K:(ジャンル)小説(国内)

『終りし道の標べに—真善美社版』 安部 公房 (著)



幻の処女作。
ここに新しいリアリティーがあった。
異民族の中で培った確固とした他者。
埴谷雄高は何かの予感を禁じ得ず雑誌「個性」に持ち込んだ。
青年公房 の生身の思索は17年後書き換えられ、
もはや読むことはできなくなった処女作。
読者の期待に応え甦った処女長篇小説真善美出版。



安部公房 -Wikipedia


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『きれぎれ 』町田 康 (著)



「—— 大きい俺や小さい俺、青空に円形に展開、
みな、くわっとした格好で中空に軽くわなないている ——」。
親のすねをかじりながら無為の日々を送っていた「俺」はかつて、
ともに芸術家を志し、
その才能を軽視していた友人が画家として成功したことを知 る。
しかも、美貌と評判高い彼の妻は、「俺」が見合いをして断った女だという。
よじれて歪んだ心が生むイメージが暴走した果てに「俺」が見たものは…。



町田 康 -Wikipedia


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『輪廻の暦』 萩原 葉子 (著)




  離婚を戦いとり、1人息子と妹を抱えた生活は窮迫するが、
嫩(ふたば)は書くことに生きる光明を見出していく。
そんな折り、かつて幼い嫩を捨てて駆け落ちした母を捜して引きとった。
こんどは母のわがままと気紛れに翻弄され、
執筆時間を奪われる日々が始まる——。
凄絶な苦闘の半生を毅然と描き切った
自伝的長篇3部作「蕁麻の家」「閉ざされた庭」につづく完結篇である。


萩原 葉子-Wikipedia



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『閉ざされた庭』 萩原 葉子 (著)




高名な詩人の娘嫩は、「B29機帝都に侵入す」る戦時下、
手縫いのワンピースを着、男の田舎の神社で式を挙げるが、
初めの日から「真面目な人」のはずの夫 と行き違う。
互いに傷つけあい、ささくれ立った年月の末、不妊手術をし、
戦後に離婚、自立するまでのアパート「木馬館」での生活。
「蕁麻の家」に続く、自 伝的長篇3部作の第2篇。

萩原 葉子-Wikipedia



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『蕁麻の家』 萩原 葉子 (著)



著名な詩人である洋之介の長女に生まれた嫩(ふたば)は、
8歳の時母が男と去り、知能障害の妹と父の実家で、
祖母の虐待を受けつつ成長した。家庭的不幸の “救いようのない陥穽”。
親族は身心憔悴の「私」の除籍を死の床の父に迫る。
『父・萩原朔太郎』で文壇的出発をした著者が、
青春の日の孤独と挫折の暗部を 凄絶な苦闘の果てに毅然と描き切った
自伝的長篇小説、3部作の第1作。女流文学賞受賞。



萩原 葉子-Wikipedia


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『カーブの向う・ユープケッチャ』安部 公房 (著)



突如記憶が中断してしまい、謎に満ちた世界を手探りで行動する男。
現代人の孤独と不安を抉り出し、
『燃えつきた地図』の原型となった『カーブの向う』。
自 分の糞を主食にし、極端に閉じた生態系を持つ
奇妙な昆虫・ユープケッチャから始まる寓意に満ちた物語、
『方舟さくら丸』の原型となった『ユープケッ チャ』。
ほかに『砂の女』の原型『チチンデラヤパナ』など、知的刺激に満ちた全9篇。



安部公房 -Wikipedia


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『屈辱ポンチ 』町田 康 (著)



ひょんなことから跋丸への復讐をすることになった「自分」と帆一。
考えつく限りの嫌がらせを実行するものの、なぜかうまくいかない。
無言電話、百枚の白紙 ファックスを送るエスカレート戦術もうまくいかない。
そんな二人の珍道中を独特の文体とリズムで描く表題作と
「けものがれ、俺らの猿と」の二篇を収録。



町田 康 -Wikipedia


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『蛇の歌』石川 淳 (著)



  事業家向井をつけ狙う大太郎と、向井の美貌の妻・七重に恋する小次郎兄弟。
都会の夜に展開する虚々実々の駆け引き。
崩壊の予感を秘めた現代の混乱から、未来をめざす絢爛たる小説空間。絶筆。

石川 淳-Wikipedia


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『ガダラの豚〈1〉』 中島 らも (著)



アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す
民族学学者・大生部多一郎はテレビの人気タレント教授。
彼の著書「呪術パワー・念で殺す」は超能力ブー ムにのって
ベストセラーになった。
8年前に調査地の東アフリカで長女の志織が気球から落ちて死んで以来、
大生部はアル中に。
妻の逸美は神経を病み、奇跡が 売りの新興宗教にのめり込む。
大生部は奇術師のミラクルと共に逸美の奪還を企てるが…。
超能力・占い・宗教。現代の闇を抉る物語。


中島 らも-Wikipedia


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『飛ぶ男』安部 公房 (著)



  保根治(ほねおさむ)・男・三十六歳・高校教師。
突然、彼のもとへかかってきた電話の主は、いるはずのない“弟”だった。
空を飛び、スプーン曲げを職業とする、自称“弟”。
いったい、その目的は…。
死後、愛用したワープロのフロッピー・ディスクから発見された長編。    



安部公房 -Wikipedia


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『奉教人の死 』芥川 龍之介 (著)

 



芥 川は殉教者の心情や、東西の異質な文化の接触と融和という課題に興味を覚え、
近代日本文学に“切支丹物”という新分野を開拓した。
文禄・慶長ごろの口語文 体にならったスタイルで、
若く美しく信仰篤い切支丹奉教人の、
哀しいが感動的な終焉を格調高く綴った名作『奉教人の死』、
信仰と封建的な道徳心との相剋に 悩み、
身近な人情に従って生きた女を描く『おぎん』など、11編を収録。


芥川 龍之介 -Wikipedia



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『荒魂』石川 淳 (著)



荒ぶる魂、生まれながらにして、生と死を抱え持つ佐太。
この存在を無気味な背景に展開される“変革”の劇。
精神の逼塞の根に仕掛けられた爆薬のような強烈 な“発条”。
初期世界からの独自な精神の運動を持続し続けた、
石川淳の『白頭吟』から『狂風記』の間を繁ぐ白眉の長篇。

石川 淳-Wikipedia


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『燃えつきた地図』 安部 公房 (著)



失踪者を追跡しているうちに、次々と手がかりを失い、
大都会の砂漠の中で次第に自分を見失ってゆく興信所員。
都会人の孤独と不安.



安部公房 -Wikipedia


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『笑う月』安部 公房 (著)




安部公房



思考の飛躍は、夢の周辺で行われる。
快くも恐怖に満ちた夢を生け捕りにし、
安部文学成立の秘密を垣間見せる夢のスナップ17編。



安部公房 -Wikipedia


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『影・裸婦変相・喜寿童女』石川 淳 (著)



三品財閥の女婿である外交官の鳥栖庄五は、
役所の機密書類を密かに持ち帰る途中、秘密探偵社の一団に誘拐される—。
社会機構を痛烈に風刺した「影」をはじ め、
幻想的世界と現実とが妖しく交錯する「裸婦変相」、
喜寿を迎えた名妓お花が十一歳の幼女に変貌する喜談「喜寿童女」ほか、
「ほととぎす」「大徳寺」な ど、
鋭い批評眼と絶妙な文体で描かれた中期作品群より七篇を収録。

石川 淳-Wikipedia


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『化鳥・きぬぎぬ川—泉鏡花小説集 』泉 鏡花 (著)



  江戸文芸の伝統につながる泉鏡花の文化は、
怪しくも美しい幻想美の世界へ読者をいざなう。
三百をこえる作品の中から殊玉の短編を選りすぐり、
現代の読者にも読みやすいよう工夫をこらして編集した。



泉 鏡花 -Wikipedia




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『漁夫マルコの見た夢』 塩野 七生, 水田 秀穂



  ルネサンス期のイタリア。
ヴェネツィア貴族の家では、
主人たちが商用のために長く海外に滞在していることが多かった。
その間、留守を守る女たちには、
スキャンダルにでもならない限り、大抵のことは許されていた…。


塩野七生 -Wikipedia




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『浄土 』町田 康 (著)



  THIS IS PUNK!
いま、ここに浄土があらわれる。破天荒なる暴発小説集

あなたはどぶに立ち汚辱にまみれて立ちつくしている
一個のビバカッパをちゃちゃちゃんと見なければ。
凝視して、そして笑わなければあかぬかったのだ。——<『どぶさらえ』より>

●高慢な男の虚飾がはがれた瞬間……『あぱぱ踊り』
●建て前が存在しないすがすがしい街……『本音街』
●ありふれたオフィスで起こったとんでもない事件……『自分の群像』—
—他、全7編収録



町田 康 -Wikipedia


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『友達・棒になった男』 安部 公房 (著)



平凡な男の部屋に闖入した奇妙な9人家族。
どす黒い笑いの中から“他者”との関係を暴き出す「友達」など、
代表的戯曲3編を収める。



安部公房 -Wikipedia


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『残像に口紅を 』筒井 康隆 (著)



「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまった。
世界からひとつ、またひとつと、ことばが消えてゆく。
愛するものを失うことは、とても哀し い…。
言語が消滅するなかで、執筆し、飲食し、講演し、交情する小説家を描き、
その後の著者自身の断筆状況を予感させる、究極の実験的長篇小説。



筒井 康隆 -Wikipedia


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『龍潭譚の巻 』泉 鏡花 (著)



龍潭譚=母を亡くして間もない少年が、夢のような世界の中で、
怪しいまでに美しい女と出会い、幻の乳房を吸い、幻の血を見る。

さゝ蟹=彫刻の名人が亡く なって、その道具も売り払われた寂しい晩に、
名人が心に懸けていた蟹の彫刻が、仏壇から走り出た。

幻往来=大学病院の近くで医学生が見かけた美しい病人。
やがて医学生は、その面影を遊廓の中でも見るほどにとり憑かれていく。

高野聖=山中に迷いこんだ若い僧が、
出会った美女に谷川での水浴びを勧められ、美女 の肌に心惑わされる。
しかし、その女こそ自分と交わった男を次々と
動物の姿に変えてしまう妖女だった。



泉 鏡花 -Wikipedia



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『薄紅梅 』泉 鏡花 (著)



  蜻蛉の舞う小春日和の卵塔場、
年増の美女と初老の男は30年前に起きた
若い女の哀しい身投げ事件に想いを馳せる…。
2ヵ月後の死を予感しつつ書かれた絶筆「縷紅新草」のほか、
最晩年に鏡花が到達した文体を如実に示す佳品「薄紅梅」「雪柳」を収める。



泉 鏡花 -Wikipedia



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『夫婦茶碗 』町田 康 (著)



金がない、仕事もない、うるおいすらない無為の日々を一発逆転する最後の秘策。
それはメルヘン執筆。
こんなわたしに人生の茶柱は立つのか?!
あまりにも過 激な堕落の美学に大反響を呼んだ「夫婦茶碗」。
金とドラッグと女に翻弄される元パンクロッカー(愛猫家)の
大逃避行「人間の屑」。
すべてを失った時にこ そ、新世界の福音が鳴り響く!
日本文芸最強の堕天使の傑作二編。



町田 康 -Wikipedia


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『落花・蜃気楼・霊薬十二神丹』石川 淳 (著)



闊達自在、卓抜典雅な文章で貫ぬかれた揺るぎない批評眼、飛翔する想像力。
世相を鋭く風刺し、幻想的世界と現実とが交錯する石川文学中期作品群七篇。
—か つて東北の鄙びた温泉場で、俄に腹痛におそわれた〈わたし〉が、
土地に伝わる丸薬でそれを治した話に始まる「霊薬十二神丹」ほか、
「落花」「近松」「今は むかし」「蜃気楼」「かくしごと」「狐の生肝」を収録。



石川 淳 -Wikipedia


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『蜘蛛の糸・杜子春 』芥川 龍之介 (著)



けっしてふりむいてはいけない、必ず一度、そんな時がきます……。

地 獄に落ちた男が、やっとのことでつかんだ一条の救いの糸。
ところが自分だけが助かりたいというエゴイズムのために、
またもや地獄に落っこちる『蜘蛛の 糸』。
大金持ちになることに愛想がつき、
平凡な人間として自然のなかで生きる幸福をみつけた『杜子春』。
魔法使いが悪魔の裁きを受ける神秘的な『アグニの 神』。
健康で明るく、人間性豊かな少年少女のために書かれた作品集。



芥川 龍之介 -Wikipedia



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『虚航船団 』筒井 康隆 (著)



鼬族の惑星クォールの刑紀999年6月3日、
国籍不明の2基の核弾頭ミサイルによって国際都市ククモが攻撃され、
翌4日、無数の小型単座戦闘艇に乗ったオ オカマキリを従えた
文房具の殺戮部隊が天空から飛来した。
それはジャコウネコのスリカタ姉妹の大予言どおりの出来事だった—。
宇宙と歴史のすべてを呑み込 んだ超虚構の黙示録的世界。
鬼才が放つ世紀末への戦慄のメッセージ。



筒井 康隆 -Wikipedia


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『辰巳巷談・通夜物語 』泉 鏡花 (著)



「辰巳巷談」は明治31年の作.
鏡花が深く愛した深川の地を舞台に,洲崎の女を描いたものであるが,
遊里そのものを描かず,
側面から妓女の生活を描破した ところに凡筆でない生彩をみることができる.
「通夜物語」は同年の作で,
東京の山の手の屋敷町になおはびこる旧代の因襲的思想に対する,
作者の憎悪が溢れ ている.



泉 鏡花 -Wikipedia



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『戯作三昧・一塊の土 』芥川 龍之介 (著)



江戸末期に、市井にあって芸術至上主義を貫いた滝沢馬琴に、
自己の思想や問題を託した「戯作三昧」、
他に「枯野抄」等全13編を収録。



芥川 龍之介 -Wikipedia



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『軍靴の響 (「帝国」戦争と文学) 』千葉 泰子 (著)



  満洲事変~太平洋戦争期に敢行された
小説・詩集・歌集・ルポルタージュ・従軍期などの単行本を精選。
12は、千葉泰子著「軍靴の響き」を復刻。

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『文学部唯野教授 』筒井 康隆 (著)



これは究極のパロディか,抱腹絶倒のメタフィクションか! 
大学に内緒で小説を発表している唯野先生は,
グロテスクな日常を乗り切りながら,
講義では印象 批評からポスト構造主義まで
壮観な文学理論を展開して行くのであったが….
「大学」と「文学」という2つの制度=権力と渡り合った,
爆笑と驚愕のスーパー 話題騒然小説.



筒井 康隆 -Wikipedia


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『足穂拾遺物語』  稲垣 足穂 (著), 高橋 信行 (編さん)



DONG !!! ギボン! エイ! ビュン! トンコロピー・・・・・・・・・ キャッ !!!
新発見101篇+オマケ2篇+解題・校異700枚。
稲垣足穂研究ニューウェイヴの総力を結集した、
ヴェリー・ベスト・&レア・トラックスが、これだ !!! 



稲垣 足穂 -Wikipedia


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『虹の彼方に』  高橋 源一郎 (著)



—この一切をはじめたのは、ほんとうは誰なんだよ!!—
だからおれの夢の中に出てくる
『虹の彼方に(オーヴァー・ザ・レインボウ)』だって言ってるじゃね えか。
一九七三年夏、東京拘置所。
『カール・マルクス』『ウルトラマン』等夢みる囚人達と
所長『ハンプティ・D』の間で演じられる可笑しくも悲痛な思想 劇。
『さようなら、ギャングたち』『ジョン・レノン対火星人』と並び
著者の原点を示す秀作。



高橋源一郎 -Wikipedia



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『海神別荘—他二篇 』泉 鏡花 (著)



美女「ここは極楽でございますか」.
公子「ははは,そんな処と一所にされて堪るものか.
おい,女の行く極楽に男はおらんぞ.男の行く極楽に女はいない」.
かつて芥川比呂志,いま坂東玉三郎演出によって上演された表題作は,
「天守物語」「夜叉ケ池」とならぶ鏡花幻想劇の極致.
「山吹」「多神教」を併収.



泉 鏡花 -Wikipedia




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『鷹』石川 淳 (著)




「万人の幸福のために」もっと上等のたばこをつくりたい、
そう考えたために国助は専売公社を追われた。
ある日、巷の古ぼけた食堂で見知らぬ男に声をかけら れ、
運河のほとりの秘密たばこ工場に雇われる。
そこで次々に奇妙な体験を重ねるが…。
表題作「鷹」のほか「珊瑚」「鳴神」を収録。
透徹する深遠な幻想と独 特の文体のリズムに、
痛烈な世相批判を篭める傑作諷刺小説。



石川 淳 -Wikipedia


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『おまんが紅・接木の台・雪女 』和田 芳恵 (著)



片隅に生きる職人の密かな誇りと覚悟を顕彰する「冬の声」。
不作のため娼妓となった女への暖かな眼差し「おまんが紅」。
一葉研究史の画期的労作『一葉の日 記』の著者和田芳恵の
晩年の読売文学賞受賞作「接木の台」、
著者の名品中の名品・川端康成賞受賞の短篇「雪女」など
代表作14篇を収録。


和田 芳恵 -Wikipedia

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『旅のラゴス 』 筒井 康隆 (著)



北から南へ、そして南から北へ。
突然高度な文明を失った代償として、
人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、
ひたすら旅を続ける男ラゴス。
集団転 移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、
生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か?
異空間と異時間がクロスする不思議な物語世 界に
人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。


筒井 康隆 -Wikipedia


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『R62号の発明・鉛の卵』安部 公房 (著)



生きたまま自分の《死体》を売って
ロボットにされた技師の人間への復讐を描く「R62号の発明」など、
思想的冒険にみちた作品12編。



安部公房 -Wikipedia


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『幾度目かの最期—久坂葉子作品集』久坂 葉子 (著)



今も惜しまれる元祖天才文学少女、その青春の光と影—。
十八歳の時書いた作品で芥川賞候補となり、
そのわずか三年後に、列車に身を投げた久坂葉子。
名門の 出という重圧に抗いつつ、
敗戦後の倦怠と自由の空気の中で、
生きることの辛さを全身で表わすかのように、
華やかな言動の陰で繰り返される自殺劇…。
遺書的 作品「幾度目かの最期」を中心に、
神話化された幻の作家の心の翳りを映す貴重な一冊。


久坂 葉子-Wikipedia

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