『 泉鏡花集 黒壁—文豪怪談傑作選』 泉 鏡花 (著)
明治大正昭和の三代にわたり妖艶怪美の世界をひたむきに追求した泉鏡花は、
文芸としての怪談を極めた巨匠と呼ぶにふさわしい。
三百篇を超える作品群には、
いまだ知られざる逸品も少なくない。
それら文庫未収録小説の中から、
とりわけ恐怖と戦慄と憧憬に満ちた怪異譚を選りすぐって成ったのが本書である。
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明治大正昭和の三代にわたり妖艶怪美の世界をひたむきに追求した泉鏡花は、
文芸としての怪談を極めた巨匠と呼ぶにふさわしい。
三百篇を超える作品群には、
いまだ知られざる逸品も少なくない。
それら文庫未収録小説の中から、
とりわけ恐怖と戦慄と憧憬に満ちた怪異譚を選りすぐって成ったのが本書である。
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長い冬眠からさめたムーミントロールと仲よしのスナフキンとスニフが、
海ベリの山の頂上で黒いぼうしを発見。
ところが、それはものの形をかえてしまう魔法
のぼうしだったことから、
次々にふしぎな事件がおこる。
国際アンデルセン大賞受賞のヤンソンがえがく、
白夜のムーミン谷のユーモアとファンタジー。
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20世紀のアメリカ美術を代表するジョージア・オキーフ。
彼女が後半生を過ごしたニューメキシコの2軒の家を初めて紹介した写真集。
オキーフの看護人パッテンの文章が、たぐいまれな女性の世界を描き切る
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飛行機に乗り、車やバス、小舟を乗りついで、
世界中のおもしろい家の写真を撮っている著者が、
たずねてきた家とその家で暮らす人々の様子を紹介する。再刊。
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日本初のノーベル文学賞に輝いた川端康成は、
生涯にわたり幽暗妖美な心霊の世界に魅入られた作家であった。
一高在学中の処女作「ちよ」から晩年の傑作「片
腕」まで、
川端美学の背後には、常に怪しの気配がある。
心霊学に傾倒した若き日の抒情的佳品や、凄絶な幻視に満ちた掌篇群、
戦後の妖気漂う名品まで、
川端
文学の源泉となった底深い霊異の世界を史上初めて総展望する、
至高の恋愛怪談集成。
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神々がシーシュポスに科した刑罰は大岩を山頂に押しあげる仕事だった。
だが、やっと難所を越したと思うと大岩は突然はね返り、
まっさかさまに転がり落ちて
しまう。
—本書はこのギリシア神話に寓してその根本思想である
“不条理の哲学”を理論的に展開追究したもので、
カミュの他の作品ならびに彼の自由の証人と
しての
さまざまな発言を根底的に支えている立場が明らかにされている。
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たんたんと、しんしんと、哀愁がしみる
散歩途中の道に置かれた石と添えられた花。
何が埋められているのか。
問いは残されたまま「私」の記録は記憶を辿り、
老いと死への思索に漂う。
静謐なる本格小説集
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実直な農夫プロクターは召使いの少女アビゲイルと一夜の関係を持ってしまう。
少女はプロクターを我がものにすべく、神の名のもと彼の妻を「魔女」として告
発。
折しも村人の悪魔憑きへの恐怖や日頃の相互不信と相まって、
村には壮絶な魔女狩りの嵐が吹き荒れる……
17世紀の実話に基づく本作は、1953年に発
表されるや
マッカーシズムに揺れる米国に衝撃を与えた。
峻厳すぎる正義の暴走と人間の尊厳に鋭く迫る、巨匠不朽の代表作。
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極限状態で呼び合う無垢な魂
1919年、第一次大戦終結直後。
ロシア赤軍の兵士たちは、敵兵に追われ国境近くの森に逃げ込む。
そこで偶然巡り合った四人の若き兵士
──語り手であるベニヤ、頭の回転の速いリーダー格のパヴェル、
力持ちでちょっとおつむの弱いキャビン、慎み深くやさしい眼差しのシフラ
──は、極寒の地で生き延びるため、一緒に小屋を建て共同生活を営むようになる。
過酷な状況下、サイコロ遊びに興じたり、わずかなお茶を分け合ったりと、
四人はささやかな日常の喜びを共有し、しだいに絆を深めていく。
やがて春が訪れ、四人は森をあとにする。
しかし、今度は飢えの苦しみに襲われる。
そこへ、戦争孤児であるエヴドキン少年が仲間に加わる。
ただひとり読み書きのできる少年は、いつからか日々の生活を記録し始める。
彼らが愛した、美しい秘密の沼のことを、
またそこでキャビンが魚を捕ったことを。
彼らがたしかに生きた証を残そうと、少年は必死にノートに書きつづる。
一方、飢えは限界に近づき、いつ敵兵に襲われるともわからない生活。
破滅は一歩一歩近づいていた......。
メディシス賞受賞作。
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