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2011年3月

2011年3月31日 (木)

『Design rule index―デザイン、新・100の法則 』William Lidwell (著)


現代のデザイナーは専門化しつつある。
多くの分野のデザイン知識を得ようとすると、膨大な時間と労力がかかるからだ。
本書は、こうした現状に悩むデザイナーに向けて著された。
本書には、数学、哲学、生理学など、さまざまな分野から
“デザイン原理”として有益であろう100項目が集められている。
図版をふんだんに使いながら、1つの見開きで1項目を説明していく。
項目はアルファベット順に並べられているが、
デザイナーの疑問ごとに分類した索引が附属する。

本書で取り上げる項目は「色彩」など基本的な項目から、
「フィボナッチの数列」など、思わず読みたくなるようなものばかりだ。
事典としても有益な上に、
デザイン知識を得るための読み物としてもデスクに置いておきたい一緒だ。

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2011年3月30日 (水)

『ハイパークリエータ・チャート 蛍光と対策―プロのための蛍光特色印刷ガイド 』角川書店装丁室 (編集)

蛍光特色カラーチャート。
画期的!
蛍光特色(9色掲載)とプロセスインキの掛け合わせシミュレートチャート。
多色印刷の疑問に答える、これからが変わる対策マニュアル付き。
今まで誰も語らなかった!特色版DATAの作り方から注意点まで、DTP完全対応。
デザイン・広告・編集・出版・制作・製版・印刷関係者必携の書。

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『大統領の最後の恋 』アンドレイ・クルコフ (著)

セルゲイ・ブーニンは孤独だった。
22歳で結婚に破れて以来、どの恋にも空しさと悲哀がつきまとう。
ソ連崩壊後、政治の世界に足を踏み入れ、
遂に大統領にまで昇りつめたが、
真の愛は手に入らない。
だが、政敵との闘いの日々、
移植手術を受けた彼の心臓の「持ち主」と名のる謎の女性が現れると、
運命は過去と交錯し、
大きく動き始める。

アンドレイ・クルコフ

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2011年3月29日 (火)

『不思議猫の日本史 』北嶋 廣敏 (著)

平安でとても文学的だった時代の猫は、
やがてペットとして愛玩されるようになって、
いつのまにか化けたり、喋ったり…。
「枕草子」「源氏物語」そして、江戸、明治―。
猫はどのように描かれ、どのような存在だったのか?
奇談・異聞集なども交えて、人間と猫の長い歴史を辿る。

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2011年3月28日 (月)

『自閉症裁判 レッサーパンダ帽男の「罪と罰」』佐藤 幹夫 (著)

2001年に起きた、浅草女子短大生殺人事件。
奇妙なレッサーパンダ帽をかぶった男が犯したこの殺人事件は、
なぜ単なる「凶悪な通り魔」による殺人事件として処理されてしまったのか?
被害者の遺族、加害者の生育環境や裁判記録など、
さまざまな側面から事件を取材し、自閉症の青年が起こした凶悪犯罪の取り調べ、
裁判の難しさ、
そして当人が罪の重さを自覚することの重要性を訴える問題提起の書。

佐藤 幹夫

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2011年3月27日 (日)

『シークレット・オブ・ベッドルーム 』アーヴィン・ウェルシュ (著)

エジンバラ市役所、環境衛生局のレストラン監視官、ダニー・スキナー。
おしゃれでスマートな若きエリートの彼は、酒とドラッグを手放せず、
次から次へと女を乗りかえる。
だが、ダニーの社交的な顔の裏には、出自上のある謎があった。
ゲームおたくで臆病、女の子に縁がなく、いまだ童貞のブライアン・キビー。
山歩きサークルの女の子へのゆがんだ妄想を、ゲーム内の女の子キャラ相手に吐きだす日々。
ブライアンがエジンバラ市役所に勤めることになり、
交差するはずのなかった2人の人生がクロスする。
セックス、ドラッグ、アルコール、フーリガン、そして家族の物語…。
複雑に絡みあうストーリーが、驚愕の結末へと怒濤のごとく流れ出す。

アーヴィン・ウェルシュ

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『ワン ファイン デイ 』久住 昌之 (著)

タフじゃないけど優しくて、ユーモアで武装するオトコたち。
21世紀を生き抜く貴方に捧げる、癒し系コミック・ノワール初登場。

久住 昌之

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2011年3月26日 (土)

『ベルリン1933』クラウス コルドン (著)

共産党にかかわる父をもつ15歳の少年ハンスを主人公に、
ナチス台頭の時代の波のなかで、
引き裂かれさまざまな運命をたどっていく家族とその友人たちの姿を描く大河青春小説。
オランダ児童文学賞ほか受賞作品。

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『無垢の博物館 上 』オルハン・パムク (著)

三十歳のケマルは一族の輸入会社の社長を務め、業績は上々だ。
可愛く、気立てのよいスィベルと近々婚約式を挙げる予定で、
彼の人生は誰の目にも順風満帆に映った。
だが、ケマルはその存在すら忘れかけていた遠縁の娘、
十八歳のフュスンと再会してしまう。
フュスンの官能的な美しさに抗いがたい磁力を感じ、
ケマルは危険な一歩を踏み出すのだった
―トルコの近代化を背景に、ただ愛に忠実に生きた男の数奇な一生を描く、
オルハン・パムク渾身の長篇。ノーベル文学賞受賞第一作。

オルハン・パムク

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2011年3月25日 (金)

『新恐竜』ドゥーガル・ディクソン (著)

6500万年前、恐竜が絶滅しなかったなら…
驚異の進化を遂げ、未だ地球上を支配し続ける。
『フューチャー・イズ・ワイルド』の著者が贈る進化を遂げた恐竜図鑑。

ドゥーガル・ディクソン

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2011年3月24日 (木)

『暴食の世界史 』フランシーン・プローズ (著)


「暴食」の歴史が明かす、人と食欲との知られざる攻防記!!
空腹と満腹のあいだで揺れ動きながら、それでも人間は食欲と戦い続ける――
食欲にまつわる、さまざまなエピソードから、暴食が罪になった理由と背景を探る!

暴食が持つ原罪性とは、大量に食べることでは決してなく――大変なことに気づいてしまった。
(森達也 巻末エッセイより)

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『都市のかなしみ―建築百年のかたち 』鈴木 博之 (著)

どれほどファッショナブルな街であろうとも、
街には生きている哀しみのようなものがある-。
窓やエントランスなど住宅の細部から都市論まで、
人が住まう空間への建築学者の犀利な眼差し。


鈴木 博之

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2011年3月23日 (水)

『Portable ECSTACYオトナのおもちゃ箱 (ストリートデザインファイル) 』上田 晶子 (著), 都築 響一 (編集)

実は世界で最高の評価を得る日本製品、それが「大人のおもちゃ」である。
自動車や電気製品の陰に隠れた、もうひとつのメイド・イン・ジャパン。
飽くなき欲望を見事に形象化する、ユニークな「用の美」に迫る。

都築 響一

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『アフリカで一番美しい船 』アレックス カピュ (著)

第一次世界大戦前夜の一九一三年、
北ドイツの造船所で働く三人の技術者が、
皇帝ヴィルヘルム三世の命を受け、
キリマンジャロの南にあるドイツ領東アフリカへ向かう。
タンガニーカ湖畔で、アフリカ内陸にかつて存在した中で最も大きく、
最も性能がよく、最も美しい船を造るためだった。
やがて大戦が勃発、イギリス側は東アフリカの覇権を奪取すべく、
二隻の小型船をケープタウンから陸路タンガニーカ湖まで運び、
ドイツ艦船の撃沈を図るという奇想天外な作戦に着手した…
映画『アフリカの女王』の背景となった史実をもとに、
辺境の地で世界大戦を戦った人々と船の物語を、
雄大かつドラマティックに描き上げ、
ドイツはじめ世界各国で高い評価を得た歴史小説の自眉。

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2011年3月22日 (火)

『イギリス「鉄道遺産」の旅 』秋山 岳志 (著)

『トーマス』シリーズのモデルになった保存鉄道、
『ハリー・ポッター』に登場するSLや鉄道橋、
世界最大の鉄道博物館…
鉄道発祥の国に「遺産」を巡る。

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『300人委員会 バビロンの淫婦 』ジョン コールマン (著)

巧妙に隠蔽されたエイズの特効薬、
ペーパーマネーと戦争の邪悪な相関図、
静かなる殺人兵器・ELF放射線、
全米銃ヒステリーの陰で蠢く自由の敵など、
秘密政府300人委員会に操られている世界情勢の真相に迫る。


ジョン コールマン

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2011年3月21日 (月)

『ニセドイツ〈1〉 ≒東ドイツ製工業品 (共産趣味インターナショナル VOL 2) 』伸井 太一 (著)

紙でできた車など......
勝手に東ドイツ国営企業カタログ!!
ゲルマン職人魂+ボリシェヴィズム=ニシモノっぽい!

幾ら民族的に技術が発展していても、計画経済になると
こんなにショボく、ダサく、いんちき臭くなってしまう!

注:『ニセドイツ』の「ニセ」は西ドイツの「西」のシャレです。

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2011年3月20日 (日)

『ダウト―疑いをめぐる寓話 』ジョン・パトリック シャンリィ (著)

学校の先生は、ペドフィル(小児性愛)かもしれない…
ある疑惑をめぐり、N.Y.のミッションスクールでは「説教バトル」が繰り広げられてゆく。
本年度ピュリツァー賞、トニー賞受賞作品。

ジョン・パトリック シャンリィ

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2011年3月19日 (土)

『リカルド・レイスの死の年 (ポルトガル文学叢書) 』ジョゼ サラマーゴ (著)

詩人ペソアの異名者が彷徨するリスボン・1936年の日々…
ノーベル賞作家が歴史の転換点を描くテクスト性を秘めた幻想小説。

ジョゼ サラマーゴ

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『君がホットドッグになったら―スケールで覗くサイエンス』ロバート エーリック (著)

惑星サイズの水滴は作れる?
宇宙はどれくらい冷たい?
大きい・小さい、重い・軽い、速い・遅い、熱い・冷たいをテーマに、
この宇宙のあらゆる現象をポップなユーモアと科学の面白さで楽しむQ&A。

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2011年3月18日 (金)

『切手帖とピンセット 1960年代グラフィック切手蒐集の愉しみ』加藤 郁美 (著)


"一般の人々が海外旅行をすることがまだ難しく、夢のように思われた1960年代。
ペンパルとの文通にわくわくしたり、切手の蒐集によって、海の向うの国への憧れを手に入れたり。
郵便が通信の花形で、切手がいちばん輝いていたころ……
そんな時代の切手を中心に、東欧のかわいい切手、精緻で美しい北欧の切手、
南米のあざやかなデザインの切手、アジアの不思議な切手などなど、
1154枚をぎっしり詰め込んだ切手帖が、豪華執筆陣によるコラムと詳細なデータ織り込んで、
オールカラー184ページの素敵な本になりました。
グラシン紙のポケットが切手の背景に写っている、
ちょっと古くて懐かしい切手帖そのものを思わせる、
祖父江慎氏によるブックデザインもとても魅力的
(是非一度、カバーを外してご覧になってください)。

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『仏教と女性―インド仏典が語る』田上 太秀 (著)

仏教は女性差別の宗教か?
「女性はブッダにはなれない」
「女性は男に変身しなければ悟りを得ることができない」
という観念がどう作られてきたかをインド仏教文献から探る。
92年刊「仏教と性差別」の改題改訂。

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2011年3月17日 (木)

『楽園の犬 (ラテンアメリカ文学選集 7) 』 アベル ポッセ (著)


時空を自在に超えていくつものテクストと多様な人物を交錯させ、
に〈楽園〉を求めたジェノヴァ多国籍企業代理人としてのコロンブスの虚実を、
破天荒な構想で描く魔術的リアリズムの傑作。


アベル ポッセ

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2011年3月16日 (水)

『スイッチ!』 チップ・ハース (著), ダン・ハース (著)

問題:映画館でポップコーンを食べる量を減らすには?
答え:容器を小さくする。以上。

●顧客サービスをしない方針の会社が「熱狂的な顧客サポート」に目覚めたのはなぜか?
●これまで住民が気にもとめなかった絶滅危惧種を「国のシンボル」にした方法とは?
●ベトナム戦争時に麻薬依存症だった兵士たちが、
 帰国後ほとんど更生して社会復帰できたのはなぜか?

会社や人生に持続する変化を起こすのが難しい。
その原因はわたしたちの脳の中にある。
「象使い(理性)」と「象(感情)」の支配権争いだ。
象使いがスリムな体形を欲していても、象はがケーキに飛びついてしまう。
頭のいい象使いが変化を求めても、象はいまの手順が大好きなのだ。
だが、象と象使いの性格を研究していくうちに、ちょっと工夫するだけで、
変化は驚くほど簡単なものになることがわかる。
本書では、大きな権限や強固な意志の持ち主ではない「ごく普通の人たち」が、
会社や国を動かすような変化を生み出した例を豊富に挙げながら、
それらに共通する「変化のしくみ」を明かしていく。
発売直後にニューヨーク・タイムズやウォール・ストリート・ジャーナルの
ベストセラー・リストで第1位を獲得。
アメリカのビジネス界で大人気のハース兄弟による目からウロコの最新作。

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2011年3月15日 (火)

『切りとれ、あの祈る手を---〈本〉と〈革命〉をめぐる五つの夜話 』佐々木 中 (著)

取りて読め。
筆を執れ。
そして革命は起こった。
思想界を震撼させた大著『夜戦と永遠』から二年。
閉塞する思想状況の天窓を開け放つ、俊傑・佐々木中が、
情報と暴力に溺れる世界を遙か踏破し、あまたの終焉と屈従とを粉砕する、
限りなき「告知」の書、登場。
白熱の五夜一〇時間。

佐々木 中

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『アニマルスピリット』ジョージ・A・アカロフ (著), ロバート・シラー (著)

ノーベル賞受賞経済学者とベストセラー著者がタッグを組んで、
かつてケインズが指摘したアニマルスピリットが経済を動かす仕組みを明らかにした本。
アニマルスピリットを、安心、公平さ、腐敗と背信、貨幣錯覚、物語といった要素に分け、
それぞれがアメリカの1991年不景気(S&L危機)や、
2001年不景気(エンロン問題)、
2007年不景気(サブプライムローン問題)、
また1890年代の不況、
1920年代の過熱経済、大恐慌とどう関連を持っていたかを示している。
さらには、昨今の「100年に一度」の危機と、それに対する処方箋についても、
著者二人の考え方に沿うかたちで手際よく整理されていて、
経済の変動や経済危機に関する深い知見を得られる意欲作。

ジョージ・A・アカロフ

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2011年3月14日 (月)

『悲しみを聴く石』アティーク ラヒーミー (著)

せまくて何もない部屋に、戦場から植物状態となって戻った男が横たわる。
その傍らで、コーランの祈りを唱えながら看病を続ける妻。
やがて女は、快復の兆しを見せない夫に向かって、
自分の悲しみ、疼き、悦びについて、
そして誰にも告げたことのない罪深い秘密について語り始める。
夫は、ただ黙ってそれを聞き、時に、何も見ていないその目が、
妻の裏切りを目撃することになる--
 原題の「サンゲ・サブール」とは、ペルシア語で「忍耐の石」。
その石に向かって、人には言えない苦しみや悲しみを打ち明けると、
石はそれをじっと聞き、言葉や秘密を吸い取り、ある日、粉々に打ち砕ける。
その瞬間、人は苦しみから解放されるという、ペルシアの神話からとられている。
 著者はフランスに亡命したアフガニスタン出身の映像作家・小説家。
初めてフランス語で綴った本作は、
デュラスやサルトル、ベケット、ヘミングウェイを彷彿させると評され、
いきなりフランスの文学賞最高峰ゴンクール賞を受賞。
はたして、石は砕けるのか、悲しみは消え去るのか。
圧倒的なラストまで読者の瞬きを許さぬ衝撃作。

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2011年3月13日 (日)

『とらわれない言葉 アンディ・ウォーホル 』アンディウォーホル美術財団 (編集)

ポップアートの天才が教える、「生きなおす」ことの意味。

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2011年3月 8日 (火)

『ホワイト・ティース(上) 』ゼイディー スミス (著)

ロンドン下町育ちの優柔不断男アーチーと、
バングラデシュ出身の誇り高きイスラム教徒サマード。
似ても似つかないこの二人の友情を軸に、
19世紀からミレニアムにいたる時空間を往還しつつ、
カオスの都ロンドンを活写する。
ディケンズ/ラシュディばりのストーリーテリングにインディーズの心意気。
新世紀初の偉大な才能と称えられた、ジャマイカ系大型新人のデビュー長篇。
ウィットブレッド賞処女長篇賞、
ガーディアン新人賞、
英国図書賞新人賞、
コモンウェルス作家賞最優秀新人賞受賞。

ゼイディー スミス

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2011年3月 7日 (月)

『まだ名前のない小さな本』ホセ・アントニオ ミリャン (著)


主人公は、まだ「むかしむかし」と「おしまい」の2行しかできていない
赤ん坊のような「ちっちゃなお話」。
彼は一人前の本になるため学校に通っていますが、なかなか大きくなりません。
そのわけを知るために冒険に出発し…。

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『奇跡も語る者がいなければ 』ジョン・マグレガー (著)

イングランド北部のある通り。
夏の最後の一日がはじまる。
夕刻に起こる凶事を、誰ひとり知る由もないまま―。
22番地の小さな眼鏡をかけた女子学生。
彼女を密かに恋する18番地のドライアイの青年。
19番地の双子の兄弟。
20番地の口ひげの老人。
そして、16番地の大やけどを負った男と、その小さな娘…。
通りの住人たちの普段どおりの一日がことこまかに記され、
そこに、22番地の女の子の、3年後の日常が撚りあわされてゆく。
無名の人びとの生と死を、
斬新な文体と恐るべき完成度で結晶させた現代の聖なる物語。

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『旅する帽子―小説ラフカディオ・ハーン 』ロジャー パルバース (著)


新しい人間、流浪する魂。
あわれ桜花に届くか、明治を透視する異端者(アウトサイダー)の詩情は?
ヨーロッパの孤児、いずれの国にも属さぬ世界人と日本!

10年をかけて完成させた書下ろしの傑作長篇。
放浪を希求する魂の孤独。
それこそが明治日本に新しい空気と風をもたらしたにちがいない。
京都在住のオーストラリア人が一個の人間の創造精神を探る希有の小説。

ロジャー パルバース

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『フォールト・ラインズ 「大断層」が金融危機を再び招く』ラグラム・ラジャン (著)

「Business Book of the Year 2010」受賞。全米No1ビジネス書が、ついに日本上陸!
世界経済の今後を左右するのは断層線(フォールト・ラインズ)だ!
とり残される貧困層、一人勝ちの輸出国、市場資本主義とは異質な新興国の台頭----。
世界を分断する「大いなる不均衡」が新たな危機を招き寄せる。

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『イエメンで鮭釣りを』ポール トーディ (著)

アルフレッド(フレッド)・ジョーンズ博士は、研究一筋の真面目な学者。
水産資源の保護を担当する政府機関、国立水産研究所(NCFE)に勤めている。
ある日、イエメン人の富豪シャイフ・ムハンマドから、
母国の川に鮭を導入するため力を貸してもらえまいかという依頼がNCFEに届く。
フレッドは、およそ不可能とけんもほろろの返事を出すが、
この計画になんと首相官邸が興味を示す。
次第にプロジェクトに巻き込まれていくフレッドたちを待ち受けていたものは?
手紙、eメール、日記、新聞・雑誌、議事録、未刊行の自伝などさまざまな文書から、
奇想天外な計画の顛末が除々に明らかにされていく。
前代未聞の計画に翻弄される人々の夢と挫折を描く、ほろ苦い笑いに満ちた快作。
ボランジェ・エブリマン・ウッドハウス賞受賞


ポール トーディ

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『ロボット兵士の戦争』P・W・シンガー (著)

ある軍用ロボットメーカーの科学者は、
「ターミネーター」のような外観のシステムを作れるかどうか、
米軍から問い合わせがあったと報告している。
戦場は、いまやSFに追いつきつつある。
すでに多くのロボットが兵士の任務を代行している。
イラクやアフガニスタンの空では無人航空機が偵察し、監視し、時には攻撃まで行う。
軍用ロボット技術は、今後どこへ向かい、人類にどんな影響をもたらすのか。
軍、産業、政治、それぞれの思惑が複雑に絡み合う現状と、
新しい戦争が作り出す難問の数々を、
安全保障問題の専門家が初めて明らかにする。
『戦争請負会社』の著者による、衝撃の21世紀戦争論!!
 サイエンスライター森山和道氏の解説付き。


P・W・シンガー

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