J-3:(ジャンル)フランス文学

『悲しみを聴く石』アティーク ラヒーミー (著)

せまくて何もない部屋に、戦場から植物状態となって戻った男が横たわる。
その傍らで、コーランの祈りを唱えながら看病を続ける妻。
やがて女は、快復の兆しを見せない夫に向かって、
自分の悲しみ、疼き、悦びについて、
そして誰にも告げたことのない罪深い秘密について語り始める。
夫は、ただ黙ってそれを聞き、時に、何も見ていないその目が、
妻の裏切りを目撃することになる--
 原題の「サンゲ・サブール」とは、ペルシア語で「忍耐の石」。
その石に向かって、人には言えない苦しみや悲しみを打ち明けると、
石はそれをじっと聞き、言葉や秘密を吸い取り、ある日、粉々に打ち砕ける。
その瞬間、人は苦しみから解放されるという、ペルシアの神話からとられている。
 著者はフランスに亡命したアフガニスタン出身の映像作家・小説家。
初めてフランス語で綴った本作は、
デュラスやサルトル、ベケット、ヘミングウェイを彷彿させると評され、
いきなりフランスの文学賞最高峰ゴンクール賞を受賞。
はたして、石は砕けるのか、悲しみは消え去るのか。
圧倒的なラストまで読者の瞬きを許さぬ衝撃作。

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『 シーシュポスの神話』 カミュ (著)



神々がシーシュポスに科した刑罰は大岩を山頂に押しあげる仕事だった。
だが、やっと難所を越したと思うと大岩は突然はね返り、
まっさかさまに転がり落ちて しまう。
—本書はこのギリシア神話に寓してその根本思想である
“不条理の哲学”を理論的に展開追究したもので、
カミュの他の作品ならびに彼の自由の証人と しての
さまざまな発言を根底的に支えている立場が明らかにされている。

アルベール・カミュ - Wikipedia



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『四人の兵士』 ユベール マンガレリ (著)

極限状態で呼び合う無垢な魂
1919年、第一次大戦終結直後。
ロシア赤軍の兵士たちは、敵兵に追われ国境近くの森に逃げ込む。
そこで偶然巡り合った四人の若き兵士
──語り手であるベニヤ、頭の回転の速いリーダー格のパヴェル、
力持ちでちょっとおつむの弱いキャビン、慎み深くやさしい眼差しのシフラ
──は、極寒の地で生き延びるため、一緒に小屋を建て共同生活を営むようになる。
過酷な状況下、サイコロ遊びに興じたり、わずかなお茶を分け合ったりと、
四人はささやかな日常の喜びを共有し、しだいに絆を深めていく。
やがて春が訪れ、四人は森をあとにする。
しかし、今度は飢えの苦しみに襲われる。
そこへ、戦争孤児であるエヴドキン少年が仲間に加わる。
ただひとり読み書きのできる少年は、いつからか日々の生活を記録し始める。
彼らが愛した、美しい秘密の沼のことを、
またそこでキャビンが魚を捕ったことを。
彼らがたしかに生きた証を残そうと、少年は必死にノートに書きつづる。
一方、飢えは限界に近づき、いつ敵兵に襲われるともわからない生活。
破滅は一歩一歩近づいていた......。
メディシス賞受賞作。

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『舌の先まで出かかった名前 』(パスカル キニャール (著)






地獄はどこにある?仕立屋ジューヌと愛する妻コルブリューヌ。
冥界の領主との約束は果たして守れるのか—。
忘れることの恐怖を主題に、人間存在の深淵を抉りだした、
現代フランス文学の鬼才による美しい愛の物語。
忘却と記憶、顔と言語、無意識と欲望を根源的に考察する
哲学的エッセイ「メドゥーサについての小論」を併載。




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『ヴュルテンベルクのサロン』 パスカル キニャール (著)






ドイツとフランス、父と母、現在と過去、音と光、友情と裏切り、男と女…。
主人公シャルルは親友とその妻との三角関係に悩み、ひたすら17世紀の音楽に没頭していく。
鬼才キニャールが現代に甦らせる絢爛たるバロック小説。




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『シャンボールの階段 』パスカル キニャール (著)





パリ、ローマ、フィレンツェ、ロンドン、東京、
失われた名前を求めて世界を飛び回るミニチュア蒐集家と女たちとの官能的な世界。
現代フランス文学の鬼才が放つ、ゴンクール賞候補となったアルカイックな幻想小説。*

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『 地獄の季節 』ランボオ (著)



16歳にして第一級の詩をうみだし、
数年のうちに他の文学者の一生にも比すべき文学的燃焼をなしとげて
彗星のごとく消え去った詩人ランボオ (1854‐91)。
ヴェルレーヌが「非凡な心理的自伝」と評した散文詩『地獄の季節』は
彼が文学にたたきつけた絶縁状であり、
若き天才の圧縮された文学的生涯のすべてがここに結晶している。


アルチュール・ランボー - Wikipedia



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『辺境の館』 パスカル キニャール (著)




私を欲しがっているくせに、肝心なものが萎えている。
私の夫の友人だと言っておきながら、実は卑怯な人殺し。
瞼が重いのは、冥界が呼ぶのを感じているから…。
17世紀リスボン屈指の美女・ルイーザの壮絶な復讐譚。



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『 あなたまかせのお話 』レーモン クノー (著)



三つの元気なお豆さんの話を聞きたいかい?…
聞きたくないなら、話はこれでおしまい。
人を喰った異色短篇からユーモアあふれる実験作品まで。
『地下鉄のザジ』のレーモン・クノーによる
軽やかな言語遊戯がつまった本邦初の短篇集。


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『 レーモン・ルーセルの謎—彼はいかにして或る種の本を書いたか』 岡谷 公二 (著)




ダダイスト、シュルレアリストの盲目的な崇拝を受け、
ミシェル・フーコーを熱狂させ、
渋沢龍彦、寺山修司らの偏愛を受けたフランスの作家レーモン・ルーセル。
彼の奇矯な生涯、奇妙な創作術、夢幻的な綺想世界を、
近年発見された膨大な新資料を交えて論じ、
孤独な言語機械ルーセルを浮き彫りにする。

岡谷公二 - Wikipedia


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『ローマのテラス』 パスカル キニャール (著)





誰しも自分の沈むべき夜のかけらを追っている-。
17世紀欧州を放浪する銅版画家の腐食版画にかける信念と妄執、
激しい恋の遍歴を情動溢れる筆致で刻みつけた物語。
2000年度アカデミー・フランセーズ小説大賞受賞作。





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『アルブキウス 』パスカル キニャール (著)






古代の神々はすでに死に絶え、キリストはまだ現われず、
ただ人間だけが存在した、紀元前1世紀の古代ローマ。
現代の都市にも似た、猥雑で喧騒の渦巻くローマの街を舞台に、
美しく残酷な物語を書き続けた男がいた—その名はアルブキウス。
風変わりな作家の生涯を縦糸に、荒々しい人間の葛藤劇を復元し、
目も眩むエロティシズムの魅力溢れる小説となした、現代フランス文学の最前線にして超古典的な傑作。




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『 主婦マリーがしたこと』 フランシス スピネル (著)





1943年6月、パリ。マリー・ルイーズ・ジローは、
数多くの堕胎手術を施したとがで、国家裁判所から死刑の判決をくだされた。
40代の主婦マリーは、
ひょんなことから望まない妊娠をして苦しんでいる隣人の堕胎に手を貸した。
これが悲劇のはじまりだった。
なぜ、彼女は堕胎で死刑になったのか—。



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『 これで、おしまい』 マルグリット デュラス (著)






「彼女は眠りながら、その愛と喜びとをかかえたまま、いともおだやかに亡くなった…」。
96年3月3日、81年の生涯を閉じた女流作家デュラスの最後の作品。


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『 ことばたち』 ジャック プレヴェール (著)






ジャック・プレヴェールは愛の詩人だった。
しかしなによりもまず自由と友愛の詩人であり、徹底した反権力の詩人だった。
あらゆる抑圧や戦争や破壊に反対し、
常にその犠牲になる子どもや女性、貧しい人々、動物や木々の味方でありつづけた。
「枯葉」「天井桟敷の人々」の詩人・脚本家の代表作の全訳。


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『 ある秘密』 フィリップ グランベール (著)






父さんと母さんは何か隠してる…。
ひとりっ子で病弱なぼくは、想像上の兄を作って遊んでいたが、
ある日、屋根裏部屋で、かつて本当の兄が存在していた形跡を見つける。
1950年代のパリを舞台にした自伝的長篇。



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『 悪魔のような女たち』 ジュール・バルベー ドールヴィイ (著)





若い陸軍士官と高貴玲瓏たる美女アルベルトの秘密の逢瀬をまつ戦慄の結末、
パリの〈植物園〉の檻の前で、
獰猛な豹の鼻面をぴしりと黒手袋で打つ黒衣の女剣士オートクレールの凄絶な半生、
みずから娼婦となってスペインの大貴族の夫に復讐を図る
麗しき貴婦人シエラ=レオネ公爵夫人…。
華麗なバロック的文体で描かれた六篇の数奇な物語を、魅力あふれる新訳でおくる。




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『 さまよえる影 』パスカル キニャール (著)





人間は起源を忘れて彷徨する影だ—。
忘れられた歴史への洞察と物語の断片を結晶化させ、
世界への祈りへと到達する、畏怖すべき思考の軌跡。
仏読書界に衝撃を与えたゴンクール賞受賞作品。




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『プラットフォーム』 ミシェル ウエルベック (著)




男ミシェル、41歳独身。
父が殺された。
けれど不思議と悲しみが湧かない。
女ヴァレリー、28歳。
旅行会社のエリート社員。
思春期に他人への関心を失った まま成長した。
南国タイで、二人は出逢う—何気ない運命のように。
原始的な性の息づく彼の地での洗練された愛撫は二人を感動させる。
なにかが変わる。
パリ に戻り、二人は再会する。
与え合う性と補い合う生の出逢いは、
枯れ果てた人類にもささやかな幸せをもたらすかに見えた。
おそらく人生初めての安らぎが、二 人に訪れようとしていた…。


ミシェル・ウエルベック -Wikipedia

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『 フランドルへの道』 クロード・シモン (著)





はてしなく降りつづく戦場の雨、あでやかな競馬大会、ずぶぬれにもつれあった情事…。
「戦争とセックス」の記憶が、豊潤な言葉のフィールドに疾駆する!
「新しい小説」の記念碑。66年初版刊の新装復刊。



クロード・シモン - Wikipedia

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『 人工楽園』 ボードレール (著)



  酒、ハッシシ、阿片。
現実から遠ざかる手段として十九世紀の文人たちを魅了。
象徴派の巨人が神をも恐れぬ陶酔と覚醒のなかで、
その効果と害毒を冷徹に見つめる。禁断の麻薬白書。

シャルル・ボードレール - Wikipedia

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『踏みはずし』 ミシェル リオ (著)




  財界の大物のスキャンダルをつかんだジャーナリストの前に、暗殺者が現われた。だが、歴史書を愛読し、哲学的なセリフを口にする殺し屋は、
ある条件と引換えに、ジャーナリストの妻と娘の写真を要求する。
独特の静謐なスタイルでつづられる小説世界。    


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『ムッシュー・テスト』 ポール ヴァレリー (著)




若き日の内的危機から構想された「ムッシュー・テストと劇場で」.
作者の分身エドモン・テストを巡る思索は生前,
手紙・日記など5篇刊行されたが,特異な 連作小説は生涯書きつがれた.
瞬間の思考をいかに捉え,分析し記述するか.
自己と向き合う鏡の如き装置=小説を通じて強靱な頭脳は何をなしたか.
唯一の小 説集を決定版新訳で.

ポール ヴァレリー -Wikipedia




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『並には勝る女たちの夢』 サミュエル ベケット (著)




ダブリン、パリ、ウィーンと、
多感な若き芸術家ベラックワがドタバタと駆け抜けてゆく。
彼の行く先ざきでは、アヴァンギャルドの風が吹き、
ペダンチックな 恋が爆発する! —
—その半自伝的内容ゆえ「死後しばらくするまで」出版が禁じられていた、
ベケットの幻の処女長編小説、ついに邦訳刊行なる。



サミュエル ベケット -Wikipedia




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『革命のメッセージ アントナン アルトー (著)


ヨーロッパの病を見つめ続けたアルトーは、
インディオの文明を継承しつつも革命を体験したメキシコという異世界で、
メキシコの大地を発見し、その延命すべ き道を「文化革命」として提唱する。
「精神と物質」の二元論を糾弾し、知の毛細血管を拡張させる、
3つの講演と現地の新聞に書いたテクスト集。



アントナン・アルトー -Wikipedia


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『勝負の終わり・クラップの最後のテープ 』サミュエル ベケット (著)



今世紀を代表する劇作家サミュエル・ベケットの代表戯曲選集。
これまでの全集版に大幅な改訂訳を行ない、
最新のベケット研究に基づいて新たに注・解題を付した決定版である。
【全巻内容】
1 ゴドーを待ちながら
2 勝負の終わり/クラップの最後のテープ
(勝負の終わり・
 クラップの最後のテープ・
 行ったり来たり・
 わたしじゃない・
 あのとき)
3 しあわせな日々/芝居
(しあわせな日々・
 芝居・
 言葉と音楽・
 ロッカバイ・
 オハイオ即興劇・
 カタストロフィ)



サミュエル ベケット -Wikipedia




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『カルメル修道会に入ろうとしたある少女の夢』 マックス エルンスト (著)


  『百頭女』につづくコラージュ・ロマンの傑作。
エルンストによる詩的自伝、コラージュ論を併録。




M・エルンスト -Wikipedia



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『百頭女』 マックス エルンスト (著)




  惑乱、私の妹、百頭女。

エルンストの夢幻世界、コラージュ・ロマンの集大成。
今世紀最大の奇書、待望の文庫化。



M・エルンスト -Wikipedia



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『初恋/メルシエとカミエ 』サミュエル・ベケット (著)




  「ゴドーを待ちながら」の原形である「メルシエとカミエ」と、
抒情性あふれる「初恋」を収録。創作の秘密を明かす2作品。71年刊の新装復刊。



サミュエル ベケット -Wikipedia




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『演劇とその分身 』アントナン アルトー (著)



  バリ島演劇に触発されたアルトーが、
ヴァーチュアル・リアリティ論の先駆け「錬金術的演劇」を語り、
五感を揺るがす「残酷演劇」を宣言する。
『演劇とその形而上学』を全面新訳・改題。生誕百年記念出版。



アントナン・アルトー -Wikipedia





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『蹴り損の棘もうけ 』サミュエル・ベケット (著)



  1934年の出版後、作者が長期にわたって再版を許さず、
今日までベケット作品中第一級の稀覯本とされてきた短編小説集。
諷刺とユーモア、過剰な衒学趣味が全編を覆う。



サミュエル ベケット -Wikipedia




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『わが魂の告白 』ジャン コクトー (著)



阿片中毒で入退院を繰返していたコクトーは、
やがて神への信仰に救いを求めるようになるが…。
友人の宗教家に宛て、信仰への動機や自らの芸術観、心情を切 々と綴った、「ジャック・マリタンへの手紙」。
作品集「療養所」より、一種異様な美を放つデッサンを加え、
堀口大学渾身の訳でおくる、『阿片』の姉妹篇と もいうべき一冊。




ジャン・コクトー -Wikipedia





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『鳥刺しジャンの神秘 』ジャン コクトー (著)



  「鏡は死が出入りする扉です」デッサンの中に編み込まれた詩人の断章。
一人の人間が鏡の中の自分と向き合うとき、
その孤独が決定づけた作品の存在様式。
ラディゲと死別した悲嘆の中、1925年に限定130部で出版された、
たったひとつのジャン・コクトー連作自画像集。    




ジャン・コクトー -Wikipedia





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『海に住む少女』シュペルヴィエル (著)



「海に住む少女」の大海原に浮かんでは消える町。
「飼葉桶を囲む牛とロバ」では、
イエス誕生に立ち合った牛の、美しい自己犠牲が語られる。
不条理な世界の なかで必死に生きるものたちが生み出した、
ユニークな短編の数々。
時代が変わり、国が違っても、ひとの寂しさは変わらない。

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『女中たち バルコン 』ジャン ジュネ (著)



パリ郊外で実際に起きた惨殺事件をもとに、
盗むように密やかに繰り広げられてゆく「女中たち」。
革命の嵐吹き荒れるさなか、マダム・イルマの娼館につどう
SMプレイの虜たちが幻影を織りなしてゆく「バルコン」。
同性愛文学の泰斗ジャン・ジュネによる、
エロティックでスキャンダラスな代表傑作戯曲集。



ジャン ジュネ -Wikipedia


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『帝国の建設者』ボリス・ヴィアン(著)


〈戯曲集〉単なる風刺や諧謔の域を超えたヴィアンのユニークな戯曲の世界—
—晩年の傑作とされる表題作ほか、
一幕喜劇「メドゥーサの首」「最高の職業」など、
多様な劇作五本を本邦初訳で収録!


ボリス・ヴィアン-Wikipedia

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『ガミアニ』 アルフレッド・ド ミュッセ (著)



貴紳淑女の集う舞踏会の夜。
宴の女あるじはガミアニ伯爵夫人。
謎めいた噂につつまれる妖艶な美女である。
夜更けの雨に降りこめられた若く淑やかな令嬢 ファーニーは、
夫人の館で一夜を過ごすことになり、その寝室に誘いこまれる。
ところが、そこにはすでに、
夫人の魅力にひきよせられた青年アルシッドが身を ひそませていた。
その目の前で、いましも狂乱の一夜がくりひろげられる…。
フランス・ロマン主義最大の詩人にして、
女性心理描写の名手ミュッセの才筆が冴 えに冴える性愛小説の傑作。


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『また終わるために 』サミュエル・ベケット (著)




  二つの言語で書くベケットはまた、
寒々とした生の現実を不可思議なおかしみとして描く。
自身の内部に響いている幾つもの声・思考の呟きを聞く。



サミュエル ベケット -Wikipedia




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『母の家で過ごした三日間』 フランソワ・ヴェイエルガンス (著)


  本書は、新聞各紙で予告されつつ何年も刊行されなかった、曰く付きの小説。
 主人公は、前金に手をつけながら、
もう何年も書きあぐねている 作家フランソワ・ヴェイエルグラッフ59歳。
これといった成果も出せず、
最愛のママンに胸を張って会いに行くこともできない。
その言い訳が、ほぼ全編にわ たって延々書き連ねられている。
が、しかし、それはもう言い訳などというものを軽く通り越して、
一種の「芸」にまで高められているのだ。
卓越した淀みない 話術によって、話は家族の甘い追憶から、
犬やオウムや大蛇の話、旅の話や文学談義、色っぽい話、
さらに猥談へと縦横無尽に脱線していく。
その滑らかさ、雄 弁さ、馬鹿馬鹿しさたるや、お見事と言うほかない。
 そしていつしか妄想が妄想を生み、
主人公の脳内ワールドは複雑な様相を呈していく。
<書けな い作家>のヴェイエルガンスが<書けない作家>ヴェイエルグラッフを
生み、そのヴェイエルグラッフの頭の中から、
またしても<書けない作家> グラッフェンベルグが出現し、
さらに......という具合に、
マトリョーシカ人形さながらに書けない作家の苦悶が
幾重にも変奏されていくのだ。
気をつけ なければ、読者はもう誰が誰だかわからなくなってしまうかもしれない。
でもご心配なく。
それこそが、主人公にとっての<リアルな世界>なのだから。
本国フ ランスにおいて、ウエルベックやトゥーサンを抑え、
2005年ゴンクール賞を受賞した、笑いと涙の<超>自伝的小説。

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『嘘つき男』 コルネイユ



法律の勉強から逃げ出しパリへ舞い戻ってきた貴族の息子ドラントが,
美しい婦人をなんとか手に入れようと大法螺,
言い逃れ,取り繕いの才能を披露する恋愛 劇『嘘つき男』.
家出息子の父親が,洞窟の暗闇に魔術師の出してみせた,
波瀾万丈の息子の幻想を見守る『舞台は夢』.
古典劇作家コルネイユ(1606- 84)代表喜劇を収録.

コルネイユ -Wikipedia

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『貝殻と牧師—映画・演劇論集 』 アントナン アルトー (著)



1920~30年代、すでに銀幕にも舞台にも出没していたアルトーは、
現実に接続した世界を観客に与えるべく、
映画「貝殻と牧師」を手がけ、「アルフレッ ド・ジャリ劇場」を創設し、
今日的な感性にも通用する映画・演劇論を語る。
代表的な映画シナリオ作品を網羅。方法としての現実の皮膚との戯れ。

アントナン・アルトー -Wikipedia



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『葬儀 』 ジャン ジュネ (著)



  ジュネの文学作品のなかでも最大の問題作が、
無削除限定私家版をもとに生田耕作の名訳で今甦る。
同性愛行為の激烈な描写とナチス讃美ともとらえかねない
極度の政治的寓話が渾然一体となった夢幻劇小説。    



ジャン ジュネ -Wikipedia


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『いざ最悪の方へ 』サミュエル・ベケット (著)




  ことの始まり、すなわち終りの始まり、終りの終りに視線を定めるベケット。
ベケット最晩年の3作品を収める。



サミュエル ベケット -Wikipedia




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『白書 』 ジャン コクトー (著)



1928年、匿名による秘密出版として限定21部が刊行され、
やがてコクトーであると知れて文壇の噂となる「白書」。
香気漂うホモセクシュアルの告白を、
新鋭のコクトー研究家山上昌子の女性による本邦初訳と、
ジャン・ジュネのために描いたとされる日本未発表作品を含む
デッサン40点を合わせて編纂した、性 の自叙伝、初の単行本化。




ジャン・コクトー -Wikipedia





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『ファルサロスの戦い 』クロード シモン (著)



  少年時代にラテン語で読んだ〈ファルサロスの戦い〉の記憶を軸に、
想像力が飛翔する! 
世界文学を開拓したノーベル賞作家シモンの先鋭的な言語があふれる、
画期的な「歴史」小説。

クロード・シモン -Wikipedia

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『アルベルト・ジャコメッティのアトリエ 』ジャン ジュネ (著)



  表題作のほか、「綱渡り芸人」「レンブラントの秘密」「犯罪少年」など
エッセイ全6編を収録。
詩、小説、戯曲、映画などジャンル横断的な才能を発揮した著者の、
作家としての変貌の形を決定した期間に書かれたものをまとめる。



ジャン ジュネ -Wikipedia


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『エレウテリア(自由) 』サミュエル ベケット (著)



舞台はパリにあるクラップ家の居間。
夫妻の悩みの種である息子ヴィクトールの無気力な生活態度をめぐり、
とりとめのない会話が続く。
この作品は『ゴドー を待ちながら』の先行作で、
ベケットが、生前、出版・上演を拒否した幻の処女戯曲。3幕。
エレウテリアとはギリシア語で「自由」を意味する。

サミュエル ベケット -Wikipedia




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『怖るべき子供たち 』ジャン・コクトー (著)



  未開なそして新鮮な、善悪を識別することの出来ない子供たちの本体は、
ちょうど阿片の場合に似ている。
同性愛、盗み、虚偽、毒薬、百万の富を濫費する無目的な混乱の中に
子供達の官能が露出している。




ジャン・コクトー -Wikipedia





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『北京の秋』ボリス・ヴィアン(著)



砂漠のど真中に一大鉄道をつくる―
―地表のいずこかに存在し、また存在しない国エグゾポタミーに展開する、
すべてが独創的、あまりにも繊細で美しい現代のアリスの国の物語。
ヴィアンの最高傑作

ボリス・ヴィアン-Wikipedia

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『マーフィー 』サミュエル ベケット (著)



ダブリンとロンドンを舞台に、
外的世界にうごめく異形の者たちに追跡され、
自己の精神の小宇宙のなかに生きようとする人物の悲喜劇を描いた、
ベケット文学の原点となった長編小説。

サミュエル ベケット -Wikipedia




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『大胯びらき 』ジャン コクトー (著)



  『大胯びらき』とは、ポピュラーな舞踊上の術語で、
胯が床につくまで両脚を広げること。
だがこの小説では、少年期と青年期のあいだの“大きな距離”を暗示している。
死と青春を描く表題作の他、渋沢訳の戯曲を集めた傑作集。    

ジャン・コクトー -Wikipedia



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『泥棒日記 』ジャン・ジュネ (著)



言語の力によって現実世界の価値をことごとく転倒させ、
幻想と夢魔のイメージで描き出される壮麗な倒錯の世界。 ―
―裏切り、盗み、乞食、男色。父なし子として生れ、
母にも捨てられ、泥棒をしながらヨーロッパ各地を放浪し、
前半生のほとんどを牢獄におくったジュネ。
終身禁固となるところをサルトルらの運動によって特赦を受けた怪物作家の、
もっとも自伝的な色彩の濃い代表作。

ジャン ジュネ -Wikipedia


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『生と死の間 』 ナタリー・サロート (著)



  タイプライターを叩き、言葉と挌闘する作家志望の「ぼく」は、
どうすれば小説で名声を得られるのか?
全編を自由間接話法でつらぬき、
「意識の流れ」という文学的手法の極限を示した金字塔。
71年刊の新装復刊。


ナタリー・サロート -Wikipedia

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『覗くひと 』アラン ロブ=グリエ (著)




時計の行商をするために生まれ育った離島にやってきたマチアスは、
直前ヴィオレットという若い女性を殺していた
—外界とマチアスの意識との有機的な関係 を、
事物そのものに迫る数学的にまで昇華された文体で描くことによって、
青年の荒廃した深層心理をうかび上らせたヌーヴォー・ロマンの傑作。

アラン ロブ=グリエ -Wikipedia


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『死の色はみな同じ』ボリス・ヴィアン(著)


兄と称する黒人が現われた時から、
白い肌のダンは、愛する白人の妻を抱けなくなり、
傷ついた野獣のように追いつめられていった……
黒い血への怯えが生む狂った犯罪をスピーディに描く!

ボリス・ヴィアン-Wikipedia


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『ブレストの乱暴者 』ジャン ジュネ (著)



霧のたちこめる港町ブレストで非情の殺人を犯す水夫クレル。
その瓜二つの弟ロベールと、
彼ら二人を愛する淫売屋のおかみリジアーヌを巻き込み、
展開されて ゆく「分身」たちの輪舞。
そこでは、愛と裏切りが奇蹟的な融合を遂げる!
魔術的とも評される言葉の圧倒的な力で、
サルトルやデリダを驚愕させたジュネの代 表作、
渋沢龍彦の名訳で待望の文庫化。


ジャン ジュネ -Wikipedia


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『ヴェルコカンとプランクトン』ボリス・ヴィアン(著)


パーティで可愛い子ちゃんをものにするには?||
夜ともなればドンチャン騒ぎに明け暮れ、
残り少ない青春を楽しむ明日なき若者たち……
管理社会に痛烈な攻撃の矢を射る現代のカリカチュア!

ボリス・ヴィアン-Wikipedia


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『名づけえぬもの 』サミュエル ベケット (著)



肉体の死のあと暗闇のなかでしゃべり続け、おれはワームに出会った……。
どことも知れぬ薄明の中で語り続ける声。
自分をときあかそうとする語り手は言葉を 重ねるほどに溶け去っていく—
—《小説についての小説》から《言葉についての言葉》にまで遡りつめた
小説三部作の終編。

サミュエル ベケット -Wikipedia




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『マロウンは死ぬ 』サミュエル ベケット (著)



  放浪の生涯のあと死の床に横たわるマロウンは、
所有物の品目と数編の物語を書きつける。
彼の生と物語の生は徐々に収斂されていき、ついに……。
凄絶なユーモアが読者を奇妙な体験に引きずり込む「小説についての小説」。
グロテスクでコミカルな小説三部作の第2部。



サミュエル ベケット -Wikipedia


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『モロイ 』サミュエル ベケット (著)



気がつくと母親の家にいたモロイの意識はすでに崩壊寸前で、
自分の名前も思い出せない。
一方モロイの調査を命じられたモランにも同じ運命が……。
ヌー ヴォー・ロマンの先駆的役割を果たした記念碑的前衛小説。
ノーベル文学賞受賞作家による、文学史に衝撃を与えた小説三部作の第1部。

サミュエル ベケット -Wikipedia



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『ひとつの町のかたち 』ジュリアン・グラック (著)




  1921年から28年まで、
著者がナントの高等学校で寄宿舎生活を送った時期の
その町と彼自身についてを綴る。少年と町。
自分と世界をつくりかえてゆく、創造的なおもいでを生きる旅-。


ジュリアン グラック -Wikipedia

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『山師トマ 』ジャン・コクトー (著)



  十六歳の無邪気な「山師」は全てを欺くことで本能的に身を守っていた。
戦場で自らの死という現実に直面したとき、
自分自身の死さえも欺いてしまう…。
偽りの彼方の真実を描くポエジー・ド・ロマン。

ジャン・コクトー -Wikipedia


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『アンダンの騒乱』ボリス・ヴィアン(著)



謎のバルバランは誰の手に?—
—親子二代にわたる奇妙キテレツな抗争を、
奔放な言語遊戯を駆使しバーレスクふうに描く処女小説! 
訳者による長文のヴィアン伝「すり切れた人生」と著作目録を付す

ボリス・ヴィアン-Wikipedia


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『サーカスが通る 』パトリック モディアノ (著)



  突然の事情聴取、
そこで知り合った若い女性ジゼルの不思議な魅力のとりことなり、
やがて重大な事件に巻き込まれ…。
緊迫感に満ちたミステリータッチ、悲劇的な結末、
モディアノの魅力あふれる作品。*


パトリック モディアノ -Wikipedia

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『革命か反抗か—カミュ=サルトル論争』

歴史を絶対視するマルクス主義を批判し、
暴力革命を否定し、人間性を侵すすべてのものに“ノン”と
言い続けること を説いたカミュ。
彼の長編評論『反抗的人間』の発表をきっかけにして起きた
サルトルとの激しい論争を全文収録。
カミュ、サルトル二人の思想の相違点を知る とともに、
現代における人間の尊厳、自由について考えさせる必読の書。
ほかにF・ジャンソンの二論文を収める。



カミュ-Wikipedia



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『水いらず 』サルトル (著)




性の問題をはなはだ不気味な粘液的なものとして描いて、
実存主義文学の出発点に位する表題作、
スペイン内乱を舞台に実存哲学のいわゆる限界状況を捉えた 『壁』、
実存を真正面から眺めようとしない人々の悲喜劇をテーマにした『部屋』、
犯罪による人間的条件の拒否を扱った『エロストラート』、
無限の可能性を 秘めて生れた人間の宿命を描いた『一指導者の幼年時代』を収録。

ジャン=ポール・サルトル-Wikipedia


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『シラノ・ド・ベルジュラック 』 エドモン・ロスタン



シラノは学者で詩人で軍人で,
おまけに天下無双の剣客だが美男とは言いかねる大鼻の持主.
この豪傑が「考えまいと思うそばから,あの命取りの美しさ」と
秘 かに想いをかける従妹に,
あろうことか同僚の色男から仲をとりもって欲しいと頼まれる…….
十七世紀の実在の人物シラノはロスタンの劇化でフランス一の人 気者となった.

エドモン・ロスタン-Wikipedia

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『彼女たちには判らない 』ボリス・ヴィアン(著)


おれを見ろ、入念に女装したおれの優雅な姿を。
これもあの仮装舞踏会のためなんだ……
まるでスポーツにふけるように麻薬、セックス、ホモ行為に
ふける若者たちの犯罪を描く異色ハードボイルド!

ボリス・ヴィアン-Wikipedia

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『アルゴールの城にて』ジュリアン グラック (著)



1939年に現われたグラックの処女作である本書は、
中世の聖杯伝説や近代の暗黒小説、
ドイツ浪漫派などの伝統とシュルレアリスムとの確乎たる結合をはた して、
ブルトンの絶讃を博したものであり、
一見したところガラスのような透明な文章の下に、
情熱と夢想、欲望と呪縛を隠しもつ戦慄的作品。


ジュリアン グラック -Wikipedia


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『悲しみよこんにちは』フランソワーズ サガン (著)



若く美貌の父親の再婚を父の愛人と自分の恋人を使って妨害し、
聡明で魅力的な相手の女性を死に追いやるセシル……。
太陽がきらめく、美しい南仏の海岸を舞 台に、
青春期特有の残酷さをもつ少女の感傷にみちた好奇心、
愛情の独占欲、完璧なものへの反撥などの微妙な心理を描く。
発表と同時に全世界でベストセラー となり、
文壇に輝かしいデビューを飾ったサガンの処女作である。


フランソワーズ サガン -Wikipedia



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『幸福な死 』カミュ(著)

平凡な青年メルソーは、
富裕な身体障害者の“時間は金で購われる”という主張に従い、
彼を殺し金を奪う。『異邦人』誕生の秘密を解く作品。



カミュ-Wikipedia



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『人狼、クラシックは危険』ボリス・ヴィアン(著)



ヴィアンの死後に刊行された傑作短篇集—
—動物を主人公にして夢幻的世界を創り出した「人狼」、
しゃれた味のSF「クラシックは危険」など、
ブラックな笑いにあふれる異色短篇十一作を収録する


ボリス・ヴィアン-Wikipedia

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『ブラームスはお好き』フランソワーズ サガン (著)



美貌の夫と安楽な生活を捨て、
人生に何かを求めようとした三十九歳のポール。
孤独から逃れようとする男女の複雑な心模様を描く。

フランソワーズ サガン -Wikipedia




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『ある島の可能性』ミシェル・ウエルベック (著)



  「これは僕の最高傑作」と豪語する、ウエルベック渾身の最新長編!
舞台は今から2千年後の未来。
笑いも涙も消えた世界に生きるネオ・ヒューマンが、
21世紀の祖先の自叙伝を読み解くところから、
その愛と生命の物語は始まる『素粒子』に続く、SF的意欲作。


ミシェル ウエルベック-Wikipedia


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『灰色の魂 』フィリップ・クローデル (著)



  凍えるような冬の川辺に浮かんだ美少女の死体。
犯人探しのミステリーに重ねて、冷徹な検察官の恋など、
戦下の小さな町を舞台に絡まりあう人間模様を巧みな展開で描き、
フランス読書界を驚嘆させた哀切きわまりない小説。


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『転落・追放と王国』カミュ(著)




パリでの弁護士生活を捨て、
暗い運河の町・アムステルダムに堕ちてきた男、クラマンス。
彼の告白を通して、現代における「裁き」の是非を問う、
『異邦人』 『ペスト』に続くカミュ第三の小説『転落』。
不条理な現実、孤独と連帯といったテーマを扱った六篇の物語からなる、
最初で最後の短篇集『追放と王国』。
な おも鋭利な現代性を孕む、カミュ晩年の二作を併録。


カミュ-Wikipedia



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『シルトの岸辺 』ジュリアン グラック (著)



中世の都市国家ヴェネツィアをイメージさせる架空の国オルセンナ。
その東方に広がるシルト海を隔てて、敵国ファルゲスタンとは
無為・無策・安逸のうちに、 300年間も対峙し続けている。
物語は、その前線シルトの城砦に「私」が監察将校として赴任するところから、
おもむろに始まる。
しかし、いつしか物語は緊 張をはらみ、密度と速度を増し、
安穏と倦怠の日常は、破局の予感へと高まって行く。
—孤高の作家グラックの独特な香り高い詩的散文体が描き出す、
静謐・精 細な魔術的物語世界。
20世紀フランス文学の傑作長編。原文の香気を見事に映す名訳で贈る。


ジュリアン グラック -Wikipedia

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『ワット 』サミュエル ベケット (著)



  第二次世界大戦末期、ゲシュタポの手から逃れ、
南仏の田舎町に疎開した時に書いた長編小説。
語り得ないものを語ろうとするワットの精神の破綻を
複雑な語りの構造を用いて示した特異な作品。

サミュエル ベケット-Wikipedia


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『三枚つづきの絵 』クロード・シモン (著)



  S字に川の流れる田園風景、雨に濡れた夜の工業都市の裏町、
地中海岸の避暑地のホテル—
—三つの時空間における「肉体関係者たち」が並列的に描かれてゆく。
巧緻きわまりない傑作小説。

クロード・シモン-Wikipedia


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『マノン・レスコー』アベ・プレヴォー (著)



  自分を愛した男にはさまざまな罪を重ねさせ、
自らは不貞と浪費の限りを尽してもなお、
汚れを知らない少女のように可憐な娼婦マノン。

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『ペスト』カミュ(著)

アルジェリアのオラン市で、ある朝、医師のリウーは
鼠の死体をいくつか発見する。
ついで原因不明の熱病者が続出、ペストの発生である。
外部と遮断された孤 立状態のなかで、必死に「悪」と闘う市民たちの姿を
年代記風に淡々と描くことで、
人間性を蝕む「不条理」と直面した時に示される人間の諸相や、
過ぎ去った ばかりの対ナチス闘争での体験を寓意的に描き込み
圧倒的共感を呼んだ長編。

カミュ-Wikipedia



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『はまむぎ』レーモン クノー (著)



  青年時代をシュルレアリスムの激動のなかに過ごしたクノーは、
本書によって独自の原理にもとづく創意あふれる散文世界へ踏み込んだ。
現代小説の新しい形式を用意した先駆的作品。

レーモン クノー -Wikipedia

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『ぼくはくたばりたくない』ボリス・ヴィアン(著)



〈詩、シャンソン、エッセイ集〉
二十の顔をもつ男ヴィアンの多芸多才ぶりの一端を示す傑作アンソロジー
——『凍った哀歌』『テキストとシャンソン』『ジャズ時評』等
の作品集から独自に編集。

ボリス・ヴィアン-Wikipedia

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『額の星・無数の太陽』レーモン ルーセル (著)



  文学的栄光をつかむことなく生涯を終えた孤高の天才・ルーセル。
独自の「手法」を駆使して織りなす言葉と物の奇想天外なスペクタクル。
戯曲「額の星」と「無数の太陽」を収録。

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『素粒子』ミシェル ウエルベック (著)


人類の孤独の極北に揺曳する絶望的な“愛”を描いて
重層的なスケールで圧倒的な感銘をよぶ、
衝撃の作家ウエルベックの最高傑作。
文学青年くずれの国語教師 ブリュノ、
ノーベル賞クラスの分子生物学者ミシェル
—捨てられた異父兄弟の二つの人生をたどり、
希薄で怠惰な現代世界の一面を透明なタッチで描き上げる。
充溢する官能、悲哀と絶望の果てのペーソスが胸を刺す近年最大の話題作。


ミシェル ウエルベック-Wikipedia


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『椿姫 』デュマ フィス (著)


歓楽の生活をなげうち、
真実の恋に生きようとする娼婦マルグリットと青年アルマンとの悲恋の物語。
何ものにも代え難いその恋さえ恋人のために諦めて淋しく 死んでゆく
マルグリットに、作者(1824‐95)は惜しみない同情の涙を注ぐ。
汚土の中からも愛の浄化によって
光明の彼岸に達しうるもののあることを描 き、劇にオペラに一世を風靡した。

デュマ フィス-Wikipedia

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『異邦人 』カミュ(著)




人間らしくホンネで生きていくことって本当は、非常識なことかもしれないな。





母 の死の翌日海水浴に行き、
女と関係を結び、
映画をみて笑いころげ、
友人の女出入りに関係して人を殺害し、
動機について「太陽のせい」と答える。
判決は死刑 であったが、自分は幸福であると確信し、
処刑の日に大勢の見物人が憎悪の叫びをあげて迎えてくれることだけを望む。
通常の論理的な一貫性が失われている男 ムルソーを主人公に、
理性や人間性の不合理を追求したカミュの代表作。

カミュ-Wikipedia



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『脂肪の塊・テリエ館』ギ・ド・モーパッサン (著)


“脂肪の塊”と渾名される可憐な娼婦のまわりに、
ブルジョワどもがめぐらす欲望と策謀の罠―
―鋭い観察眼で人間の本質を捉えた作品。

ギ・ド・モーパッサン-Wikipedia

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『孤独な散歩者の夢想』ルソー (著)



十八世紀以降の文学と哲学はルソーの影響を無視しては考えられない。
しかし彼の晩年はまったく孤独であった。
人生の長い路のはずれに来て、この孤独な散歩 者は立ちどまる。
彼はうしろを振返り、また目前にせまる暗闇のほうに眼をやる。
そして左右にひらけている美しい夕暮れの景色に眺めいる。
—自由な想念の世 界で、自らの生涯を省みながら、
断片的につづった十の哲学的な夢想。

ルソー-Wikipedia

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『サン=ジェルマン=デ=プレ入門』ボリス・ヴィアン (著)



戦後のパリの穴倉で、飲んで、踊って、愛し合う…
サルトル、ボーヴォワール、カミュ、メルロ=ポンティ、
コクトー、ピカソ、クノー、プレヴェール、ツァ ラ、
ブルトン、アルトー、ジュネ、グレコ、バディム、
エリントン、マイルス…そしてヴィアン!
総勢500名にも及ぶ有名・無名の登場人物とともに、
戦後の パリを彩ったサン=ジェルマン=デ=プレの狂躁の日々が甦る。


ボリス・ヴィアン-Wikipedia

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『シーシュポスの神話 』カミュ (著)



神々がシーシュポスに科した刑罰は大岩を山頂に押しあげる仕事だった。
だが、やっと難所を越したと思うと大岩は突然はね返り、
まっさかさまに転がり落ちて しまう。
—本書はこのギリシア神話に寓してその根本思想である“不条理の哲学”を
理論的に展開追究したもので、
カミュの他の作品ならびに彼の自由の証人と してのさまざまな発言を
根底的に支えている立場が明らかにされている。

カミュ-Wikipedia



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『ロベルトは今夜 』ピエール・クロソウスキー (著)



自宅を訪問する男を相手かまわず妻ロベルトに近づかせ、
不倫の関係を結ばせて客人のもてなしに供する“歓待の掟”に
魅せられた夫オクターヴ。
原罪と自己超 越を追求する行為の果てには何が待っているのか。
一九五四年に発表され、
今なおその衝撃的な内容に論議が尽きない哲学小説、待望の文庫化。


ピエール・クロソウスキー-Wikipedia


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『ぼくの命を救ってくれなかった友へ 』エルヴェ ギベール (著)



エルヴェ・ギベール・フランス文学の将来を担う気鋭の作家だったが、
エイズに感染、絶望の中、残酷な病と闘う自分自身の姿、
同性愛、M.フーコー、女優 I.アジャーニとのスキャンダラスな関わり—
一切合切をさらけ出して書き、
フランス中に衝撃を与えたのがこの作品である。
1991年12月、36歳の誕生 日の直後にギベールは死去。
翌92年本書は日本でも単行本として刊行、
一大センセーショナルを巻き起こし、彼の死を悼む声が殺到した。


エルヴェ ギベール-Wikipedia

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『破壊しに、と彼女は言う』マルグリット デュラス (著)


狂人たちが集うホテルの1室を舞台に
4人の登場人物が繰り広げる言葉の極限状況。
やがて明らかにされる放浪の民の悲劇、
18歳の少女の内に秘められた凶暴 な野性の目覚め…。
「『破壊しに』には10通りの読みかたがある」
とデュラス自身が語るように、
本書は小説とも戯曲とも映像作品ともつかぬ、
一種異様な〓 @50FCりに満ちた破壊と無秩序への呼びかけである。                                                      


マルグリット デュラス -Wikipedia


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『超現実主義宣言』アンドレ ブルトン (著), 生田 耕作 (翻訳)



  二十世紀が生んだ最大の思想、
芸術革命であったシュルレアリスム(超現実主義)。
この理論家・実践家・指導者であったA・ブルトンの
歴史的マニフェストを生田耕作の名訳で復刊。

アンドレ ブルトン-Wikipedia
生田 耕作 -Wikipedia

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『リンさんの小さな子』フィリップ クローデル (著)



戦禍の故国を遠く離れて、
異国の港町に難民としてたどり着いた老人リンさんは、
鞄一つをもち、生後まもない赤ん坊を抱いていた。
まったく言葉の通じないこ の町の公園で、
リンさんが知り合ったのは、
妻を亡くしたばかりの中年の大男バルクだった。
ところが…。
現代世界のいたるところで起きているに違いない悲劇 をバックにして、
言語を越えたコミュニケーションと、
友情と共感のドラマは、
胸を締め付けるラストまで、
一切の無駄を削ぎ落とした筆致で進んでゆく。
ベス トワン小説『灰色の魂』の作者が、
多くの読者の期待にこたえて放つ傑作中篇。
フランスと同時に刊行される最新作。

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『心変わり』ミシェル・ビュトール(著)

きみ」は早朝の列車に乗り込む.
ローマに住む愛人と離婚してパリで同棲しようと申し出るために.
2人で探索したローマの遺跡群をはじめ,
さまざまな楽しい 期待や思い出が車中の「きみ」に浮ぶ.
だが,旅の疲労とともに決意は暗く変わり… 
1950年代フランス文壇に二人称の語りで颯爽と登場したルノードー賞 受賞作.

ミシェル・ビュトール-Wikipedia


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『闘争領域の拡大』ミシェル ウエルベック (著)



闘争領域。
それはこの世界、自由という名のもとに繰り広げられる資本主義世界。
勝者にとっては快楽と喜びが生まれる天国、
敗者にとってはすべて苦しみ、容 赦ない攻撃が続くシビアな世界。
日々、勝者か敗者かの人生が揺れている微妙な三十男の「僕」と、
生まれついての容姿のせいで女に見放されている、
完全な敗 者のティスラン。
彼らにとって人生は苦々しく、欲望はときに拷問となる。
そんなふたりが出会ったとき、奇妙で哀しい、愛と人生の物語が生まれる—。
現代フ ランス文壇で類を見ない才能を放つウエルベックの、
若き哲学が爆発した初期の傑作小説。



ミシェル ウエルベック-Wikipedia


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『死霊の恋・ポンペイ夜話』ゴーチエ (著), 田辺 貞之助 (著)



フランス文学の魔術師テオフィル・ゴーチエ(一八一一—七二)の
傑作短篇五篇を選び収める.
ヨーロッパでもっとも傑れた吸血鬼小説の一つと賞される「死霊 の恋」,
青年のよせる烈しい思慕に古代ポンペイの麗人が甦える「ポンペイ夜話」など,
いずれも愛と美と夢に彩られたあでやかな幻想の世界へと読者をいざな う.



テオフィル・ゴーチエ-Wikipedia

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『潜水服は蝶の夢を見る 』ジャン=ドミニック ボービー (著), 河野 万里子 (翻訳)


すべての自由を奪われても魂の叫びは消せない。
難病LISに冒され、すべての身体的自由を奪われた『ELLE』編集長。
瞬きを20万回以上繰り返すことだ けで、この奇跡の手記は綴られた。
愛する人たちや帰らぬ日々への想いが、魂につきささる。
生きるとはこれほどまでに、切なく、激しい。

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『アフリカの印象 』レーモン・ルーセル (著), 岡谷 公二 (翻訳)

ブルトンが「現代における最も偉大な催眠術師」と呼んだルーセルの代表作。
チターを弾く大ミミズ、仔牛の肺臓製レールの上を滑る奴隷の彫像、
人取り遊びをする猫……

熱帯アフリカを舞台に繰り広げられる奇想の一大パノラマ。

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『人間の土地 』サン=テグジュペリ (著), 堀口 大学 (著)

“我慢しろ……ぼくらが駆けつけてやる!……
ぼくらのほうから駆けつけてやる! ぼくらこそは救援隊だ!”
サハラ 砂漠の真っ只中に不時着遭難し、渇きと疲労に打克って、
三日後奇蹟的な生還を遂げたサン=テグジュペリの勇気の源泉とは……。
職業飛行家としての劇的な体 験をふまえながら、
人間本然の姿を星々や地球のあいだに探し、
現代人に生活と行動の指針を与える世紀の名著。

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『マルドロールの歌』ロートレアモン (著)


  神への反逆、そして人間への愛とそれゆえの憎悪…。
1860年代に書かれ、その驚嘆すべき美の比喩と反文学的な言葉の羅列で
大反響を呼んだ若き詩人の散文詩。

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『さかしま』J.K. ユイスマンス (著), 渋澤 龍彦 (翻訳)




  「生産」を至上の価値とする社会に敢然と反旗を翻し、
自らの「部屋」に小宇宙を築き上げた主人公デ・ゼッサント。
渋沢龍彦が最も愛した翻訳が今甦る。    

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『ヘリオガバルスまたは戴冠せるアナーキスト 』アントナン アルトー (著)


ローマの美少年皇帝ヘリオガバルスの破滅的(アナーキー)な生涯を、
アルトーは詩的に演劇的に魔術的に、自身の言葉で語り尽くしてゆく。
アルトー生誕 100年、著作集刊行に合わせた改訳決定版。
シュルレアリスムの色濃い、哲学的歴史小説。
20世紀文学に飛来した、スピリチュアルな隕石。

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『「絶対」の探求 』バルザック (著)


科学上の巨大な難問、万物に共通する物質「絶対」の研究に打ちこむ
バルタザールは探求のはてに「ユーレカ(見つけたぞ)!」と叫んで
むなしく息たえる。
情 熱に憑かれた人間の偉大と悲惨、
「絶対」という観念のもたらす恐しい力を、
フランス王政復古期の一地方都市を舞台に、
旺盛な筆力と緊密な構成で見事に描き きった名作。

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『墓に唾をかけろ』ボリス・ヴィアン (著)



白人どもを殺せ!おれの黒い血が騒ぐ
——パーティで出会った金持ちの美人姉妹を獲物に狂気の行動に走る
白い肌の黒人青年リー。
真夏に爆発する若者たちの暴力とセックスを描く衝撃の発禁小説!

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『地獄の季節 』ランボオ (著)


16歳にして第一級の詩をうみだし、
数年のうちに他の文学者の一生にも比すべき文学的燃焼をなしとげて
彗星のごとく消え去った詩人ランボオ (1854‐91)。
ヴェルレーヌが「非凡な心理的自伝」と評した散文詩『地獄の季節』は
彼が文学にたたきつけた絶縁状であり、
若き天才の圧縮された文学 的生涯のすべてがここに結晶している。

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『アドルフ』コンスタン (著)


前途有望な青年アドルフは自らの空虚な心を埋めるため、
伯爵の美しい愛人エレノールに恋を仕掛け成就させる。
しかし、彼女が贅沢な生活も、子供たちも、風 評もすべてを捨てるという
一途な愛情を示した時、彼はその関係からの脱出を願うようになる。
耐えがたい重圧を感じながらも、
どこにも逃れることが出来ない 男性の虚しい心の動きを冷徹に分析し、
精緻に描ききった自伝的心理小説。

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『文体練習 』レーモン クノー (著)


  他愛もないひとつの出来事が、99通りものヴァリエーションによって
変幻自在に書き分けられてゆく。
20世紀フランス文学の急進的な革命を率いたクノーによる
究極の言語遊戯が遂に完全翻訳された。前人未到のことば遊び。

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『ロクス・ソルス 』レーモン ルーセル (著)

ブルトンが熱讃し、レリスが愛し、フーコーがその謎に魅せられた、
言葉の錬金術師レーモン・ルーセル。
言語遊戯に基づく独自の創作方法が生み出す驚異のイ メージ群は、
ひとの想像を超える。
—パリ郊外はモンモランシー、天才科学者カントレルの
奇想の発明品が並ぶ広大なロクス・ソルス荘へ、いざ、—。

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『マノン・レスコー』アベ プレヴォ (著)


シュヴァリエ・デ・グリューがようやく17歳になったとき、
マノンという美しい少女に会う。
彼が犯した幾多の怖ろしい行為はただ
この恋人の愛を捉えていた いがためであった。
マノンがカナダに追放される日、彼もまたその後を追い、
怖ろしい冒険の数々を経て、
ついにアメリカの大草原の中に愛する女の屍を埋め る。
この小説はプレヴォ(1697‐1763)の自叙伝ともいわれ、
18世紀を代表するフランス文学の一つ。

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『呪われた部分 有用性の限界』ジョルジュ バタイユ (著)

本書は、20世紀の重要な思想家ジョルジュ・バタイユが
約15年にわたり書き継いだ、書籍『呪われた部分』の草稿原稿、
アフォリズム、ノート、構想をまと めたものである。
栄誉、笑い、供犠、エロティシズムなどのさまざまな形の浪費についての断章は、
バタイユの未完の体系を浮き彫りにしながら、
『呪われた部 分』『至高性』『エロティシズムの歴史』などの
バタイユの思想の根幹をも宿している。
バタイユの思想の源流とエッセンスをたどる待望の書、新訳で文庫に登 場。

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『時の主人(あるじ) 』クリストフ バタイユ (著)

  人生の退屈をかみ殺しつつ、
地位ゆえに若い娘たちの処女を奪う統治者にして架空の憂鬱なる人物、
コンザーク公爵の肖像を描く。
幻想と現実の鋭さとの間を揺れ動く世界さながらの、
美しく、威厳に満ちた詩的な文体で綴る。                                                        


     

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『さびしい宝石』パトリック モディアノ (著)


なにがほしいのか、わからない。なぜ生きるのか、わからない。
孤独でこわがりの、19才のテレーズ—。
ある日、死んだはずのママンとそっくりの女性を見か ける。
気まぐれで、うわべを飾りたて、神経質だったママン…。
テレーズは、ママンのほんとうの人生を探すことで、自分を見つけようとする。
でも、ママンが 話していた経歴は、みんな嘘だった。
探すほどにわからなくなる真実、深くなる謎。
たったひとつの手がかりは、
ママンが残していったビスケット缶の中のセピ ア色の写真と手帳…。

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『いやなことは後まわし』パトリック モディアノ (著)


十才のぼくは、両親が家を留守にしているので、
母の女友達のところにあずけられている。
パリ近郊にあるその家は、いろいろな人たちがやってくる。
そしてぼ くは、まだ小学生になっていない弟と一緒に、
近くにある城館への探検を試みたり、
プレゼントにもらった電気豆自動車でどう遊んだらいいか悩んだり、
秘密に している水車小屋へ行ったりする毎日だ。
家にやって来る大人たちも面白いし、とても親切にしてくれる。
ところが、家に何人かお客さんが来ることになって、
弟とぼくは向かいの家で何日か過ごさなければならなくなった。
その二日目の午後のこと、
驚いたことに弟がたった一人で小学校へぼくを迎えに来たのだっ た…。

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『なしくずしの死』ルイ‐フェルディナン セリーヌ (著)




  反抗と罵りと怒りを爆発させ、
人生のあらゆる問いに対して〈ノン!〉を浴びせる、
狂憤に満ちた「悪魔の書」。
その恐るべきアナーキーな破壊的文体で、
二○世紀の最も重要な衝撃作のひとつとなった。待望の文庫化。    

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『安南—愛の王国』クリストフ バタイユ (著)

  18世紀末フランス大革命前夜、客死したベトナム幼帝を憐れみ、
派遣された修道士と修道女の数奇で悲劇的な愛。
遥か故国からも神からも遠く、雨は孤独なふたりの体の中にも染み込んでいった…。

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『文学と悪』ジョルジュ バタイユ (著)

わたしたちは世界史がつい先程まで「善」の通俗化としての残忍な悪と
「悪」の通俗化としての残忍な善にとりかこまれていたのだということを
忘れるべきでは ない(解説より)。
—文学にとって至高のものとは、悪の極限を掘りあてようとすること
ではないのか…。
エミリ・ブロンテ、ボードレール、ミシュレ、ウィリ アム・ブレイク、
サド、プルースト、カフカ、ジュネという8人の作家を論じる。

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『ランスの大聖堂』ジョルジュ バタイユ (著)

21歳での処女出版『ランスの大聖堂』と、第2次大戦前後の重要テクスト選集。
1918年の表題作は信仰時代の青年バタイユの貴重な証言であり、
すでに聖 性における究極の脱自という生涯のテーマがうかがわれる。
ほかに、信仰放棄後の地母神と大地の闇に光を当てるディオニュソス的母性論、
消尽のエネルギーを 論じるプロメテウス=ゴッホ論など
『無神学大全』の思索の原型から、
戦後のシュルレアリスムへの逆説的擁護や実存主義との対決、
凝縮されたイメージに神を 透視する論考など17のテクスト。
バタイユ最初期から中期のエッセンス。

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『マダム・エドワルダ』G.バタイユ (著)

  これまでに出逢ったどんな娼婦とも違うマダム・エドワルダ。
彼女に導かれ、陶酔と死とが絡み合った美の瞬間が繰り広げられる…。
エロティシズムの極限を描く啓示的な一夜の物語。

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『類推の山』ルネ ドーマル (著),





はるかに高く遠く、光の過剰ゆえに不可視のまま、
世界の中心にそびえる時空の原点—類推の山。
その「至高点」をめざす真の精神の旅を、寓意と象徴、神秘と 不思議、
美しい挿話をちりばめながら描き出したシュルレアリスム小説の傑作。
“どこか爽快で、どこか微笑ましく、どこか「元気の出る」ような”
心おどる物 語

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『おわりの雪』ユベール・マンガレリ (著)

  雪深い山村で病床の父と暮らす少年は、
ある日、1羽のトビを手に入れるためにつらい任務を引き受ける。
父と子、死と記憶、季節のうつろい-。
メディシス賞受賞作家による、胸にせまる小説。    

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『アブサン・聖なる酒の幻』クリストフ バタイユ (著)


われわれが知っているのは、実のところ、都会のアブサンだけである。
酒場の、詩人たちの緑の妖精…田舎のアブサンについて、
潅木林に存在したという製造所 について、何を知っているというのだろうか。
1915年春、ジョゼが姿を消したとき、丘全体に沈黙が拡がった。
アブサンは忘れられてしまった…
だが、9歳 の少年が、この酒の驚くべき力を見つめていた。

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『石、紙、鋏』アンリ・トロワイヤ (著)



絵を描くこと、夢想すること、友達を大事にすること、
捨て猫と行くあてのない少年を自分の家に連れてきて面倒を見ること
—限りなく心優しい同性愛者アンド レは、そうした日々に喜びを見出してきた。
穏やかな日常は、一人の青年オレリオの登場によって崩れてゆく。
優しさと打算、愛情と憎悪、欲望と奉仕とが交錯 する息づまる日々。
アンドレと女友達サビーヌ、そしてオレリオの決して均衡のとれない三角関係は、
一体どこへ行き着くのか—。人間の猥雑さを見事に描き出 した作品。

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『女と人形 』ピエール ルイス (著)



あなたを愛したい。
…カーニバルの喧騒渦まくスペイン・アンダルシアの古都セビリャ。
恋の快楽をもとめるフランス人青年アンドレのもとに、
一人の女からの 言伝てがとどけられた。
女の名はコンチータ。
口もとに浮かぶ甘い微笑。
眩暈のするようなしなやかな肉体。
女との密会の場所に急ぐアンドレに旧知のスペイン 紳士が耳打ちした。
「あれは悪魔のような女です。」
快楽に溺れながら、どこまでも堕ちてゆく甘美で残酷な愛を描く、
フランス世紀末の詩人ピエール・ルイス の不朽の名作。

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『心臓抜き』ボリス ヴィアン (著)



  過去を持たず、空虚な存在として生まれた精神科医ジャックモール。
その精神分析は、他者の欲望・願望を吸収して自己を満たすために
施される…
本書は、軽みとペシミズムが同居するいつもながらのヴィアン風味を
保ちながらも、後者により比重のかかった著者最後の長篇小説。

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『ぼくの命を救ってくれなかった友へ』エルヴェ ギベール 著



エルヴェ・ギベール。
フランス文学の将来を担う気鋭の作家として凄まじいスピードで
創作を行なっていたが、1988年エイズに罹っていることが発覚
し、フ ランス中に衝撃を与える。
絶望の中、エイズと闘う自分自身の姿—ホモセクシャル、乱脈深
まる愛欲の日々—を一切合切さらけだして描いたのがこの作品で
あ る。1991年12月27日、36歳の誕生日の直後にギベールは死
去。友人の哲学者ミッシェル・フーコーのエイズ死を追うような
死であった。本書は、生前 1冊の邦訳も出されなかった彼の、遅
ればせの日本デビュー作である。

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