『終りし道の標べに—真善美社版』 安部 公房 (著)
幻の処女作。
ここに新しいリアリティーがあった。
異民族の中で培った確固とした他者。
埴谷雄高は何かの予感を禁じ得ず雑誌「個性」に持ち込んだ。
青年公房
の生身の思索は17年後書き換えられ、
もはや読むことはできなくなった処女作。
読者の期待に応え甦った処女長篇小説真善美出版。
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幻の処女作。
ここに新しいリアリティーがあった。
異民族の中で培った確固とした他者。
埴谷雄高は何かの予感を禁じ得ず雑誌「個性」に持ち込んだ。
青年公房
の生身の思索は17年後書き換えられ、
もはや読むことはできなくなった処女作。
読者の期待に応え甦った処女長篇小説真善美出版。
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イタリア現代思想の騎手による「アウシュビッツ以後」の倫理学の試み。
プリモ・レーヴィを始めとする
強制収容所からの奇跡的生還者たちの証言をもとに、
「人間である」状況を剥奪される極限を考察する。
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ピアスや刺青をすることの意味とは?
コムデギャルソンやヨウジヤマモト等のファッションが問いかけているものは?
そもそも人は何のために服で体を隠すの
か?
隠すべきものの実体は?
若い人々に哲学の教授が身体論をわかりやすく説いた名著、ついに文庫化!
「制服を着崩すところからファッションは始まる」。
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1980年代の男がタイムワープして
シンドバッド物語のもとが生成しつつあるシンドバッドの一家と
抜き差しならぬ関係に陥り、
自らシンドバッドの第5航海の一部に加わってしまう…
その男ベイラーが記録した物語。*
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“わたしは今すべてを忘れようとする。
わたしの中心に、わたしの代数学、わたしの鍵、わたしの鏡に達するのだ。
わたしは誰か、今それをしるだろう。”
忘却、死、非在。
散文と詩が混在する、70歳に達したボルヘスの5番目の詩集。
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心と五官に訴えかけ、自分の糧となってくれた愛しきもの—。
宮沢賢治が奏でるチェロの音。
心の赴くままに編まれた『枕草子』の美。
ベルトルッチの描きだす
故郷。
日本語で書かれた韓国人作家の小説。
イタリア統一運動の戦火をくぐり抜けた「メルクリウスの切手」。
そして、雪の降り日に聞くバッハ…。
特異の嗅覚
とつきることない好奇心で発見しつづけてきた「心ときめかす」もの。
その魅力と感動の源泉を明かした、珠玉のノスタルジック・エッセイ。
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いつ崩れるかほからない、危うい均衡の上に成り立つ現代世界。
破局が来るその日まで、
我々は引き延ばされた日常に居座り続けるつもりなのか?文学の最先端
を疾走し続けてきた作家が、国家、科学、芸術、言語、儀式などを縦横に論じてゆく中で、
時代を解く鍵が鮮やかに浮かび上がる…。
論文、エッセイ、インタ
ビュー、写真など多様な表現で、
危機的現代を明快に摘出する評論集。
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「—— 大きい俺や小さい俺、青空に円形に展開、
みな、くわっとした格好で中空に軽くわなないている
——」。
親のすねをかじりながら無為の日々を送っていた「俺」はかつて、
ともに芸術家を志し、
その才能を軽視していた友人が画家として成功したことを知
る。
しかも、美貌と評判高い彼の妻は、「俺」が見合いをして断った女だという。
よじれて歪んだ心が生むイメージが暴走した果てに「俺」が見たものは…。
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貧しい育ちを乗り越え映画界で活躍する大プロデューサーの主人公が
ハリウッドを舞台に繰り広げる愛と友情、栄光と破局、そして死-
-未完の最高傑作と名高い、フィッツジェラルドの遺作。
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さしたる理由もなく夫は失踪し、
20年後、
なにごともなかったように妻の待つ家に戻った…。
オースター、カフカに多大な影響を与えた古典と、
「妻」の視点で20世紀末に語り直された長篇を収録する。
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「ナイフ投げ師」
...ナイフ投げ師ヘンシュが町に公演にやってきた。
その技は見事なものだったが、血の「しるし」を頂くための、
より危険な雰囲気が観客に重くのしかかる。
「夜の姉妹団」
...深夜、 少女たちが人目のつかない場所で、
性的狂乱に満ちた集会を開いているという。
その秘密結社を追いかけた、医師の驚くべき告白とは?
「新自動人形劇場」
...自動人形の魔力に取り憑かれた、名匠ハインリッヒの物語。
その神業ともいうべき、驚異の人形の数々を紹介する。
「協会の夢」
...「協会」に買収された百貨店が新装開店する。
店に施された素晴らしき趣向の魅力は尽きることなく、私たちを誘惑する。
「パラダイス・パーク」
...1912年に開園した伝説の遊園地を回顧する。
遊園地は度肝を抜くような、
過剰な施設や出し物によって大いに人気を博すが、
そこには意外な結末が待っていた。
「ミルハウザーを好きになることは、吸血鬼に噛まれることに似ている」
と訳者が「あとがき」で述べるように、
本書は<ミルハウザーの世界>を堪能できる、魔法のような12の短篇集だ。
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「コソヴォ紛争」から
「お嬢様の立ち食い蕎麦」まで。
政治、社会、芸術、文化、
あらゆるテーマを縦横に論じるコラム112篇
わたしはいつも機会があれば日本の外に出ていたいと思う。
日本が要求する頸木を断ち切り、日本をどこまでもチョイスのひとつに
留めておけるような状況に、自分の身を置いておきたいと思う。
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われわれがある人を思い浮かべるときには、その人の名前とともに、
その人の顔、その人の後ろ姿や歩きっぷり、言葉遣いなどをも想起する。
これらのほとんど
を取り外してもその人に思いを馳せることはできるが、
ただ顔を外しては、その人について思いをめぐらすことはできない。
他人との共同的な時間現象として出
現する曖昧微妙な「顔」を、
現象学の視線によってとらえる。鷲田現象学の豊潤な収穫。
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犯罪捜査や議会での証言の真偽判定につきものの技術といえば、
嘘発見器である。
だが意外にも、嘘発見器を大々的に使用しているのは
世界でもアメリカだけで
あり、
そのアメリカでも、
嘘発見器による証拠は法廷では採用されないのをご存じだろうか?
その嘘発見器は、1920年代に誕生してアメリカ文化に定着するまでの
稀有なドラマを秘めた発明だった。
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突如記憶が中断してしまい、謎に満ちた世界を手探りで行動する男。
現代人の孤独と不安を抉り出し、
『燃えつきた地図』の原型となった『カーブの向う』。
自
分の糞を主食にし、極端に閉じた生態系を持つ
奇妙な昆虫・ユープケッチャから始まる寓意に満ちた物語、
『方舟さくら丸』の原型となった『ユープケッ
チャ』。
ほかに『砂の女』の原型『チチンデラヤパナ』など、知的刺激に満ちた全9篇。
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洞窟の宗教とテラスの信仰と心の構造の関係 流動する光、具体像、物語。
イメージの三階層である。
新石器革命で抑圧された神話的思考を取り戻せるのか。
映画を題材に対称性人類学で、10万年の精神史を読む。
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宇宙大学受験会場、
最終テストは外部との接触を絶たれた宇宙船白号で53日間生きのびること。
1チームは10人。
だが、宇宙船には11人いた!
さまざまな星系からそれぞれの文化を背負ってやってきた受験生を
あいつぐトラブルが襲う。
疑心暗鬼のなかでの反目と友情。
11人は果たして合格できるのか? 萩尾望都のSF代表作。
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ひょんなことから跋丸への復讐をすることになった「自分」と帆一。
考えつく限りの嫌がらせを実行するものの、なぜかうまくいかない。
無言電話、百枚の白紙
ファックスを送るエスカレート戦術もうまくいかない。
そんな二人の珍道中を独特の文体とリズムで描く表題作と
「けものがれ、俺らの猿と」の二篇を収録。
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文学とドラマトゥルギーの主要テーマたる「悲劇」が、
イーグルトンの手によって哲学、倫理学、心理学、神学、政治の舞台に移され、
さらに文学と舞台と思想
の高みからリアルな人間生活の地平に降り立たされる。
エウリピデス、ソポクレス、メルヴィル、フローベール、ドストエフスキー、
ゲーテ、カフカ、トーマ
ス・マン、ハーディ、
エリオットなどの作品における「悲劇」観が、アリストテレス、プラトン、
聖アウグスティヌス、デカルト、パスカル、スピノザを経て、
ヘーゲル、
キルケゴール、ニーチェ、サルトルに到る
西洋主流の政治的・哲学的思想の流れに織り込まれて、
徹底的な分析と精査をうける。「悲劇の死」という
問題に正面から取り組み、
悲劇の現代的意義を主張する長年の研究の最良の成果。
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バカボンのパパからシェイクスピアまで、
このひと言を胸に刻め! 古今東西、
有名無名を問わず、
様々な人々が発した50の言葉を手がかりに、
多様な視点から鋭く読み解くエッセイ。
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人生のすべてがメタファーとして解釈できるわけじゃないぜ。
それはいろんな物が途中で脱落するからさ。
旅嫌いのゴーリーが、唯一遠出したという
スコットランド旅行での思い出を二匹の犬に託して語る、摩訶不思議な物語。
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ベトナム戦争、プラハの春、学生運動…
1960年代後半から70年代初頭にかけて
全世界的な広がりをみせた騒然たる動向を、
著者は亡命の地・アメリカ合衆
国でどのように考えていたか。
「国防総省秘密報告書」を手がかりに嘘と現実(リアリティ)とのあり方を
論じた「政治における嘘」、
暴力と権力との相違を
テーマにした「暴力について」、
さらに「市民的不服従」など、本書は、
情況への鋭い発言のかたちをとりながら、
われわれとわれわれを取りまく世界への根本
的な問いを投げかけている。
「政治とは何か」をもっとも明快かつ具体的に論じた書ともいえよう。
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負けたものが勝者が得るべき権利を得るという、
「正直じゃいけん(正直じゃんけん)」のルール。
子供らがそのじゃいけんを、正直、と呼ぶのはどういう訳だろうか…。
「小銭の豪放」「往来の事情」などを収録したエッセイ集。
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自殺を決意した一知識人トッド・アンドルーズの一日を追いながら、
ついには自殺の根拠をすら失わざるを得ない窮極的なニヒリズムを、
多層的な語りの手法と
ブラックユーモアで描き、
20世紀後期の最大傑作『酔いどれ草の仲買人』の作者の
記念すべき処女作となった「ニヒリスティック・コメディ」。
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アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す
民族学学者・大生部多一郎はテレビの人気タレント教授。
彼の著書「呪術パワー・念で殺す」は超能力ブー
ムにのって
ベストセラーになった。
8年前に調査地の東アフリカで長女の志織が気球から落ちて死んで以来、
大生部はアル中に。
妻の逸美は神経を病み、奇跡が
売りの新興宗教にのめり込む。
大生部は奇術師のミラクルと共に逸美の奪還を企てるが…。
超能力・占い・宗教。現代の闇を抉る物語。
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現代思想の実践家ネグリは、「ヨブ記」を獄中でいかに読んだのか。
旧約聖書の登場人物であるヨブの生き方を哲学的にテーマ化し、
ヨブの受けている「苦しみ」を「存在論的」に分析する。
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—変革はゆっくりと、だが着実に進んでいる—
ネグリ=ハート(『〈帝国〉』『マルチチュード』)以降の最重要人物が
ついにここに
ベールを脱ぐ。
現在、10ヶ国語への翻訳が進行中の当書は、
今後、思想の〈語り口〉を一変させるほどの力を持っている。
この11月には初の来日を果たし、
早くも各紙(誌)からの依頼が続々舞い込む
グレーバーの盟友・高祖岩三郎による初邦訳。
アナーキズム&人類学の結合から生み出される、
どこまでも
ポジティヴな世界観。
アナーキズム、そして人類学の実践が明らかにするのは、近代以前の「未開社会」と呼ばれる世界が、実はより高度な社会的企画(プロジェクト)によって形成されているという事実である。真の民主主義的な世界の構築に向けて。
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舞台はアメリカ南部の大富豪の家。
一家の主は、癌で余命いくばくもない。
この家の次男ブリックの妻マギーは、
同性愛の愛人を失ってから酒びたりの生活を送
る夫の愛を
取り戻そうと必死だった。
また、長男グーパー夫婦は、父の病状を知って、
遺産相続を有利に運ぼうとしていた。
—父の誕生日に集まった二組の夫
婦、
母親らの赤裸な性と愛と欲を描くウィリアムズの傑作戯曲。
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芥
川は殉教者の心情や、東西の異質な文化の接触と融和という課題に興味を覚え、
近代日本文学に“切支丹物”という新分野を開拓した。
文禄・慶長ごろの口語文
体にならったスタイルで、
若く美しく信仰篤い切支丹奉教人の、
哀しいが感動的な終焉を格調高く綴った名作『奉教人の死』、
信仰と封建的な道徳心との相剋に
悩み、
身近な人情に従って生きた女を描く『おぎん』など、11編を収録。
芥川 龍之介 -Wikipedia
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風の強いとある冬の晩、館に妙な奴が闖入(ちんにゅう)してきた。
そいつは声をかけても応答せず、壁に向かって鼻を押しあて、
ただ黙って立つばかり。
翌朝
からは、大喰らいで皿まで食べる、蓄音機の喇叭(らっぱ)をはずす、
眠りながら夜中に徘徊、本を破る、家中のタオルを隠すなどの、奇行の数々。
でもどうい
うわけか、一家はその客を追い出すふうでもない。
アメリカ生まれの異色のアーティスト、エドワード・ゴーリーによる、
1957年初版の人気の絵物語。
なんといっても、「うろんな客」の姿形がチャーミングで、忘れがたい。
とがった顔に短足。
お腹がふくらみ、重心が下にある幼児型が、稚拙な仕草をほうふつさせる。
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1960年に処女作を発表後、
精力的にサディズムとジャズに彩られた怪作映画を作り続ける
スペインの怪人監督ジェス・フランコ。
世界中に熱狂的なファンをもつジェス・フランコの人生から全作品まで、
すべてを書きつくす。
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なぜ文明は衝突しなければならないのか、
9・11が完成させたポストモダンな世界とはなにか。
文学研究の最先端から、
ポスト歴史主義とアイデンティティを批判しながら、
現代アメリカの文学、芸術、思想を縦横無尽に批評する。
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夢と狂気と倦怠に支配された砂漠のリゾート、
ウァーミリオン・サンズには、
詩人や芸術家、映画スターや富豪が群れつどう。
彼らは、住人の心を反映して自在
に姿を変える向心理性の家で暮らし、
音響彫刻や歌う草花を愛好していた。
晴れた日には、砂上ヨットで砂鰾狩りや
雲の彫刻を見物にラグーン・ウエストへと出
かける。
そこではコーラルDの雲の彫刻師たちが、
色とりどりのグライダーで飛びまわり、
白い積雲に一角獣や美しい映画女優の肖像を刻んでいるのだ…。
イギ
リスSF界の鬼才バラードが、
エキゾティックなリゾートを舞台に奔放な想像力と華麗な筆致で描く連作短篇集。
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ここには「旅」につきものの小洒落たフロ・メシ情報も、ワビサビ空間もない。
むしろ醜悪・珍奇、ガイドブックにさえ紹介されない
珍スポットばかりが詰め込まれている。
怪しい宗教スポット、意味不明のテーマパーク…
でも、このスッピンの乱れ顔こそが、いまの日本なのだ。
本当の秘境は君のすぐそばにあるってこと!北陸から沖縄まで、
とっておきの珍名所、西日本編165物件。
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