうか、
以前の教え子と長年にわたってうまくいかなかった理由は何か、
なぜ「子ども」の競走相手に選ばれた修士候補生に強い執着を感じるのか…。
それはパワーズにとってのたしかな「目覚め」だった。
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受信: 2009年1月19日 (月) 01時33分
コメント
はじめまして。TBどうもありがとうございました。
人工頭脳が人格を持つという問題はきっと近い未来に起こってくる問題なのでしょうね。
機械が人格を持てば当然、人間の方も機械に対して愛憎が湧いてくる。ちょっと怖い問題だなあと思いました。
投稿: straighttravel | 2009年3月 5日 (木) 17時13分
straighttravelさん
ようこそ。
人工知能が人格を持つという事は
人工知能は自分は「人間」であるという認識を
するということですよね。
いつ、それは自分は「人間」ではないと
気づくのか。
鏡で顔を見たいと思ったときなのか
誰かとパーティに出歩きたいと思ったときなのか
黒人の人種差別というものを知り
自分の肌の色に興味を持ったときなのか。。。
肌の色が黒でも白でもまして赤でもない
と知ったあと、
その絶望はどこにいくのか。。
投稿: Anonymous | 2009年3月 8日 (日) 22時30分