『 黄色い本—ジャック・チボーという名の友人』 高野 文子 (著)
漫画の深さ、面白さを教えてくれた。
ロング・セラー。長く愛される作品を描き続けてきた名手による4つの掌編。
小説の主人公に自分を重ね、図書館で借りた本を読みふける少女。
名作「チボー家の人々」を題材に採った表題作のほか、3編を収録。
会社の片隅で繰り広げられる、恋か?セクハラか?
本人たちにもわからない小さな騒動「マヨネーズ」、
ボランティアが派遣先で起こすスリリングなすれ違い「二の二の六」など、
バラエティー豊かに人生の真実と上澄みをすくい取る、たぐいまれなる作品集。
ユーモアとクールな距離感が織りなす絶妙なバランス、
名手による4編の物語をお楽しみください。
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