K:(ジャンル)小説(国内)

『百物語怪談会―文豪怪談傑作選・特別篇』 東 雅夫 (編集)


時は明治の末。
開化思想への反発と泰西心霊学の影響下に高まりゆく「怪談復興」の大波は、
文壇画壇へと波及し、名だたる文人墨客を集めた百物語怪談会が、
幾度となく開催されていた。
本書に収録した「怪談会」は、そうした集いの熱気と霊気を如実に伝える、
史上初の文豪怪談実話ドキュメンタリーである。
続篇ともいうべき「怪談百物語」を併録。
怪談ファン垂涎の稀覯書、待望の完全復刻が実現。


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『鏡花百物語集―文豪怪談傑作選・特別篇』 東 雅夫 (編集)

大正年間、名だたる文人墨客名優たちを集めて幾度も催された百物語怪談会。
座の中心には「お化けの隊長」泉鏡花がおり、
喜多村緑郎、平山蘆江がいた。ときに柳田國男や芥川龍之介らも加わる座談の模様は、
盛夏の風物詩として新聞雑誌で詳報された。
史上初復刻となる記事多数と、そこから生まれた小説・随筆作品を併せ収め、
怪談黄金時代の活況を文士の肉声でふりかえる怪奇座談アンソロジー。


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『森鴎外集 鼠坂―文豪怪談傑作選 』森 鴎外 (著)

日本近代文学興隆期の巨人・森鴎外は、
同時代のヨーロッパで書かれた怪異奇想小説の逸品を、
誰よりも早く、達意の訳文でわが国の読者に紹介するとともに、
みずからも好んで怪談奇談の筆を執った。
死霊の復讐、旧家に蟠る怨念、分身譚、
神仏の祟りなど多彩な創作怪談と翻訳怪奇小説を集大成した本書は、
文豪鴎外による「独り百物語」
もしくは鴎外版「世界怪談名作集」ともいうべき試みである。


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『柳田國男集 幽冥談―文豪怪談傑作選 』柳田 國男 (著)

日本民俗学の開祖・柳田國男は、実作と研究の両面において、
近代日本の怪談文学史にも多大な影響を及ぼした巨人であった。
霊魂の行方、神隠し、マヨイガ…
日本文化の古層に横たわる異界=怪談的なるものの卓越した探求者としての文業の精華を、
史上初めて一巻本選集の形で集成。
文庫初収録の「怪談の研究」、
三島由紀夫や石川淳が絶讃した「遠野物語」「一目小僧」、『耳袋』論、泉鏡花頌まで。


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『吉屋信子集 生霊―文豪怪談傑作選』 吉屋 信子 (著)

小女小説から家庭小説、歴史小説まで不朽の名作を数多く遺した吉屋信子は、
戦後の一時期、憑かれたように怪談風短篇の筆を執った。
分身の恐怖と恍惚、霊となって故郷をめざす兵士、
老いてなお艶やかな媼の幻影、内なる魔に駆られ数奇な運命をたどる麗人たち
…作者みずから「世にも不思議な物語」と呼ぶ異色短篇の数々は、
読者をして物語の豊饒に酔わしめるであろう。
文庫初収録作品、多数。


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『小川未明集 幽霊船―文豪怪談傑作選 』小川 未明 (著)

「赤い蝋燭と人魚」をはじめとする童話作家としての令名に隠れて、
不当に埋没を余儀なくされた小川未明の怪奇幻想小説を集大成。
百合に化身する子供や死をもたらす旅僧、
廃屋に棲まう巫女…
メーテルリンクや小泉八雲、心霊主義や象徴派芸術の影響を色濃く湛えつつ、
仄暗い北国の風土に培われた妖美な幻想と幽玄な怪異の世界は、
現代の読者を震撼させるに違いない。
全集未収録作品も多数収録。


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『室生犀星集 童子―文豪怪談傑作選』 室生 犀星 (著)

金魚の少女と「をぢさま」の妖美な交歓を描いた名作「蜜のあはれ」で、
新世代の読者を瞠目せしめた室生犀星の文学には、
森茉莉をはじめとする熱烈な信奉者も数多い。
早世した愛児との死後の交流を哀切に描いた一連の幽霊譚、
故郷金沢の天狗や水妖の話、モダン都市浅草の闇に明滅する電気娘の妖異など、
不世出の詩人作家・犀星が遺した怪異譚の傑作を集大成。
全集未収録・初文庫化作品を満載。


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『太宰治集 哀蚊―文豪怪談傑作選 』太宰 治 (著)

「私は怪談を作ることを愛する」
―太宰文学の原点には幼き日、祖母に語り聞かされた怪談話があった!
最初期の「怪談」「哀蚊」から、
和漢の古典に想を得た怪奇幻想譚「魚服記」「竹青」「人魚の海」、
彼岸の気配が揺曳する「メリイクリスマス」「トカトントン」、
その末期を予見するかのような水界への怖れと憧憬に満ちた作品群など、
怪談を切り口に、永遠の人気作家の知られざる一面に迫る。

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『折口信夫集 神の嫁―文豪怪談傑作選 』折口 信夫 (著)

巫者に憧れ、河童と戯れ、まざまざと異界を幻視した折口信夫は、
近代日本が生んだ大いなる学匠詩人にして
稀有なる霊媒(ミーディアム)であった。
文学と民俗の両面にわたる深遠幽暗な折口学の根底には、
常に彼方への視線、人外のモノへの共感がひそめられており、
それはしばしば怪談文芸の領域へと肉迫する。
知られざる名作怪談「生き口を問う女」や
「稲生物怪録」ほかの創作と論考を一巻に。


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『 泉鏡花集 黒壁—文豪怪談傑作選』 泉 鏡花 (著)




明治大正昭和の三代にわたり妖艶怪美の世界をひたむきに追求した泉鏡花は、
文芸としての怪談を極めた巨匠と呼ぶにふさわしい。
三百篇を超える作品群には、 いまだ知られざる逸品も少なくない。
それら文庫未収録小説の中から、
とりわけ恐怖と戦慄と憧憬に満ちた怪異譚を選りすぐって成ったのが本書である。



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『 三島由紀夫集 雛の宿—文豪怪談傑作選』三島 由紀夫 (著)






 
戦後文学の華麗なる旗手・三島由紀夫は、
実作と批評の両面において、現代日本の怪奇幻想文学興隆にも
大きく寄与した天才であった。
「仲間」「切符」「孔 雀」などの怪談風短篇から、
心霊小説としても異彩を放つ中篇「英霊の聲」、
上田秋成、柳田國男、泉鏡花らへのオマージュ、
出色の幻想文学論「小説とは何 か」まで
—「三島由紀夫による怪談文芸入門」と
称すべき充実の一巻本選集、ここに誕生。


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『 川端康成集 片腕—文豪怪談傑作選』 川端 康成 (著)



日本初のノーベル文学賞に輝いた川端康成は、
生涯にわたり幽暗妖美な心霊の世界に魅入られた作家であった。
一高在学中の処女作「ちよ」から晩年の傑作「片 腕」まで、
川端美学の背後には、常に怪しの気配がある。
心霊学に傾倒した若き日の抒情的佳品や、凄絶な幻視に満ちた掌篇群、
戦後の妖気漂う名品まで、
川端 文学の源泉となった底深い霊異の世界を史上初めて総展望する、
至高の恋愛怪談集成。


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『石を置き、花を添える』 川崎 徹 (著)

たんたんと、しんしんと、哀愁がしみる
散歩途中の道に置かれた石と添えられた花。
何が埋められているのか。
問いは残されたまま「私」の記録は記憶を辿り、
老いと死への思索に漂う。
静謐なる本格小説集


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『 久生十蘭短篇選』 川崎 賢子 (編集)




現役の作家のなかにも熱狂的なファンの少なくない、
鬼才、久生十蘭の精粋を、おもに戦後に発表された短篇から厳選。
世界短篇小説コンクールで第一席を獲得 した「母子像」、
幻想性豊かな「黄泉から」、
戦争の記憶が鮮明な「蝶の絵」「復活祭」など、
巧緻な構成と密度の高さが鮮烈な印象を残す全15篇。

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『 芽むしり仔撃ち』 大江 健三郎 (著)



絶望的な“閉ざされた”状況にあって、
疎外された少年たちが築き上げる奇妙な連帯感。
知的な抒情と劇的な展開に、
監禁された状況下の人間存在という戦後的主題を鮮やかに定着させた長編。
ノーベル賞を受賞した大江健三郎の処女長編、復刻版。 -

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『 夜はもう明けている』駒沢 敏器 (著)



ライターの隆司は離婚して、増幅器と共に独り部屋に残された。
画家、建築家、編集者…男女9人の愛にともなう心の痛み。
この痛みの連鎖を断ち切ることはできるのか?
遍在する暴力の蠢きを見事に浮かび上がらせた、同時代的作家の誕生。




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『 クリスタルサイレンス〈上〉』 藤崎 慎吾 (著)





西暦2071年、テラフォーミングが進みつつある火星の北極冠で、
高等生物と思われる死骸が発掘された。
地球外知的生命の遺物である可能性に、生命考古学者のアスカイ・サヤは火星へ向かう。
だがそこは、開発先進国と後発国の緊張が高まり、
謎の疫病が蔓延する危険な世界だった。
採氷基地での調査を開始したサヤら学術調査団にも、何者かの攻撃が加えられる…
超大作『ハイドゥナン』の著者による記念すべきデビュー長篇。


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『 オモチャ箱・狂人遺書』 坂口 安吾 (著)






世間が顔をしかめる女たちが、安吾の前に頻出する。
安吾はそれを“自然”だとし、その文学の中に析出する。
安吾が析出した女たちは、40年の時空を超え、
今、更に光を放ち、生き出し、動き出す。
安居が“予言者”であることを証明するかのように。
敬愛する牧野信一の人と文学を語る秀作「オモチャ箱」、
坂口安吾晩年の力作「狂人遺書」ほか8篇を収録。

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『 よもつひらさか往還』 倉橋 由美子 (著)





バーテンダーの九鬼さんが作る不思議なカクテルを口にすると、
慧君はいつも時空を超えた妖しい空間に迷い込む。
そこには鬼女や雪女、あるいは髑髏の美女も姿をあらわし、
慧君は体の細胞が溶けていくようなエクスタシーを味わうことに…。
この世とあの世の往来を愉しむ極上のファンタジー連作短編集。

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「青年の完璧な幸福」 片岡 義男 (著), 新井敏記 (編集)



片岡義男の「北回帰線」。
小説家デビューを飾ってから34年。
「小説を書くとは、どういうことなのか」
を考え続けてきた片岡義男のひとつの到達点。

1960年代の東京で、青年は小説家としての一歩を踏み出す。
それは孤独という完璧な幸福へいたる道ーー。
青年はいったい何を見たのか。幻をめぐり、世界は動く。

「これまでの自分が終わっていくのと同時に、
そのような自分が生きて来た時代というものが、
湯沢が熱心に説くように、終わりを迎えている」

これまでの時代とその次に来るべき時代とのあいだで、
自分の足もとにある深い亀裂の幅が、急激に広がりつつある。
これまでと決別して、どこかへ向けて、
自分はその亀裂を飛び越えなくてはいけない。
このようなことを意識のすぐ下あたりで自覚しているはずの自分は、
どこかへ向けて亀裂を飛び越えることに、
いかに淡くはあっても、恐怖は感じているのではないか。

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『とらんぷ譚』 中井 英夫 (著)



LeRomand’unTricheur.
——その邦題「とらんぷ譚」に魅せられたことばの錬金術師中井英夫が、
十年を費やした連作「幻想博物館」「悪夢の骨牌」(泉鏡花賞受賞)
「人外境通信」 「真珠母の匣」を一冊に集成した。
きらびやかな色彩幻想と目眩く巧緻。
華麗な幻戯の王国を、初版本以来のスタイルでお贈りする完全版である。
解説=東雅夫

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『 ロシナンテの肋—チェ・ゲバラの遙かな旅 』戸井 十月 (著)






カストロとともにキューバ革命を成功に導いたチェ・ゲバラの一生を描いた評伝小説。
現地取材をまじえて、ゲバラの成長期、ボリビアでの最期を、たくまぬ想像力でみずみずしく描く。

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『 酔郷譚 』倉橋 由美子 (著)





今なお多くの読者を陶酔させ続ける、
孤高の文学者・倉橋由美子が遺した最後の連作小説がついに初単行本化。
慧君がかたむける魔酒の向こうに夢幻と幽玄の世界が官能的に交叉する、
「よもつひらさか往還」に続く珠玉の綺譚集。

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『 桜の森の満開の下・白痴 他十二篇』 坂口 安吾 (著)





桜の森の満開の下は怖ろしい。
妖しいばかりに美しい残酷な女は掻き消えて花びらとなり、
冷たい虚空がはりつめているばかり—。
女性とは何者か。肉体と魂。男と女。
安吾にとってそれを問い続けることは自分を凝視することに他ならなかった。
淫蕩、可憐、遊び、退屈、…。
すべてはただ「悲しみ」へと収斂していく。


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『 暗い旅 』倉橋 由美子 (著)

恋人であり婚約者である“かれ”の突然の謎の失踪。
“あなた”は失われた愛を求めて、過去への暗い旅に出る
——壮大なる恋愛叙事詩として文学史に残る、倉橋由美子の初長編。




倉橋由美子 - Wikipedia




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『 聖少女 』倉橋 由美子 (著)





交通事故で記憶を喪った未紀が、事故前に綴っていたノート。
そこには「パパ」を異性として恋した少女の、妖しく狂おしい陶酔が濃密に描かれていた。
ノートを託された未紀の婚約者Kは、内容の真偽を確かめようとするが…。
「パパ」と未紀、未紀とK、Kとその姉L。禁忌を孕んだ三つの関係の中で、「聖性」と「悪」という、
愛の二つの貌が残酷なまでに浮かび上がる。美しく危険な物語。

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『 反橋・しぐれ・たまゆら』 川端 康成 (著)





“あなたはどこにおいでなのでしょうか”
戦後間もなく発表された「反橋」「しぐれ」「住吉」3部作と、
20余年を隔て、奇しくも同じ問いかけで始まる生前発表最後の作品「隅田川」。
「女の手」「再会」「地獄」「たまゆら」他。
歌謡・物語、過去、夢、現、自在に往来し、
生死の不可思議への恐れと限りない憧憬、存在への哀しみを問い続ける、
川端文学を解き明かす重要な鍵“連作”等、13の短篇集。




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『スミヤキストQの冒険』倉橋 由美子 (著)





そこは悪夢の島か、はたまたユートピアか。
スミヤキ党員Qが工作のために潜り込んだ孤島の感化院の実態は、
じつに常軌を逸したものだった。
グロテスクな院 長やドクトルに抗して、Qのドン・キホーテ的奮闘が始まる。
乾いた風刺と奔放な比喩を駆使して、
非日常の世界から日常の非条理を照射する。
怖ろしくも愉し い長編小説。


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『 夢十夜 他二篇』 夏目 漱石 (著)



  漱石には小品とよばれる一群の短篇がある。
小品とはいうがその存在は大きく、
戦後の漱石論は『夢十夜』の読み直しから始まったとさえ言われる。
ここには荒涼たる孤独に生きた漱石の最暗部が濃密に形象化されている。                                                                

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『 春琴抄』 谷崎 潤一郎 (著)



愛のための狂気……愛する人のためにここまでできるか。
盲目の三味線師匠春琴に仕える佐助の愛と献身を描いて
谷崎 文学の頂点をなす作品。

幼い頃から春琴に付添い、彼女にとってなくてはならぬ人間になっていた
奉公人の佐助は、後年春琴がその美貌を弟子の利太郎に傷つけ られるや、
彼女の面影を脳裡に永遠に保有するため自ら盲目の世界に入る。
単なるマゾヒズムをつきぬけて、
思考と官能が融合した美の陶酔の世界をくりひろげ る。


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『飆風 』車谷 長吉 (著)



  作家になることは悪人になることだ。
生きることで他人を傷つけ、小説を書くことで自らをも痛めつけてゆく。
すさまじい作家が、己の精神を追い込み、崩壊していく様を曝した、
最後の私小説。


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『漂流物』 車谷 長吉 (著)



これだけは書いてはならぬ、と血族から哀願されていたことを小説に書いた。
小説の材料にした人々には犠牲の血を流させた。
しかるに「私」はそれによって世 の讃辞を二度まで浴びた。
世間をはずれて漂い流れる、落伍者たるこの「私」が…。
書くことのむごさを痛感しつつも、なお克明に、容赦なく、
書かずにはいら れぬことの業、そして救い。
「私」の中の悪の手が紡いだ私小説、全七篇。平林たい子賞文学賞。



車谷 長吉 -Wikipedia



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『武蔵丸』 車谷 長吉 (著)




伯母の家に預けられた村の子の眼に映る
周囲の人びとの物狂いの世界を綴る「白痴群」。

ともに五十歳近い初婚夫婦が、一匹の兜虫の生と性のすさまじさ、
むご さを見ながらその死を看取る「武蔵丸」(第27回川端康成文学賞受賞)。

他に「狂」「功徳」「一番寒い場所」など、
「書くことは、私には悲しみであり、恐 れである」という著者の、
業曝しの精神史としての私小説6篇を収録。


車谷 長吉 -Wikipedia



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『赤目四十八瀧心中未遂』 車谷 長吉 (著)




「私」はアパートの一室でモツを串に刺し続けた。
向いの部屋に住む女の背中一面には、迦陵頻伽の刺青があった。
ある日、女は私の部屋の戸を開けた。
「うち を連れて逃げてッ」—。
圧倒的な小説作りの巧みさと見事な文章で、底辺に住む人々の情念を描き切る。
直木賞受賞で文壇を騒然とさせた話題作。


車谷 長吉 -Wikipedia


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『孤島の鬼 』江戸川 乱歩 (著)




わたしは25歳の青年で、
丸の内にオフィスのある貿易商S・K商会につとめていた。
そこでタイピストの可憐な乙女木崎初代とわたしは恋におちた。
結婚を約 束したわたしに初代は命から二番めに大切な先祖の系図書きを預けた。
それは何を意味したか?
その初代が密室ともいうべき戸締まりも厳重な自宅の寝室で、
何 者かに刺殺された!
憎い犯人を追うべくわたしは奇妙な友人の深山木幸吉に探偵を依頼した。
さっそく深山木は「七宝の花瓶」のナゾをつかんだ。
と思う間もな く海水浴場でその深山木も刺殺されてしまう!

江戸川 乱歩-Wikipedia



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『大貧帳』 内田 百けん (著)




借金、借金、そして借金。
深刻な状況のはずなのに、何故かくも面白い文章になってしまうのか。
「つくづく考えてみると、借金するのも面倒臭くなる」と呟 き、
半可通の借金観には腹を立て、
鬼のような高利貸との長年にわたる奇妙な交流を振り返り。
借金の権威、百〓先生の言葉の魔術にからめとられ、
金銭観が変 わってしまう危険な一冊。




内田百間-Wikipedia


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『終りし道の標べに—真善美社版』 安部 公房 (著)



幻の処女作。
ここに新しいリアリティーがあった。
異民族の中で培った確固とした他者。
埴谷雄高は何かの予感を禁じ得ず雑誌「個性」に持ち込んだ。
青年公房 の生身の思索は17年後書き換えられ、
もはや読むことはできなくなった処女作。
読者の期待に応え甦った処女長篇小説真善美出版。



安部公房 -Wikipedia


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『きれぎれ 』町田 康 (著)



「—— 大きい俺や小さい俺、青空に円形に展開、
みな、くわっとした格好で中空に軽くわなないている ——」。
親のすねをかじりながら無為の日々を送っていた「俺」はかつて、
ともに芸術家を志し、
その才能を軽視していた友人が画家として成功したことを知 る。
しかも、美貌と評判高い彼の妻は、「俺」が見合いをして断った女だという。
よじれて歪んだ心が生むイメージが暴走した果てに「俺」が見たものは…。



町田 康 -Wikipedia


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『輪廻の暦』 萩原 葉子 (著)




  離婚を戦いとり、1人息子と妹を抱えた生活は窮迫するが、
嫩(ふたば)は書くことに生きる光明を見出していく。
そんな折り、かつて幼い嫩を捨てて駆け落ちした母を捜して引きとった。
こんどは母のわがままと気紛れに翻弄され、
執筆時間を奪われる日々が始まる——。
凄絶な苦闘の半生を毅然と描き切った
自伝的長篇3部作「蕁麻の家」「閉ざされた庭」につづく完結篇である。


萩原 葉子-Wikipedia



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『閉ざされた庭』 萩原 葉子 (著)




高名な詩人の娘嫩は、「B29機帝都に侵入す」る戦時下、
手縫いのワンピースを着、男の田舎の神社で式を挙げるが、
初めの日から「真面目な人」のはずの夫 と行き違う。
互いに傷つけあい、ささくれ立った年月の末、不妊手術をし、
戦後に離婚、自立するまでのアパート「木馬館」での生活。
「蕁麻の家」に続く、自 伝的長篇3部作の第2篇。

萩原 葉子-Wikipedia



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『蕁麻の家』 萩原 葉子 (著)



著名な詩人である洋之介の長女に生まれた嫩(ふたば)は、
8歳の時母が男と去り、知能障害の妹と父の実家で、
祖母の虐待を受けつつ成長した。家庭的不幸の “救いようのない陥穽”。
親族は身心憔悴の「私」の除籍を死の床の父に迫る。
『父・萩原朔太郎』で文壇的出発をした著者が、
青春の日の孤独と挫折の暗部を 凄絶な苦闘の果てに毅然と描き切った
自伝的長篇小説、3部作の第1作。女流文学賞受賞。



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『カーブの向う・ユープケッチャ』安部 公房 (著)



突如記憶が中断してしまい、謎に満ちた世界を手探りで行動する男。
現代人の孤独と不安を抉り出し、
『燃えつきた地図』の原型となった『カーブの向う』。
自 分の糞を主食にし、極端に閉じた生態系を持つ
奇妙な昆虫・ユープケッチャから始まる寓意に満ちた物語、
『方舟さくら丸』の原型となった『ユープケッ チャ』。
ほかに『砂の女』の原型『チチンデラヤパナ』など、知的刺激に満ちた全9篇。



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『屈辱ポンチ 』町田 康 (著)



ひょんなことから跋丸への復讐をすることになった「自分」と帆一。
考えつく限りの嫌がらせを実行するものの、なぜかうまくいかない。
無言電話、百枚の白紙 ファックスを送るエスカレート戦術もうまくいかない。
そんな二人の珍道中を独特の文体とリズムで描く表題作と
「けものがれ、俺らの猿と」の二篇を収録。



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『蛇の歌』石川 淳 (著)



  事業家向井をつけ狙う大太郎と、向井の美貌の妻・七重に恋する小次郎兄弟。
都会の夜に展開する虚々実々の駆け引き。
崩壊の予感を秘めた現代の混乱から、未来をめざす絢爛たる小説空間。絶筆。

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『ガダラの豚〈1〉』 中島 らも (著)



アフリカにおける呪術医の研究でみごとな業績を示す
民族学学者・大生部多一郎はテレビの人気タレント教授。
彼の著書「呪術パワー・念で殺す」は超能力ブー ムにのって
ベストセラーになった。
8年前に調査地の東アフリカで長女の志織が気球から落ちて死んで以来、
大生部はアル中に。
妻の逸美は神経を病み、奇跡が 売りの新興宗教にのめり込む。
大生部は奇術師のミラクルと共に逸美の奪還を企てるが…。
超能力・占い・宗教。現代の闇を抉る物語。


中島 らも-Wikipedia


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『飛ぶ男』安部 公房 (著)



  保根治(ほねおさむ)・男・三十六歳・高校教師。
突然、彼のもとへかかってきた電話の主は、いるはずのない“弟”だった。
空を飛び、スプーン曲げを職業とする、自称“弟”。
いったい、その目的は…。
死後、愛用したワープロのフロッピー・ディスクから発見された長編。    



安部公房 -Wikipedia


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『奉教人の死 』芥川 龍之介 (著)

 



芥 川は殉教者の心情や、東西の異質な文化の接触と融和という課題に興味を覚え、
近代日本文学に“切支丹物”という新分野を開拓した。
文禄・慶長ごろの口語文 体にならったスタイルで、
若く美しく信仰篤い切支丹奉教人の、
哀しいが感動的な終焉を格調高く綴った名作『奉教人の死』、
信仰と封建的な道徳心との相剋に 悩み、
身近な人情に従って生きた女を描く『おぎん』など、11編を収録。


芥川 龍之介 -Wikipedia



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『荒魂』石川 淳 (著)



荒ぶる魂、生まれながらにして、生と死を抱え持つ佐太。
この存在を無気味な背景に展開される“変革”の劇。
精神の逼塞の根に仕掛けられた爆薬のような強烈 な“発条”。
初期世界からの独自な精神の運動を持続し続けた、
石川淳の『白頭吟』から『狂風記』の間を繁ぐ白眉の長篇。

石川 淳-Wikipedia


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『燃えつきた地図』 安部 公房 (著)



失踪者を追跡しているうちに、次々と手がかりを失い、
大都会の砂漠の中で次第に自分を見失ってゆく興信所員。
都会人の孤独と不安.



安部公房 -Wikipedia


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『笑う月』安部 公房 (著)




安部公房



思考の飛躍は、夢の周辺で行われる。
快くも恐怖に満ちた夢を生け捕りにし、
安部文学成立の秘密を垣間見せる夢のスナップ17編。



安部公房 -Wikipedia


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『影・裸婦変相・喜寿童女』石川 淳 (著)



三品財閥の女婿である外交官の鳥栖庄五は、
役所の機密書類を密かに持ち帰る途中、秘密探偵社の一団に誘拐される—。
社会機構を痛烈に風刺した「影」をはじ め、
幻想的世界と現実とが妖しく交錯する「裸婦変相」、
喜寿を迎えた名妓お花が十一歳の幼女に変貌する喜談「喜寿童女」ほか、
「ほととぎす」「大徳寺」な ど、
鋭い批評眼と絶妙な文体で描かれた中期作品群より七篇を収録。

石川 淳-Wikipedia


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『化鳥・きぬぎぬ川—泉鏡花小説集 』泉 鏡花 (著)



  江戸文芸の伝統につながる泉鏡花の文化は、
怪しくも美しい幻想美の世界へ読者をいざなう。
三百をこえる作品の中から殊玉の短編を選りすぐり、
現代の読者にも読みやすいよう工夫をこらして編集した。



泉 鏡花 -Wikipedia




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『漁夫マルコの見た夢』 塩野 七生, 水田 秀穂



  ルネサンス期のイタリア。
ヴェネツィア貴族の家では、
主人たちが商用のために長く海外に滞在していることが多かった。
その間、留守を守る女たちには、
スキャンダルにでもならない限り、大抵のことは許されていた…。


塩野七生 -Wikipedia




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『浄土 』町田 康 (著)



  THIS IS PUNK!
いま、ここに浄土があらわれる。破天荒なる暴発小説集

あなたはどぶに立ち汚辱にまみれて立ちつくしている
一個のビバカッパをちゃちゃちゃんと見なければ。
凝視して、そして笑わなければあかぬかったのだ。——<『どぶさらえ』より>

●高慢な男の虚飾がはがれた瞬間……『あぱぱ踊り』
●建て前が存在しないすがすがしい街……『本音街』
●ありふれたオフィスで起こったとんでもない事件……『自分の群像』—
—他、全7編収録



町田 康 -Wikipedia


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『友達・棒になった男』 安部 公房 (著)



平凡な男の部屋に闖入した奇妙な9人家族。
どす黒い笑いの中から“他者”との関係を暴き出す「友達」など、
代表的戯曲3編を収める。



安部公房 -Wikipedia


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『残像に口紅を 』筒井 康隆 (著)



「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまった。
世界からひとつ、またひとつと、ことばが消えてゆく。
愛するものを失うことは、とても哀し い…。
言語が消滅するなかで、執筆し、飲食し、講演し、交情する小説家を描き、
その後の著者自身の断筆状況を予感させる、究極の実験的長篇小説。



筒井 康隆 -Wikipedia


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『龍潭譚の巻 』泉 鏡花 (著)



龍潭譚=母を亡くして間もない少年が、夢のような世界の中で、
怪しいまでに美しい女と出会い、幻の乳房を吸い、幻の血を見る。

さゝ蟹=彫刻の名人が亡く なって、その道具も売り払われた寂しい晩に、
名人が心に懸けていた蟹の彫刻が、仏壇から走り出た。

幻往来=大学病院の近くで医学生が見かけた美しい病人。
やがて医学生は、その面影を遊廓の中でも見るほどにとり憑かれていく。

高野聖=山中に迷いこんだ若い僧が、
出会った美女に谷川での水浴びを勧められ、美女 の肌に心惑わされる。
しかし、その女こそ自分と交わった男を次々と
動物の姿に変えてしまう妖女だった。



泉 鏡花 -Wikipedia



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『薄紅梅 』泉 鏡花 (著)



  蜻蛉の舞う小春日和の卵塔場、
年増の美女と初老の男は30年前に起きた
若い女の哀しい身投げ事件に想いを馳せる…。
2ヵ月後の死を予感しつつ書かれた絶筆「縷紅新草」のほか、
最晩年に鏡花が到達した文体を如実に示す佳品「薄紅梅」「雪柳」を収める。



泉 鏡花 -Wikipedia



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『夫婦茶碗 』町田 康 (著)



金がない、仕事もない、うるおいすらない無為の日々を一発逆転する最後の秘策。
それはメルヘン執筆。
こんなわたしに人生の茶柱は立つのか?!
あまりにも過 激な堕落の美学に大反響を呼んだ「夫婦茶碗」。
金とドラッグと女に翻弄される元パンクロッカー(愛猫家)の
大逃避行「人間の屑」。
すべてを失った時にこ そ、新世界の福音が鳴り響く!
日本文芸最強の堕天使の傑作二編。



町田 康 -Wikipedia


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『落花・蜃気楼・霊薬十二神丹』石川 淳 (著)



闊達自在、卓抜典雅な文章で貫ぬかれた揺るぎない批評眼、飛翔する想像力。
世相を鋭く風刺し、幻想的世界と現実とが交錯する石川文学中期作品群七篇。
—か つて東北の鄙びた温泉場で、俄に腹痛におそわれた〈わたし〉が、
土地に伝わる丸薬でそれを治した話に始まる「霊薬十二神丹」ほか、
「落花」「近松」「今は むかし」「蜃気楼」「かくしごと」「狐の生肝」を収録。



石川 淳 -Wikipedia


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『蜘蛛の糸・杜子春 』芥川 龍之介 (著)



けっしてふりむいてはいけない、必ず一度、そんな時がきます……。

地 獄に落ちた男が、やっとのことでつかんだ一条の救いの糸。
ところが自分だけが助かりたいというエゴイズムのために、
またもや地獄に落っこちる『蜘蛛の 糸』。
大金持ちになることに愛想がつき、
平凡な人間として自然のなかで生きる幸福をみつけた『杜子春』。
魔法使いが悪魔の裁きを受ける神秘的な『アグニの 神』。
健康で明るく、人間性豊かな少年少女のために書かれた作品集。



芥川 龍之介 -Wikipedia



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『虚航船団 』筒井 康隆 (著)



鼬族の惑星クォールの刑紀999年6月3日、
国籍不明の2基の核弾頭ミサイルによって国際都市ククモが攻撃され、
翌4日、無数の小型単座戦闘艇に乗ったオ オカマキリを従えた
文房具の殺戮部隊が天空から飛来した。
それはジャコウネコのスリカタ姉妹の大予言どおりの出来事だった—。
宇宙と歴史のすべてを呑み込 んだ超虚構の黙示録的世界。
鬼才が放つ世紀末への戦慄のメッセージ。



筒井 康隆 -Wikipedia


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『辰巳巷談・通夜物語 』泉 鏡花 (著)



「辰巳巷談」は明治31年の作.
鏡花が深く愛した深川の地を舞台に,洲崎の女を描いたものであるが,
遊里そのものを描かず,
側面から妓女の生活を描破した ところに凡筆でない生彩をみることができる.
「通夜物語」は同年の作で,
東京の山の手の屋敷町になおはびこる旧代の因襲的思想に対する,
作者の憎悪が溢れ ている.



泉 鏡花 -Wikipedia



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『戯作三昧・一塊の土 』芥川 龍之介 (著)



江戸末期に、市井にあって芸術至上主義を貫いた滝沢馬琴に、
自己の思想や問題を託した「戯作三昧」、
他に「枯野抄」等全13編を収録。



芥川 龍之介 -Wikipedia



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『軍靴の響 (「帝国」戦争と文学) 』千葉 泰子 (著)



  満洲事変~太平洋戦争期に敢行された
小説・詩集・歌集・ルポルタージュ・従軍期などの単行本を精選。
12は、千葉泰子著「軍靴の響き」を復刻。

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『文学部唯野教授 』筒井 康隆 (著)



これは究極のパロディか,抱腹絶倒のメタフィクションか! 
大学に内緒で小説を発表している唯野先生は,
グロテスクな日常を乗り切りながら,
講義では印象 批評からポスト構造主義まで
壮観な文学理論を展開して行くのであったが….
「大学」と「文学」という2つの制度=権力と渡り合った,
爆笑と驚愕のスーパー 話題騒然小説.



筒井 康隆 -Wikipedia


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『足穂拾遺物語』  稲垣 足穂 (著), 高橋 信行 (編さん)



DONG !!! ギボン! エイ! ビュン! トンコロピー・・・・・・・・・ キャッ !!!
新発見101篇+オマケ2篇+解題・校異700枚。
稲垣足穂研究ニューウェイヴの総力を結集した、
ヴェリー・ベスト・&レア・トラックスが、これだ !!! 



稲垣 足穂 -Wikipedia


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『虹の彼方に』  高橋 源一郎 (著)



—この一切をはじめたのは、ほんとうは誰なんだよ!!—
だからおれの夢の中に出てくる
『虹の彼方に(オーヴァー・ザ・レインボウ)』だって言ってるじゃね えか。
一九七三年夏、東京拘置所。
『カール・マルクス』『ウルトラマン』等夢みる囚人達と
所長『ハンプティ・D』の間で演じられる可笑しくも悲痛な思想 劇。
『さようなら、ギャングたち』『ジョン・レノン対火星人』と並び
著者の原点を示す秀作。



高橋源一郎 -Wikipedia



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『海神別荘—他二篇 』泉 鏡花 (著)



美女「ここは極楽でございますか」.
公子「ははは,そんな処と一所にされて堪るものか.
おい,女の行く極楽に男はおらんぞ.男の行く極楽に女はいない」.
かつて芥川比呂志,いま坂東玉三郎演出によって上演された表題作は,
「天守物語」「夜叉ケ池」とならぶ鏡花幻想劇の極致.
「山吹」「多神教」を併収.



泉 鏡花 -Wikipedia




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『鷹』石川 淳 (著)




「万人の幸福のために」もっと上等のたばこをつくりたい、
そう考えたために国助は専売公社を追われた。
ある日、巷の古ぼけた食堂で見知らぬ男に声をかけら れ、
運河のほとりの秘密たばこ工場に雇われる。
そこで次々に奇妙な体験を重ねるが…。
表題作「鷹」のほか「珊瑚」「鳴神」を収録。
透徹する深遠な幻想と独 特の文体のリズムに、
痛烈な世相批判を篭める傑作諷刺小説。



石川 淳 -Wikipedia


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『おまんが紅・接木の台・雪女 』和田 芳恵 (著)



片隅に生きる職人の密かな誇りと覚悟を顕彰する「冬の声」。
不作のため娼妓となった女への暖かな眼差し「おまんが紅」。
一葉研究史の画期的労作『一葉の日 記』の著者和田芳恵の
晩年の読売文学賞受賞作「接木の台」、
著者の名品中の名品・川端康成賞受賞の短篇「雪女」など
代表作14篇を収録。


和田 芳恵 -Wikipedia

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『旅のラゴス 』 筒井 康隆 (著)



北から南へ、そして南から北へ。
突然高度な文明を失った代償として、
人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、
ひたすら旅を続ける男ラゴス。
集団転 移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、
生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か?
異空間と異時間がクロスする不思議な物語世 界に
人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。


筒井 康隆 -Wikipedia


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『R62号の発明・鉛の卵』安部 公房 (著)



生きたまま自分の《死体》を売って
ロボットにされた技師の人間への復讐を描く「R62号の発明」など、
思想的冒険にみちた作品12編。



安部公房 -Wikipedia


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『幾度目かの最期—久坂葉子作品集』久坂 葉子 (著)



今も惜しまれる元祖天才文学少女、その青春の光と影—。
十八歳の時書いた作品で芥川賞候補となり、
そのわずか三年後に、列車に身を投げた久坂葉子。
名門の 出という重圧に抗いつつ、
敗戦後の倦怠と自由の空気の中で、
生きることの辛さを全身で表わすかのように、
華やかな言動の陰で繰り返される自殺劇…。
遺書的 作品「幾度目かの最期」を中心に、
神話化された幻の作家の心の翳りを映す貴重な一冊。


久坂 葉子-Wikipedia

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『侏儒の言葉・西方の人 』芥川 龍之介 (著)



著者の厭世的な精神と懐疑の表情を鮮やかに伝える「侏儒の言葉」、
芥川文学の生涯の総決算ともいえる「西方の人」「続西方の人」の3編。



芥川 龍之介 -Wikipedia



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『狂風記』石川 淳 (著)



  怨霊の化身ヒメ一族が富と権力の亡者どもに熾烈な戦いを開始。
卓抜なイマージュと縦横無尽のパロディで卑俗な現実を笑いとばす。
現代文学史に屹立する記念碑的大作。



石川 淳 -Wikipedia


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『祭りの場;ギヤマンビードロ』林 京子 (著)


如何なれば膝ありてわれを接(うけ)しや
──長崎での原爆被爆の切実な体験を、叫ばず歌わず、
強く抑制された内奥の祈りとして語り、
痛切な衝撃と深甚な感 銘をもたらす林京子の代表的作品。
群像新人賞・芥川賞受賞の「祭りの場」、
「空罐」を冒頭に置く連作「ギヤマンビードロ」を併録。

林 京子-Wikipedia


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『ダンシング・ヴァニティ』 筒井 康隆 (著)



この小説は、反復し増殖する、驚愕の文体で書かれています。
この作品を読んだあとは、人の世の失敗も成功も、名誉 も愛も、
家族の死も、自分の死さえもが、全く新しい意味をもち始めるでしょう。
そして他の小説にも、現実生活にさえも、
反復が起きる期待を持ってしまうか もしれません。
この本を読むには相当の注意が必要です!

筒井 康隆 -Wikipedia


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『文学鶴亀 』 武藤 康史 (著)



  書物を読めばその一文一文、
一語一語に惚れぼれし、
朗読を聞けば間や息づかい
一つひとつに惚れぼれし、
芝居に行けば科白の一言一言に
惚れぼれし、映画館に入れば
カメラの一挙一動に惚れぼれする。
愛おしみ、慈しむ、
その惚れっぷリの深さ、
律儀さ、熱心さに、
誰が惚れぼれせずにおられよう?
----柴田元幸    



武藤 康史 -Wikipedia

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『壁』安部 公房 (著)



ある朝、突然自分の名前を喪失してしまった男。
以来彼は慣習に塗り固められた現実での存在権を失った。
自らの帰属 すべき場所を持たぬ彼の眼には、
現実が奇怪な不条理の塊とうつる。
他人との接触に支障を来たし、マネキン人形やラクダに奇妙な愛情を抱く。
そして……。
独 特の寓意とユーモアで、孤独な人間の実存的体験を描き、
その底に価値逆転の方向を探った芥川賞受賞の野心作。

安部公房 -Wikipedia


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『愛をひっかけるための釘 』中島 らも (著)



早く、一秒でもいいから早く大人になりたい。
少年たちは理不尽な叱られ方をする度に怒りを
一種のホルモンに変えて成長していく—。
空を飛ぶ夢ばかり見た少 年時代、
よこしまな初恋、
金縛りから始まる恐怖体験、
さまざまな別れと出会い、
とことん睦み合った酒の正体、
煙草呑みの言いわけ。
薄闇の路地裏に見え隠れ する、
喜びと哀しみと羞じらいに満ちた遠い日の記憶。




中島 らも -Wikipedia



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『ノスタルギガンテス 』寮 美千子 (著)



  生成する廃墟、世界の裂け目、あらゆる名づけ得ぬ廃墟。
ノスタルギガンテスと呼ばれはじめた公園の木、
そのまわりに着々と集まりはじめる様々なものがまきおこす、
不可思議な現象を少年の視点から描く。    


寮 美千子 -Wikipedia

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『稲垣足穂コレクション〈8〉弥勒』  稲垣 足穂 (著)



「目指す人間とは何であるか?
 それはこの自分自身である。
 固有の色合いがある、振動的な、即ち生きている、
 真鍮の砲弾や花火仕掛の海戦に心を惹かれている 自己自身である」(「弥勒」)。
昭和七年明石に帰省した足穂は、
昭和十一年末に最後の上京をして牛込横寺町に住む。
酒精に耽溺する身辺無一物の果てに辿り ついた自己救済の夢を描く「弥勒」の他、
三十代から四十代はじめまでの時期を扱った自伝的作品九篇。全巻完結。



稲垣 足穂 -Wikipedia


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『稲垣足穂コレクション (7) ライト兄弟に始まる』 稲垣 足穂 (著)



「ライト兄弟の年代記の背後には、私の幼年期を中心にした、
 二十世紀初頭の難波の着色スライドが隠れている」(「ライト兄弟に始まる」)
—1903年12 月17日、世界初の飛行実験に成功したライト兄弟から
リリエンタールや日野・徳川大尉に至るまで、
初期の飛行家たちが大空に賭けた夢のあとをたどり、
飛行 機械への呪物的愛と憧憬的追憶を綴った表題作をはじめ、
「墜落」「空の美と芸術に就いて」の三篇を収める。



稲垣 足穂 -Wikipedia


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『稲垣足穂コレクション (6) 僕の“ユリーカ”』 稲垣 足穂 (著)



ポオの『ユリーカ』中のことば
「無限とは或る観念を示したものではなく、
或る観念への努力を表しているものに過ぎない」を敷衍する作業として、
独自の宇宙 論を展開した代表作「僕の“ユリーカ”」、
リーマンやアインシュタイン、ユークリッドなどを引き合いに出した
「ロバチェフスキー空間を旋りて」、
自伝的色 合いの濃い「古典物語」などを収める。



稲垣 足穂 -Wikipedia


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『少年愛の美学—稲垣足穂コレクション〈5〉』 稲垣 足穂 (著)



  洋の東西を問わず、歴史に現れたときからの少年愛のありようをたずね、
その真髄を探り、ここに一つの美学体系としての構築、集大成を見る。
「A感覚とV感覚」を併せて収録する。    



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『ヴァニラとマニラ—稲垣足穂コレクション〈4〉』稲垣 足穂 (著)



自由の塔に幽閉されたサド侯爵の話に始まる「ヴァニラとマニラ」。
究極のエロスあるいは極端な淫蕩のさまざまをめぐって考察され、
星屑のようにオブジェが ちりばめられる。
さらに肛門感覚の魅力を探求する作品群に、
異色怪異譚「山ン本五郎左衛門只今退散仕る」を併せて収録する。



稲垣 足穂 -Wikipedia


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『ヰタ・マキニカリス〈下〉』 稲垣 足穂 (著)



  「この世界は無数の薄板の重なりによって構成されている。
 薄板界はいわば夢の世界である」(「タルホと虚空」)
—この薄板界を通路とし、
月世界旅行も宇宙博覧会遊覧もすべて可能であると喝破しきった
タルホ・ワールド。    




稲垣 足穂 -Wikipedia


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『稲垣足穂コレクション2 』稲垣 足穂 (著)



「少年少女は過ぎ行かん。天文学と航空術もまた然り。
 されどヰタ・マキニカリスは永遠なるべし!」(タルホの考えた宣伝文)
自分の書くものはモザイクであ り、
フィルム的継ぎ合わせであると宣言したタルホ。
全34編の作品のうち、上巻にはデビュー作「チョコレット」ほか
「黄漠異聞」「星を造る人」「天体嗜好 症」「童話の天文学者」など
前半の20編を収録する。



稲垣 足穂 -Wikipedia


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『一千一秒物語—稲垣足穂コレクション〈1〉 』稲垣 足穂 (著)



足穂コレクション刊行開始!
V感覚もP感覚も畢竟するところA感覚へと収斂するものである—。
宇宙的郷愁と機械美への憧憬とダンディズムに充ちた独特な作 品群は
情感主義的な日本文学風土を超えひときわ異彩を放つ。
本巻には処女出版の代表作『一千一秒物語』をはじめ、
「第三半球物語」「私の耽美主義」「オー ドヴル」「水晶物語」
「彗星倶楽部」「月光密輸入」などの初期作品を収録する。


稲垣 足穂 -Wikipedia


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『春昼(しゅんちゅう);春昼後刻(しゅんちゅうごこく) 』泉 鏡花 (著)



  夢の感応に結ばれた男と女の魂の行方は…。
うららかな春の光のなかに夢と現実とが交錯しあう鏡花随一の傑作。                                                            

泉 鏡花 -Wikipedia



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『ジョン・レノン対火星人 』 高橋 源一郎 (著)



  住所はなく、
消印は「葛飾」、
そして差し出し人の名前は、「すばらしい日本の戦争」…………
名作『さようなら、ギャングたち』に先立つこと1年、
闘争、拘置所体験、その後の失語した肉体労働の10年が沸騰点に達し、
本書は生まれた。
<言葉・革 命・セックス>を描きフットワーク抜群、
現代文学を牽引する高橋源一郎のラジカル&リリカルな
原質がきらめく幻のデビュー作。



高橋源一郎 -Wikipedia



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『シングル・セル 』増田 みず子 (著)




椎葉幹央は大学院に籍を置く学生、5歳の時母をなくし16歳の時父と死別、
以来1人で生きている。
学位論文を書くために山の宿に籠るが、そこで奇妙な女性 と出遇う。
彼女は彼のアパートについて来、住みついてしまう。
他を拒否する〈個〉が互いを侵蝕することなく〈孤〉のまま
如何に関わるかを鋭利にみずみずし く捉え、生の深淵に迫る力作長篇。
泉鏡花賞受賞。

増田 みず子  -Wikipedia




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『新釈古事記 』石川 淳 (著)



この世のはじまり、国土を成さない、くらげなす、
あぶらなす原初から“くに”の生成に至るまで、
古事記の筆者はそれをつぶさに見て来たという。
読者を信じ こませるにたるその雄渾な筆致の魔力。
本邦最初の文学として生み落とされた千古の文体と、
夷斎を名乗る作家との出会い。
正確かつ奔放な訳業によって、難解 な古典も親しい読み物として、
今、生命を吹きかえす。



石川 淳 -Wikipedia


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『河童・或阿呆の一生 』芥川 龍之介 (著)



珍妙な河童社会を通して自身の問題を切実にさらした「河童」、
自らの芸術と生涯を凝縮した「或阿呆の一生」等、最晩年の傑作6編。

芥川 龍之介 -Wikipedia



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『塩壷の匙 』車谷 長吉 (著)



吉祥天のような貌と、獰猛酷薄を併せ持つ祖母は、闇の高利貸しだった。
陰気な癇癪持ちで、没落した家を背負わされた父は、発狂した。
銀の匙を堅く銜えた塩 壷を、執拗に打砕いていた叔父は、首を縊った。
そして私は、所詮叛逆でしかないと知りつつ、
私小説という名の悪事を生きようと思った。
—反時代的毒虫が二 十余年にわたり書き継いだ、生前の遺稿6篇。
第6回三島由紀夫文学賞。芸術選奨文部大臣新人賞。

車谷 長吉 -Wikipedia


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『海も暮れきる 』吉村 昭 (著)



  さすらいの俳人・尾崎放哉の凄絶な死。
咳をしても1人
之でもう外に動かないでも死なれる
肉がやせて来る太い骨である
いったんはエリートコースを歩みながら、
やがて酒に溺れ、
美しい妻に別れを告げ流浪の歳月を重ねる。
小豆島で悲痛な死を迎える放哉の生涯を鮮烈に描く。


吉村 昭 -Wikipedia

尾崎放哉 -Wikipedia

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『夜と陽炎—耳の物語** 』 開高 健 (著)



耳の越に刻まれた《音》の記憶をもとに半生を再構築する。
《音》は茫漠たる過去を鮮から照らし出す。
—ヴェトナムの戦場で体験した迫撃砲の轟音。
家庭をか えりみない夫に対して妻と娘が浴びせかける罵声。
アマゾンで聞いたベートーヴェン…。
昭和29年にサントリーに入社し、
芥川賞を得て作家となり現在に至る までを、
一人称「私」ぬきの文体で綴る野心作。日本文学大賞受賞。

開高 健 -Wikipedia

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『破れた繭—耳の物語* 』 開高 健 (著)



古今東西、あらゆる方法で自伝は書かれた。
しかし、《音》によって生涯が語られたことは、まだない。
—少年の耳に残る草の呼吸、虫の羽音。落下してくる焼 夷弾の無気味な唸り。
焼跡の上を流れるジャズのメロディ。
恐怖とともに聞いた「できたらしい」という女のひと言…。
昭和5年に大阪に生まれてから大学を卒 業するまでの青春を、
《音》の記憶によって再現する。日本文学大賞受賞。

開高 健 -Wikipedia

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『箱男』安部 公房 (著)



ダンボール箱を頭からすっぽりとかぶり、都市を彷徨する箱男は、
覗き窓から何を見つめるのだろう。
一切の帰属を捨て去り、存在証明を放棄することで彼が求め、そして得たものは? 贋箱男との錯綜した関係、看護婦との絶望的な愛。
輝かしいイメージの連鎖と目まぐるしく転換する場面(シーン)。
読者を幻惑する幾つものトリックを仕掛けながら記述されてゆく、
実験的精神溢れる書下ろし長編。

安部公房 -Wikipedia


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『悪い夏・花束』吉行 淳之介 (著)



初期から最晩年まで、短篇小説で辿る吉行淳之介の世界。
男女の心象風景を凝縮するイメージで描く散文詩風の「藁婚式」、
少年の眼を通して恋愛の生理と心理を追う「悪い夏」、
父エイスケと屈折した関係を主題とした「電話と短刀」、
親友の13回忌に訪れた男女の齟齬を描く「花束」等14篇を収録。
明晰な文体と実験的手法で、
人間の生と性の不条理を追究した著者の珠玉の作品集。 




吉行 淳之介-Wikipedia


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『パルタイ 紅葉狩り』倉橋 由美子 (著)



前衛党入党から離反までを、不毛な性愛の日々に重ね、
内的手法で描いたデビュー作「パルタイ」以降、
日本の文学風土から自由な、徹底した虚構を追究。
そこ からは、イメージの豊饒さと方法意識に貫かれた“反世界”が現れる。
プロメテウスの罰を再現した「囚人」、
白昼夢にたゆとう「夢のなかの街」等、
初期作品 から怪奇掌篇、寓意譚に至る九篇を収録し、
著者の孤高なる文学的歩みをたどる。

倉橋 由美子 -Wikipedia



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『外科室・海城発電 他5篇 』 泉 鏡花 (著)



一度目をかわしただけで恋におちた学生と少女が、
歳月をへだてて、
それぞれ外科医師と患者の貴婦人として手術室の中で再会し、愛の殉ずる—。
鏡花文学の原 型をもっともよく示す
この「外科室」をはじめとする初期の代表作集。
他に「義血侠血」(「滝の白糸」の原作)「夜行巡査」
「琵琶伝」「化銀杏」「凱旋祭」 を収録。


泉 鏡花 -Wikipedia


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『百億の昼と千億の夜 』光瀬 龍 (著)




ギリシアの哲人プラトン、釈迦国の王子悉達多、ナザレの救世主イエス。
彼らは世界の破滅を感知し、この世界を外から支配する超越者の存在を知る。
幾千億の 宇宙と人類の存亡をかけ、
紀元前の過去から未来までの時空間の中で、
彼らは巨大な力に戦いを挑んでいくが…
宇宙の創世と終焉、神と人間、時の流れの非情さ をテーマに、
壮大なスケールで描く日本SF小説の金字塔。


光瀬 龍 -Wikipedia


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『ヴィヨンの妻 』太宰 治 (著)



新生への希望と、戦争を経験しても毫も変らぬ現実への絶望感との間を
揺れ動きながら、命がけで新しい倫理を求めよ うとした
晩年の文学的総決算ともいえる代表的短編集。
家庭のエゴイズムを憎悪しつつ、
新しい家庭への夢を文学へと完璧に昇華させた表題作、
ほか『親友交 歓』『トカトントン』『父』『母』『おさん』
『家庭の幸福』絶筆『桜桃』、いずれも死の予感に彩られた作品である。





太宰 治 -Wikipedia


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『権現の踊り子 』町田 康 (著)



権現市へ買い物に出かけたところ、うら寂しい祭りの主催者に見込まれ、
「権現躑躅踊り」のリハーサルに立ち会う。
踊りは拙劣。
もはや恥辱。
辟易する男の顛 末を描いて川端康成文学賞を受賞した表題作や、
理不尽な御老公が市中を混乱に陥れる、
“水戸黄門”の町田バージョン「逆水戸」など、著者初の短編集。

町田 康 -Wikipedia


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『新釈雨月物語;新釈春雨物語 』石川 淳 (著)



世にも清潔に、かつ澄みきった怖ろしさ、凄さ!
魔道に堕ちた上皇の苦悩をえがく傑作「白峯」、
人間の羈絆を脱して鯉に化した僧の眼に
うつる絶美の自然をえ がく「夢応の鯉魚」…
作者上田秋成による透徹した美の追求から創造された彫刻的な文体を、
独行好学の作家の創意にみちた現代語訳で贈る。



石川 淳 -Wikipedia


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『羅生門・鼻 』芥川 龍之介 (著)



  ワルに生きるか、飢え死にするか、ニキビ面の若者は考えた……。

京の都が、天災や飢饉でさびれすさんでいた頃の話。
荒れはてた羅生門に運びこまれた死人の髪の毛を、
一本一本とひきぬいている老婆を目撃した男が、
生きの びる道を見つける『羅生門』。
あごの下までぶらさがる、見苦しいほど立派な鼻をもつ僧侶が、
何とか短くしようと悪戦苦闘する『鼻』。
ほかに、怖い怖い『芋 粥』など、ブラック・ユーモアあふれる作品6編を収録。


芥川 龍之介 -Wikipedia



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『日本三文オペラ』開高 健 (著)



大阪旧陸軍工廠跡に放置された莫大な鉄材に目をつけた
泥棒集団「アパッチ族」の勇猛果敢な大攻撃! 
雄大なスケールで描く快作。

開高 健 -Wikipedia

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『輝ける闇 』 開高 健 (著)



銃声が止んだ……虫が鳴く、猿が叫ぶ、黄昏のヴェトナムの森。
その叫喚のなかで人はひっそり死んでゆく。
誰も殺せ ず、誰も救えず、誰のためでもない、
空と土の間を漂うしかない焦燥のリズムが
亜熱帯アジアの匂いと響きと色のなかに漂う。
孤独・不安・徒労・死―
―ヴェト ナムの戦いを肌で感じた著者が、生の異相を果敢に凝視し、
戦争の絶望とみにくさをえぐり出した書下ろし長編。


開高 健 -Wikipedia

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『砂の女』 安部 公房 (著)



来る日も来る日も砂・砂・砂……。

砂 丘へ昆虫採集に出かけた男が、
砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。
考えつく限りの方法で脱出を試みる男。
家を守るために、男を穴の中にひきと めておこうとする女。
そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々。
ドキュメンタルな手法、サスペンスあふれる展開のうちに、
人間存 在の極限の姿を追求した長編。
20数ヶ国語に翻訳されている。読売文学賞受賞作。

安部公房 -Wikipedia

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『天馬賦 』石川 淳 (著)



  夢が砕かれる瞬間の空虚を知悉しながらも、自由を目ざして、
壮大な虚構のなかに時代の高揚を伝えずにはいられなかった
ロマンティックな中篇「天馬賦」のほか、
周到な仕かけによって、
小説を読む愉悦を与えつづける石川文学の精髄を示す短篇7篇を収録する。


石川 淳-Wikipedia


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『草迷宮 』泉 鏡花 (著)



幼な子の昔、亡き母が唄ってくれた手毬唄。
耳底に残るあの懐かしい唄がもう一度聞きたい。
母への憧憬を胸に唄を捜し求めて彷徨する青年がたどりついたの は、
妖怪に護られた美女の棲む荒屋敷だった。
毬つき唄を主軸に、語りの時間・空間が重層して、
鏡花ならではの物語の迷宮世界が顕現する。

泉 鏡花 -Wikipedia

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『くっすん大黒 』町田 康 (著)



三年前、ふと働くのが嫌になって仕事を辞め、
毎日酒を飲んでぶらぶらしていたら妻が家を出て行った。
誰もいない部屋に転がる不愉快きわまりない金属の大 黒、今日こそ捨ててこます—
日本にパンクを実在させた町田康が文学の新世紀を切り拓き、
作家としても熱狂的な支持を得た鮮烈のデビュー作、待望の文庫化。



町田 康 -Wikipedia


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『思い川・枯木のある風景・蔵の中 』宇野 浩二 (著)



芸妓村上八重と著者との30年にも及ぶ恋愛を題材に
小説家牧と芸者三重次とが互いの人生の浮き沈みを越えて
真摯な心を通わせ合った長い歳月の愛を独得の語 りくちで描いた
戦後の代表作・読売文学賞受賞「思い川」、
なじみの質屋の蔵の中で質種の着物の虫干しをしながら
着物に纏わる女たちの思い出に耽る男の話・ 出世作「蔵の中」、
他に「枯木のある風景」の3篇を収録。

宇野 浩二-Wikipedia

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『地獄変・偸盗 』芥川 龍之介 (著)



地獄変の屏風を描くため一人娘を火にかけて芸術の犠牲にし、
自らは縊死する異常な天才絵師の物語「地獄変」など“王朝もの”第二集。

芥川 龍之介 -Wikipedia

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『至福千年』石川 淳 (著)



内外騒然たる幕末の江戸,千年会の首魁・加茂内記は
非人乞食をあやつって一挙に世直しをと狙っていた.
手段えらばぬ内記に敵対するはマリヤ信仰の弘布者・ 松太夫.
これら隠れキリシタンたちの秘術をつくした暗闘のうちに,
さて地上楽園の夢のゆくえは——.
不思議なエネルギーをはらむ長篇伝奇小説.



石川 淳 -Wikipedia


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『スミヤキストQの冒険 』倉橋 由美子 (著)



そこは悪夢の島か、はたまたユートピアか。
スミヤキ党員Qが工作のために潜り込んだ孤島の感化院の実態は、
じつに常軌を逸したものだった。
グロテスクな院 長やドクトルに抗して、Qのドン・キホーテ的奮闘が始まる。
乾いた風刺と奔放な比喩を駆使して、
非日常の世界から日常の非条理を照射する。
怖ろしくも愉し い長編小説。


倉橋 由美子 -Wikipedia

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『爆発道祖神 』町田 康 (著)



  懐から電話を取り出したり、
エレキで郵便を贈ったりする人々を軽蔑しつつも、
少し羨ましいと思ってしまう。
日常を描いたエッセイ風でありながら、
小説とも詩ともつかない「町田節」が炸裂する。
『朝日新聞』連載をまとめる。      

町田 康-Wikipedia


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『マシアス・ギリの失脚 』池澤 夏樹 (著)



南洋の島国ナビダード民主共和国。
日本とのパイプを背景に大統領に上りつめ、
政敵もないマシアス・ギリはすべてを掌中に収めたかにみえた。
日本からの慰霊 団47人を乗せたバスが忽然と消えるまでは…。
善良な島民たちの間でとびかう噂、
おしゃべりな亡霊、妖しい高級娼館、巫女の霊力。
それらを超える大きな何 かが大統領を呑み込む。
豊かな物語空間を紡ぎだす傑作長編。
谷崎潤一郎賞受賞作。


池澤 夏樹 -Wikipedia

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『さようなら、ギャングたち 』高橋 源一郎 (著)



詩人の「わたし」と
恋人の「S・B(ソング・ブック)」と
猫の「ヘンリー4世」が
営む超現実的な愛の生活を独創的な文体で描く。
発表時、吉本隆明が「現在 までのところポップ文学の最高の作品だと思う。
村上春樹があり糸井重里があり、村上龍があり、
それ以前には筒井康隆があり栗本薫がありというような優れた 達成が
無意識に踏まえられてはじめて出てきたものだ」と
絶賛した高橋源一郎のデビュー作。

高橋源一郎 -Wikipedia

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『夏の闇 』 開高 健 (著)




ヴェトナム戦争で信ずべき自己を見失った主人公は、
ただひたすら眠り、貪欲に食い、繰返し性に溺れる嫌悪の日々を おくる……
が、ある朝、女と別れ、ヴェトナムの戦場に回帰する。
“徒労、倦怠、焦躁と殺戮”という、暗く抜け道のない現代にあって、
精神的混迷にかざす灯 を探し求め、
絶望の淵にあえぐ現代人の《魂の地獄と救済》を描き、
著者自らが第二の処女作とする純文学長編。

開高 健 -Wikipedia

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『世相・競馬 』 織田 作之助 (著)



終戦直後の大阪の混沌たる姿に、自らの心情を重ねた代表作「世相」、
横紙破りの棋風で異彩を放つ大阪方棋士・坂田三吉の人間に迫る「聴雨」、
嫉妬から競馬 におぼれる律儀で小心な男を描いた「競馬」、
敬愛する武田麟太郎を追悼した「四月馬鹿」等、小説8篇に、
大阪人の気質を追究した評論「大阪論」を併録。
自 由な精神で大阪の街と人を活写した織田作之助の代表作集。

織田 作之助-Wikipedia

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『黄金伝説・雪のイヴ』石川 淳 (著)



常に時代と対峙し、辛辣な批判精神と強烈な抵抗精神で戦い続けた著者の、
文学的出発期の作品「鬼火」「ある午後の風景」「長助の災難」「桑の木の話」。行 方不明の女を捜し彷徨することで生を繋ぐ“わたし”が、
娼婦となった女と再会—。
敗戦後の混乱を鋭く凝視し
絶望を再生に転化させる新たな出発を示した「黄 金伝説」、
他に「無尽灯」「雅歌」「雪のイヴ」など収録10篇。


石川 淳-Wikipedia


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『緑色のストッキング・未必の故意 』安部 公房 (著)



共同体に潜む狂気を暴きだす『未必の故意』。
誰が医者で誰が患者なのか、
精神病院を舞台に〈正気〉の根拠を鋭く問う『愛の眼鏡は色ガラス』。
草食人間と なった一人の男の、
〈変身〉の行方を追究した『緑色のストッキング』。
旧版『どれい狩り』を全面改訂、
珍獣ウエーの出現を通して人間存在の不確実性を浮彫 りにする
『ウエー(新どれい狩り)』。
文学的緊張と劇的興奮に満ちた戯曲4編を収録。

安部 公房  -Wikipedia

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『パンドラの匣』太宰 治 (著)



風変りな結核療養所で闘病生活を送る少年を描く「パンドラの匣」。
社会への門出に当って揺れ動く中学生の内面を綴る「正義と微笑」。



太宰 治 -Wikipedia


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『焼跡のイエス・善財』石川 淳 (著)



敗戦直後、上野のガード下の闇市で、
主人公の「わたし」が、
浮浪児がキリストに変身する一瞬を目にする「焼跡のイエス」。
少女の身に聖なる刻印が現われる 「処女懐胎」。
戦後無頼派と称された石川淳の超俗的な美学が結晶した代表作のほかに
「山桜」「マルスの歌」「かよい小町」「善財」を収録し、
戦前、戦中、 そして戦後へ。
徹底した虚構性に新たな幻想的光景を現出させた、
精神の鮮やかな働きを示す佳作六篇。



石川 淳 -Wikipedia


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『神の子どもたちはみな踊る』  村上 春樹 (著)



1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。
そして2月、流木が燃える冬の海岸で、
あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、
かえるくんが 地底でみみずくんと闘う東京で、
世界はしずかに共振をはじめる…。
大地は裂けた。
神は、いないのかもしれない。
でも、おそらく、あの震災のずっと前から、
ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた—。
深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。

村上 春樹 -Wikipedia



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『ふたくちおとこ』 多和田 葉子 (著)



  ティルは、口と肛門のふたつの口でしゃべった。
ドイツの伝説にあらわれた無用で無意味な奇蹟のおとこたち!
多和田葉子が誘うマジカル・ミステリー・ツアー。    

多和田 葉子 -Wikipedia

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『風媒花 』 武田 泰淳 (著)



エロ作家と自称する傍観者・峯三郎を小説の目に据え中国文化研究会のメンバー、
情人蜜枝、マルクス青年守、桃代、支那浪人細谷源之助…。
多彩な登場人物た ちの3日間を切りとり、
時間の同時性と野太い文体を駆使して貧婪無気味な人間探究を展開する。
無限の苦悩と憧れの象徴〈中国〉を背景に
混沌とした社会の肌 を非情な眼で生々しく抉る戦後文学の記念碑的傑作。

武田 泰淳 -Wikipedia



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『暗室 』吉行 淳之介 (著)



屋根裏部屋に隠されて暮す兄妹、
腹を上にして池の底に横たわる150匹のメダカ
—脈絡なく繋げられた不気味な挿話から、
作家中田と女たちとの危うい日常生 活が鮮明に浮かび上る。
性の様々な構図と官能の世界を描いて、
性の本質を徹底的に解剖し、
深層の孤独を抽出した吉行文学の真骨頂。
「暗い部屋」の扉の向こ うに在るものは…谷崎賞受賞作。

吉行 淳之介-Wikipedia


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『ろまん燈籠』太宰 治 (著)




小説好きの五人兄妹が順々に書きついでいく物語のなかに
五人の性格を浮彫りにするという野心的な構成をもった表題作など16編。



太宰 治 -Wikipedia


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『二十世紀旗手』太宰 治 (著)



麻薬中毒と自殺未遂の地獄の日々―
―小市民のモラルと、既成の小説概念を否定し破壊せんとした前期作品集。
「虚構の春」など7編。



太宰 治 -Wikipedia


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『紫苑物語 』石川 淳 (著)




  優美かつ艶やかな文体と、爽やかで強靱きわまる精神。
昭和30年代初頭の日本現代文学に鮮烈な光芒を放つ
真の意味での現代文学の巨匠・石川淳の中期代表作—
—華麗な“精神の運動”と想像力の飛翔。
芸術選奨受賞作「紫苑物語」及び「八幡縁起」「修羅」を収録。



石川 淳 -Wikipedia



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『グルジェフの残影』小森 健太朗 (著)



20世紀初頭、革命前夜のロシアに彗星のごとく現れた
神秘思想家グルジェフとは、いったい何者なのか?
ラスプーチン、スターリンなど歴史を彩る大物をはじ め、
魅力的な思想家群像を描きながら、
“20世紀最大のオカルティスト”の正体に迫る
スリリングな本格歴史ミステリ長篇。
奥泉光氏との特別対談を収録。

小森 健太朗-Wikipedia

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『密会』 安部 公房 (著)



夏の朝、突然救急車が妻を連れ去った。
妻を求めて辿り着いた病院の盗聴マイクが明かす絶望的な愛と快楽。
現代の地獄を描く長編。



安部公房 -Wikipedia


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『普賢・佳人』石川 淳 (著)



中世フランスの女流詩人の伝記を書く主人公〈わたし〉。
友人庵文蔵、非合法の運動をする文蔵の妹ユカリ—
—日常の様々な事件に捲込まれ、その只中に身を置 く〈わたし〉の現実を、
饒舌自在に描く芥川賞受賞作「普賢」のほか
処女作「佳人」、「貧窮問答」など。
和漢洋の比類ない学識と絶妙の文体、
鋭い批評眼で知 られた石川淳の文学原理を鮮明に表出する初期作品群4篇。

石川 淳 -Wikipedia



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『晩年 』太宰 治 (著)



妻の裏切りを知らされ、共産主義運動から脱落し、
心中から生き残った著者が、
自殺を前提に遺書のつもりで書き綴った処女創作集。

太宰 治 -Wikipedia

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『方舟さくら丸』安部 公房 (著)



地下採石場跡の巨大な洞窟に、核シェルターの設備を造り上げた〈ぼく〉。
「生きのびるための切符」を手に入れた三人の男女と〈ぼく〉との
奇妙な共同生活が 始まった。
だが、洞窟に侵入者が現れた時、〈ぼく〉の計画は崩れ始める。
その上、便器に片足を吸い込まれ、
身動きがとれなくなってしまった〈ぼく〉は—。
核時代の方舟に乗ることができる者は、誰と誰なのか?現代文学の金字塔。

安部 公房  -Wikipedia

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『レパントの海戦』塩野 七生 (著)



西暦1571年、スペイン王フェリペ二世率いる西欧連合艦隊は、
無敵トルコをついに破った。
コンスタンティノープルの攻略から118年にして、
トルコの地 中海世界制覇の野望は潰えたのだ。
しかし同時に、この戦いを契機に、海洋国家ヴェネツィアにも、
歴史の主要舞台だった地中海にも、落日の陽が差し始めよう としていた—。
文明の交代期に生きた男たちを壮大に描く三部作、ここに完結。



塩野 七生-Wikipedia


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『ロードス島攻防記』塩野 七生 (著)



イスラム世界に対してキリスト教世界の最前線に位置するロードス島。
コンスタンティノープルを陥落させ、
巨大な帝国を形成しつつ西進を目指すオスマン・ト ルコにとっては、
この島は喉元のトゲのような存在だった。
1522年、大帝スレイマン1世はついに自ら陣頭指揮を取って
ロードス島攻略戦を開始した—。
島 を守る聖ヨハネ騎士団との5ヶ月にわたる壮烈な攻防を描く歴史絵巻第2弾。



塩野 七生-Wikipedia


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『コンスタンティノープルの陥落』塩野 七生 (著)



東ローマ帝国の首都として一千年余も栄えたコンスタンティノープル。
独自の文化を誇ったこの都も、しかし次第に衰え、
15世紀後半には、オスマン・トルコ 皇帝マホメッド二世の攻撃の前に、
ついにその最期を迎えようとしていた—。
地中海に君臨した首都をめぐる、
キリスト教世界とイスラム世界との激しい覇権闘 争を、
豊富な資料を駆使して描く、甘美でスリリングな歴史絵巻。

塩野 七生-Wikipedia


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『井戸の底に落ちた星』小池 昌代 (著)



最近旅した、沖縄の大神島には、遠見台へ登る道の途中に、
石の、円形の、井戸があった。
汲み上げる道具もなく、ただ、空へむかって口を開いている。
のぞき こめば、底のほうには、浅くたたえられた、暗く透明な水があり、
積み上げられた石の隙間から、青草が勢いよく生え伸びていた。
目をあげると、真っ青な空。赤いハイビスカスの生垣が続いている。
深夜になれば、満天の空から、星のひとつ、ふたつが、
間違って井戸のなかへころがり落ちてきそうな気がした。
そう思うと、もうその水音を聴いたことがある ような気がするばかりか、
かつてここに立った、わたしでない誰かもまた、
同じことを感じたに違いないと思われてくるのだった。
井戸をめぐる、そんなこころが、本をめぐる本書の題名につながった。
「あとがき」より

小池 昌代-Wikipedia

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『上海・ミッシェルの口紅』林 京子 (著)



戦争の影迫る上海の街で、四人姉妹の三番目の「私」は
中国の風俗と生活の中で、思春期の扉をあけ成長してゆく。
鮮烈な記憶をたどる七篇の連作小説「ミッ シェルの口紅」と、
戦後三十六年ぶりに中国を再訪した旅行の記「上海」。
長崎で被爆して「原爆」の語り部となる決意をした著者が
幼時を過ごしたもう一つの 林京子の文学の原点中国。



林 京子-Wikipedia


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『にぎやかな未来』筒井 康隆(著)



  退屈したおれはFM放送を聞くことにした。
ところが演奏の合い間三十秒毎にCMが入る有様。
CMがうるさいとラジオのスイッチを切ると罰する
という法律が制定されたからたまらない!

筒井 康隆-Wikipedia

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『或る少女の死まで』室生 犀星 (著)



繊細な感覚で日常の美を謳った大正詩壇の鬼才,室生犀星の
初めての小説を含む自伝的三部作.
古都金沢で数奇な星の下に寺の子として育った主人公は,
詩への 思いやみがたく上京する.
詩人志望の青年の鬱屈した日々を
彩る少女との交流をみずみずしく
描いた表題作他,『幼年時代』『性に眼覚める頃』を収録.

室生犀星-Wikipedia


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『万延元年のフットボール』大江 健三郎 (著)



友人の死に導かれ夜明けの穴にうずくまる僕。
地獄を所有し、安保闘争で傷ついた鷹四。
障害児を出産した菜採子。
苦渋に満たち登場人物たちが、四国の谷間の 村をさして軽快に出発した。
万延元年の村の一揆をなぞるように、神話の森に暴動が起る。
幕末から現代につなぐ民衆の心をみごとに形象化し、
戦後世代の切実 な体験と希求を結実させた画期的長編。谷崎賞受賞。

大江 健三郎-Wikipedia

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『飢餓同盟』安部 公房 (著)



眠った魚のように山あいに沈む町花園。
この雪にとざされた小地方都市で、疎外されたよそ者たちは、
革命のための秘密結社“飢餓同盟”のもとに団結し、
権力 への夢を地熱発電の開発に託すが、
彼らの計画は町長やボスたちにすっかり横取りされてしまう。
それ自体一つの巨大な病棟のような町で、
渦巻き、もろくも崩 壊していった彼らの野望を追いながら
滑稽なまでの生の狂気を描く。

安部 公房  -Wikipedia

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『ペテン師と空気男』江戸川 乱歩 (著)



わたし、野間五郎は青年時代から物忘れの大名であり、
友人から、空気のようにたよりない男といわれ、
そこから「空気男」というあだなが生まれていた。
その わたしが、なんとなく汽車に乗りたくなり、
静岡までの切符を買って乗った車中で、
ふしぎな黒ずくめの服の紳士と会った。
悪魔のメフィストじみた風貌のその 黒服紳士こそ
ジョーカー・伊東錬太郎であった。
プラクティカル・ジョーク(冗談のいたずら)の名手伊東に
ひきつけられたわたしは、伊東とその美しい妻・美 耶子との
親交を深めていった(「ペテン師と空気男」)。
推理小説界に一大金字塔を樹立した輝ける巨人・乱歩が、
戦後、昭和30年から35年にかけて執筆し た
名作5編を収録したファン待望の1巻。


江戸川 乱歩 -Wikipedia

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『ゴットハルト鉄道』多和田 葉子 (著)



“ゴットハルトは、わたしという粘膜に炎症を起こさせた”
ヨーロッパの中央に横たわる巨大な山塊ゴットハルト。
暗く長いトンネルの旅を“聖人のお腹”を通 り抜ける陶酔と
感じる「わたし」の微妙な身体感覚を
詩的メタファーを秘めた文体で描く表題作他二篇。
日独両言語で創作する著者は、
国・文明・性など既成の 領域を軽々と越境、
変幻する言葉のマジックが奔放な詩的イメージを紡ぎ出す。

多和田 葉子  -Wikipedia

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『夜ふけと梅の花・山椒魚 』井伏 鱒二 (著)



「ああ、寒いほど独りぼっちだ!」
内心の深い想いを岩屋に潜む小動物に托した短篇「山椒魚」。
新興芸術派叢書の1冊として、
昭和5年4月に刊行された『夜 ふけと梅の花』収録15篇に、
同人誌『世紀』掲載の「山椒魚」の原型でもあった
著者の処女作「幽閉」を併録。
さまざまな文学的潮流が拮抗した昭和初年代の 雰囲気を鮮やかに刻印し、
著者の文学的出発をも告げた画期的作品群。

井伏 鱒二-Wikipedia


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『アラビアの夜の種族』古川 日出男 (著)


聖遷暦1213年。
偽りの平穏に満ちたエジプト。
迫り来るナポレオン艦隊、侵掠の凶兆に、
迎え撃つ支配階級奴隷アイユーブの秘策はただひとつ、極上の献上 品。
それは読む者を破滅に導き、歴史を覆す書物、『災厄の書』—。
アイユーブの術計は周到に準備される。
権力者を眩惑し滅ぼす奔放な空想。
物語は夜、密か にカイロの片隅で譚り書き綴られる。
「妖術師アーダムはほんとうに醜い男でございました…」。
驚異の物語、第一部。


古川 日出男 -Wikipedia

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『山梔 』野溝 七生子 (著)



山梔(くちなし)のような無垢な魂を持ち、
明治時代の厳格な職業軍人の家に生まれ育った阿字子の
多感な少女期を書く自伝的小説。
著書の野溝七生子は、明治 30年生まれ、東洋大学在学中の大正13年、
特異な育ちを描いた処女作の「山梔」で新聞懸賞小説に入選、
島崎藤村らの好評を博す。
歌人と同棲、後大学で文 学を講じ、晩年はホテルに1人暮す。
孤高の芸術精神が時代に先駆した女性の幻の名篇の甦り。

野溝 七生子 -Wikipedia

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『いのちの初夜』北条 民雄 (著)



  二十四歳で生涯を終えた著者は、生前苦悩の彷徨を虚無へ沈めず、
絶望によりむしろ強められた健康な精神を文学の上に遺した。
独英訳など海外にも知られ、強い感動を与えている。

北条 民雄 -Wikipedia

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『契丹伝奇集 』中野 美代子 (著)


  蜃気楼、砂漠、迷宮…。
広大な中央アジアに繰りひろげられる、時空を超えた華麗な幻想世界。

中野 美代子-Wikipedia


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『原色の街・驟雨』吉行 淳之介 (著)



心の底まで娼婦になりきれない娼婦と、
良家に育ちながら娼婦的な女
――女の肉体と精神をみごとに捉えた「原色の街」等初期作品5編。


吉行 淳之介-Wikipedia

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『蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ』室生 犀星 (著)



ある時は“コケティッシュ”な女、ある時は赤い三年子の金魚。
犀星の理想の“女ひと”の結晶・変幻自在の金魚と
老作家の会話で構築する艶やかな超現実主義 的小説「蜜のあわれ」。
凄絶なガン闘病記「われはうたえどもやぶれかぶれ」、
自己の終焉をみつめた遺作詩「老いたるえびのうた」等、
犀星の多面的文学世界 全てを溶融した鮮やかな達成。
生涯最高の活動期ともいうべき晩年の名作5篇を収録。

室生犀星-Wikipedia


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『午後の曳航』三島 由紀夫 (著)



船乗り竜二の逞しい肉体と精神に憧れていた登は、
母と竜二の抱擁を垣間見て愕然とする。
矮小な世間とは無縁であっ た海の男が結婚を考え、
陸の生活に馴染んでゆくとは……。
それは登にとって赦しがたい屈辱であり、
敵意にみちた現実からの挑戦であった。
登は仲間とともに 「自分達の未来の姿」を死刑に処すことで
大人の世界に反撃する――。
少年の透徹した観念の眼がえぐる傑作。


三島 由紀夫 -Wikipedia

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『緑色のストッキング・未必の故意』安部 公房 (著)



共同体に潜む狂気を暴きだす『未必の故意』。
誰が医者で誰が患者なのか、
精神病院を舞台に〈正気〉の根拠を鋭く問う『愛の眼鏡は色ガラス』。
草食人間と なった一人の男の、〈変身〉の行方を追究した
『緑色のストッキング』。
旧版『どれい狩り』を全面改訂、珍獣ウエーの出現を通して
人間存在の不確実性を浮彫 りにする『ウエー(新どれい狩り)』。
文学的緊張と劇的興奮に満ちた戯曲4編を収録。


安部 公房-Wikipedia

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『ひかりごけ 』武田 泰淳 (著)



雪と氷に閉ざされた北海の洞窟で、
生死の境に追いつめられた人間同士が
相食むにいたる惨劇を直視した表題作など全4編収録。

武田 泰淳 -Wikipedia

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『旅をする裸の眼 』多和田 葉子 (著)





ベトナム—ベルリン—パリ 映画館の中がすべてだった

ベトナムの女子高生の「わたし」は、
講演をするために訪れた東ベルリンで知り合った青年に、
西ドイツ・ボーフムに連れ去られる。
サイゴンに戻ろうと乗り込んだ列車でパリに着いてしまい、
スクリーンの中で出会った女優に、「あなた」と話しかけるようになる——。
様々な境界の上を皮膚感覚で辿る長編小説。

多和田 葉子  -Wikipedia

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『山師カリオストロの大冒険 』種村 季弘 (著)


美貌の妻と連れ添ってヨーロッパ各地で医術・錬金術・予言などの奇蹟を演じ,
美顔水や回春剤で大もうけを企んで社交界で暗躍したカリオストロ伯爵.
その天 才ぶりにゲーテが強く心惹かれ,からくも呪縛を断ち切った.
大革命前夜の啓蒙主義と神秘主義が混交するヨーロッパ社会の心性を背景に,
謎の人物の正体に迫 る痛快評伝.

種村 季弘-Wikipedia

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『踊る地平線 』谷 譲次 (著)




旅は,この散文的な近代にのこされたただひとつの魔法だ.
大陸横断の国際列車に乗り込んで,いざ,世界へ!
 異才谷譲次(1900−35)が満杯の好奇心 を携えて,
地平線の彼方を闊歩する.
人生の縮図ロンドン,静寂の北欧,パリの猥雑
−そこに映し出されるのは,昭和初年の日本と日本人の姿でもある.


谷譲次-Wikipedia

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『長い時間をかけた人間の経験 』林 京子 (著)



八月九日にすでに壊された「私」。
死と共存する「私」は古希を目前にして遍路の旅に出る。
「私」の半生とは一体何であったのか…。
生の意味を問う表題作の ほか、
一九四五年七月世界最初の核実験が
行なわれた場所・ニューメキシコ州トリニティ。
グランド・ゼロの地点に立ち「人間の原点」を見た
著者の苦渋に満ち た想いを刻す「トリニティからトリニティへ」を併録。
野間文芸賞受賞。

林 京子-Wikipedia

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『死者の書・身毒丸』折口 信夫 (著)



古墳の闇から復活した大津皇子の魂と藤原の郎女との交感。
古代への憧憬を啓示して近代日本文学に最高の金字塔を樹立した「死者の書」、
その創作契機を語る 「山越しの阿弥陀像の画因」、
さらに、高安長者伝説をもとに“伝説の表現形式として小説の形”で
物語ったという「身毒丸」を加えた新編集版。


折口 信夫 -Wikipedia

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『星と月は天の穴』吉行 淳之介 (著)





結婚生活に失敗した独り暮しの作家矢添と
画廊で知り合った女子大生紀子との奇妙な交渉。
矢添の部屋の窓下に展がる小公園、二台の揺れるブランコ。
過去から 軋み上る苦い思い出…。
明晰・繊細な文体と鮮やかな心象風景で、
一組の男女の次第に深まる愛の〈かたち〉を冷徹に描きあげ
人間存在の根本を追求する芸術選 奨受賞作。

吉行 淳之介-Wikipedia

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『明治劇談 ランプの下(もと)にて』岡本 綺堂 (著)


  『半七捕物帳』や戯曲『修禅寺物語』で知られる作家岡本綺堂は、
父に連れられて初めて団十郎・菊五郎・左団次らの新富座興行を見た。
以来、少年綺堂、長じて『東京日日新聞』劇評記者綺堂が見た
数々の舞台と名優たちの思い出を綴り、明治の時代の息吹を伝える。

岡本 綺堂 -Wikipedia

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『孤高の人 』新田 次郎 (著)



ヒマラヤ征服の夢を秘め、日本アルプスの山々をひとり疾風の如く
踏破した“単独行の加藤文太郎”の劇的な生涯。山岳小説の傑作。


新田次郎-Wikipedia


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『歌行燈・高野聖』泉 鏡花 (著)


  淫心を抱いて近づく男を畜生に変えてしまう美女に出会った、
高野の旅僧の幻想的な物語「高野聖」等、独特な旋律が奏でる鏡花の世界。    


泉 鏡花 -Wikipedia

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『人間椅子 』江戸川 乱歩 (著)






外務省書記官夫人である佳子は、美しい閨秀作家としても知られていた。
そんな佳子のもとへ、突然ある男から原稿が送られてきた。
その原稿には何が書かれて いたろうか?…
彼女がいま腰をおろしている書斎のイスのなかに、
彼女をひそかに恋する男がひそみかくれている!
肝を冷やす“人間椅子”の秘密はここに明か された!
巧緻な構成とスリリングな物語で、読者を満足させる傑作短編「人間椅子」
悪女登場でゾッとさせるすぐれた短編「お勢登場」等々…
いずれをみても江 戸川乱歩の卓越せる小説作りのうまさを満喫させる傑作集!                      

江戸川 乱歩-Wikipedia                                   


     

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『金沢;酒宴』吉田 健一 (著)


金沢の町の路次にさりげなく家を構えて心赴くままに滞在する、
内山という中年の男。
名酒に酔い、九谷焼を見、程よい会話の興趣に、
精神自由自在となる“至 福の時間”の体験を
深まりゆく独特の文体で描出した名篇『金沢』。
灘の利き酒の名人に誘われて出た酒宴の人々の姿が、
四十石、七十石入り大酒タンクに変わ る自由奔放なる
想像力溢れる傑作『酒宴』を併録。



吉田 健一-Wikipedia

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『家畜人ヤプー』沼 正三 著


  日本人が「ヤプー」と呼ばれ、白人の家畜にされている二千年後の未来に
彷徨いこんだ麟一郎と恋人クララが見たのは__。
三島由紀夫、澁澤龍彦らが絶賛した「戦後最大の奇書」最終決定版。    


沼 正三-Wikipedia

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『骨餓身峠死人葛 』野坂 昭如 (著)


“うちゃ、もっと死人葛がほしいんよ、あげんうつくしか花はなかとよ…”
死人を養分として美しい白い花を咲かせる死人葛。
その花に魅せられた少女たかを と、
彼女を取り巻く人々の愛欲とを淡々とした筆致で綴る表題作のほか、
軍歌教師であった父と自らの軍国少年時代に対する葛藤が
軍歌の絶唱にこだまする「軍 歌」、
希代の娼婦の一生を華艶なる語りで描き切る「浮世一代女」など、
傑作揃いの十六篇。


野坂 昭如-Wikipedia

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『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』村上 春樹 (著)


高い壁に囲まれ、外界との接触がまるでない街で、
そこに住む一角獣たちの頭骨から夢を読んで暮らす〈僕〉の物語、
〔世界の終り〕。
老科学者により意識の核 に或る思考回路を組み込まれた〈私〉が、
その回路に隠された秘密を巡って活躍する
〔ハードボイルド・ワンダーランド〕。
静寂な幻想世界と波瀾万丈の冒険活 劇の二つの物語が
同時進行して織りなす、村上春樹の不思議の国。



村上 春樹 -Wikipedia

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『猫と庄造と二人のおんな』谷崎 潤一郎 (著)

一匹の猫を中心に、
猫を溺愛している愚昧な男、
猫に嫉妬し、追い出そうとする女、
男への未練から猫を引取って男の 心をつなぎとめようとする女の、
三者三様の痴態を描く。
人間の心に宿る“隷属”への希求を反時代的なヴィジョンとして
語り続けた著者が、この作品では、そ の“隷属”が拒否され、
人間が猫のために破滅してゆく姿をのびのびと捉え、
ほとんど諷刺画に仕立て上げている。

谷崎 潤一郎-Wikipedia

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『感光生活』小池 昌代 (著)


  日常生活の中に立ち現れる新たな変容と、記憶のように甦る永遠の相…。
「わたし」という謎の中心に生きて在る感触へむけて、
深く降りてゆく15の短篇集。    

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『猫町』萩原 朔太郎 (著), 金井田 英津子


  猫、猫、猫、猫、猫、猫、猫。
どこを見ても猫ばかり。いつもの角を曲がったら、
そこは夢現・無限のめまい町。
ノスタルジックでモダーンなイラスト紀行。    

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『風と光と二十の私と』坂口 安吾 (著)


  “余は偉大なる落伍者となって、歴史のなかによみがえる”
雪の国・新潟の教室の机に彫って上京し、
あえて、孤独な自己鍛練の世界に彷徨する、
“精神の巨人”坂口安吾の繊細にして豪放、聖にして俗の、
ダイナミックな自伝世界。

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『さよならの城』寺山 修司 (著)


  夢を深く見すぎると、いつかその夢に復讐されます。
かと言って、夢を見ようとしない人は、
いつも味気ない日を過ごさなければなりません。
「星のおじさま」寺山修司が少女たちに送る、やさしいメッセージ。

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『腕(ブラ)一本』藤田 嗣治 (著)


二十六歳で渡仏、絵を燃やして暖をとる貧しい修業生活を経て、
神秘的な「乳白色の肌」の裸婦像が絶賛を浴びる“エコール・ド・パリ”時代
の栄光。
一方故国 日本では絵の正当な評価を得られぬ煩悶と失意から、
やがてフランスに帰化、異郷に没した藤田。
本書は一九四〇年以前に書かれた随筆から、
厚いベールに包ま れた画家の芸術と人生を明かす作品を精選、
さらに未発表の貴重な二作を発掘収録する。

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『金色の死』谷崎 潤一郎 (著)


江戸川乱歩の「パノラマ島綺譚」に影響を与えたとされる
怪奇的幻想小説「金色の死」、
私立探偵を名乗る見知らぬ男に突然呼びとめられ、妻の死の顛末を問わ れ、
たたみ掛ける様にその死を糾弾する探偵と、
追込まれる主人公の恐怖の心理を絶妙に描いて、
日本の探偵小説の濫觴といわれた「途上」、
ほかに「人面疽」 「小さな王国」「母を恋ふる記」「青い花」など
谷崎の多彩な個性が発揮される大正期の作品群七篇。

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『サマー・アポカリプス』笠井 潔 (著)


灼熱の太陽に疲弊したパリで見えざる敵に狙撃されたカケルを気遣い、
南仏へ同行したナディアは、友人の一家を襲う事件を目の当たりにする。
中世異端カタリ 派の聖地を舞台に、
ヨハネ黙示録を主題とする殺人が四度繰り返され……。
二度殺された屍体、見立て、古城の密室、秘宝伝説等、
こたえられない意匠に溢れ る、矢吹駆シリーズ第二弾。

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『白き日旅立てば不死』荒巻 義雄 (著)


  ヨーロッパへ向かった白樹は、
やがて意識と無意識との境界をさまよい歩き、
ついに〈異界〉の存在を容認する。
荒巻文学の原点となった傑作幻想小説。

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『ヨッパ谷への降下』筒井 康隆 (著)



見知らぬ夜の街で、若い裸の美女に導かれて
奇妙な洞窟の温泉を滑り落ちる「エロチック街道」。
九度死んで生きる虫の、いや増す死の恐怖を描いた「九死 虫」。
海のなかに建つ巨大な家で、水浸しの縁側を少年が漂流する「家」。
乳白色に厚く張りめぐらされたヨッパグモの巣を降下する
幻想的な川端康成文学賞受 賞作「ヨッパ谷への降下」ほか、
夢幻の異空間へ読者を誘う魔術的傑作12編。

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『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』米原 万里 (著)


一九六〇年、プラハ。
小学生のマリはソビエト学校で個性的な友だちに囲まれていた。
男の見極め方を教えてくれるギリシア人のリッツァ。
嘘つきでもみなに愛 されているルーマニア人のアーニャ。
クラス1の優等生、ユーゴスラビア人のヤスミンカ。
それから三十年、激動の東欧で音信が途絶えた三人を捜し当てたマリ は、
少女時代には知り得なかった真実に出会う!

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『五足の靴』五人づれ (著)

明治40年の盛夏,東京新詩社の雑誌『明星』に集う若き詩人達,
北原白秋,太田正雄(木下杢太郎),平野萬里,吉井勇の4人が
主宰者与謝野寛との五人づれ で旅に出た.
長崎,平戸,島原,天草と南蛮文化を探訪し,
阿蘇に登り柳川に遊ぶ.交代で執筆した紀行文は新聞連載され,
日本耽美派文学の出発点となった.

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『日輪・春は馬車に乗って 』横光 利一 (著)



新感覚派の驍将として登場した横光は,
つぎつぎと新しい小説形式に挑戦したが,戦争によって不幸にも挫折した.
だが現在の文学状況の中で,
横光の試みは今 もなお課題たりうる多くのものを含んでいる.
表題二作のほか「火」「笑われた子」「蝿」「御身」「花園の思想」など
初期短篇と「機械」を収める.

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『夢泥棒—睡眠博物誌 』赤瀬川 原平 (著)


  夢物語、夢エッセイ、夢論、夢絵…。
さまざまな手段で自身が見た夢を表現する。
後に芥川賞作家となる著者の小説家としての原点がここに蘇る。    

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『マイナス・ゼロ』広瀬 正(著)


  タイムマシンを駆って、懐かしい少年時代の世界へ戻った男…。
恐るべき空想力と奇想天外なアイディア、奇抜などんでん返し。
日本SF史の記念碑的存在となった著者の第一長編。(解説・星 新一)

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『忌中』車谷 長吉 (著)


死んでも死に切れない—。
泣く泣く妻を殺め、女に狂い借金まみれの挙句に自殺した初老の男。
若くして自殺したエキセントリックな叔父の後日談。
事業失敗で 一家心中をはかり、二人の子供を道連れにした夫婦。
強姦殺人の憂き目にあった高校時代の女友達。
救済でもなく逃避でもない、死者に捧ぐ鎮魂の短篇集。

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『闇を裂く道 』吉村 昭 (著)



丹那トンネルは大正7(1918)年に着工されたが、
完成までになんと16年もの歳月を要した。
けわしい断層地帯を横切るために、土塊の崩落、
凄まじい湧 水などこに阻まれ多くの人命を失い、
環境を著しく損うという当初の予定をはるかに上まわる難工事となった。
人間と土や水との熱く長い闘いを描いた力作長篇 小説。

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『残光』小島 信夫 (著)


  記憶を失い介護施設に暮らす妻。
みずからの切実な老い。
小説をめぐって執拗に考えつづけながら、遠い妻に心を馳せる日々…。
90歳のいまなお最前線に立つ作家が、持てる力のすべてを注いだ長篇作品。

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『蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ』室生 犀星 (著)



ある時は“コケティッシュ”な女、ある時は赤い三年子の金魚。
犀星の理想の“女ひと”の結晶・変幻自在の金魚と老作家の会話
で構築する艶やかな超現実主義 的小説「蜜のあわれ」。
凄絶なガン闘病記「われはうたえどもやぶれかぶれ」、
自己の終焉をみつめた遺作詩「老いたるえびのうた」等、
犀星の多面的文学世界 全てを溶融した鮮やかな達成。
生涯最高の活動期ともいうべき晩年の名作5篇を収録。

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『田紳有楽;空気頭』藤枝 静男 (著)


あくまで私小説に徹し、自己の真実を徹底して表現し、
事実の奥底にある非現実の世界にまで探索を深め、
人間の内面・外界の全域を含み込む、新境地を拓い た、
“私”の求道者・藤枝静男の「私小説」を超えた独自世界。
芸術選奨『空気頭』、谷崎賞『田紳有楽』両受賞作を収録。                                                      


     

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『百』色川 武大 (著)


「おやじ、死なないでくれ—、と私は念じた。
彼のためでなく私のために。
父親が死んだら、まちがいの集積であった私の過去が
その色で決定してしまような気 がする」
百歳を前にして老耄のはじまった元軍人の父親と、
無頼の日々を過してきた私との異様な親子関係を描いて、
人生の凄味を感じさせる純文学遺作集。
川 端康成文学賞受賞の名作「百」ほか三編を収録する。

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『冥途』 内田百閒(著)

意識と無意識のあわいに立ちのぼる奇妙な風景。
無気味なようで、可笑しいようで、心もとないようで。
曖昧な夢の世界を精緻な言葉で描く、表題作をはじめ
「旅順入城式」など特異な百〓の小説33篇。    

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『無関係な死・時の崖』安部公房(著)

自分の部屋に見ず知らずの死体を発見した男が、
死体を消そうとして逆に死体に追いつめられてゆく『無関係な死』、
試合中のボクサーの意識の流れを、映画的 手法で作品化した『時の崖』、
ほかに『誘惑者』『使者』『透視図法』『なわ』『人魚伝』など。
常に前衛的主題と取り組み、未知の小説世界を構築せんとする 著者が、
長編「砂の女」「他人の顔」と並行して書き上げた野心作10編を収録する。

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『日輪の翼』中上健次(著)




住み慣れた“路地”からの立ち退きを迫られた七人の老婆たちは、
同じ路地出身の若者らが運転する冷凍トレーラーに乗って流浪の旅に出た。
伊勢、諏訪、出 羽、恐山、そして皇居へと至る道中で、御詠歌を唱え、
神々との出会いに至福を分かち合う老婆と、
女あさりに奔走し性の饗宴を繰り広げる若者たちの、珍妙無 比な遍路行。
"路地"の先に広がる遙遠なる旅に、
人間の原初の輝きを生き生きと描き出した痛快傑作。

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『カンガルー・ノート』安部公房(著)

ある朝突然、〈かいわれ大根〉が脛に自生していた男。
訪れた医院で、麻酔を打たれ意識を失くした彼は、
目覚めるとベッドに括り付けられていた。
硫黄温泉行 きを医者から宣告された彼を載せ、生命維持装置付きのベッドは、
坑道から運河へ、賽の河原から共同病室へ
—果てなき冥府巡りの末に 彼が辿り着いた先とは。
急逝が惜しまれる国際的作家の最後の長編。

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『ラピスラズリ』山尾 悠子 (著)



  銅版、閑日、竈の秋、トビアス、青金石のイメージが綴る、
人形と冬眠者と聖フランチェスコの物語。
「山尾悠子作品集成」から3年、
不世出の幻想小説が再び世に問う書き下ろし連作長篇集。

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『金輪際』車谷 長吉 (著)

地の下には三つの輪があって、この世を支えているという。
その無限の底を金輪際という。
世を厭い人を呪う生を送ってきた私の人生に、
棘のように突き刺さ り、今なお己れを狂わせる記憶の数々…。
人間の生の無限の底にうごめく情念を描ききって慄然とさせる七篇を
収録した傑作短篇集。

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『無限抱擁 』瀧井 孝作 (著)

男と女が出会ったのは吉原。
春に出会い晩秋に別れた。
それから三年目の春、二人は再会する。
そしてその年の冬、男は求婚し結婚した。
…出会ってから六年 目、一月に雪、二月の或る朝、女は息を引き取った。
血を吐き死んだ。
—著者のストイックな実体験を、切ない純粋な恋愛小説に昇華させ、
「稀有の恋愛小説」 と川端康成に激賞された不朽の名作。
日本近代文学史上屈指の作品。

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『抹香町 路傍』川崎 長太郎 (著)

文学に憧れて家業の魚屋を放り出して上京するが、
生活できずに故郷の小田原へと逃げ帰る。
生家の海岸に近い物置小屋に住みこんで私娼窟へと通う、
気ままな がらの男女のしがらみを一種の哀感をもって描写、
徳田秋声、宇野浩二に近づきを得、日本文学の一系譜を継承する。
老年になって若い女と結婚した「ふっつ・ とみうら」、
「徳田秋声の周囲」なども収録。

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『すばらしい新世界』池澤 夏樹 (著)

途上国へのボランティア活動をしている妻の提案で、
風力発電の技術協力にヒマラヤの奥地へ赴いた主人公は、
秘境の国の文化や習慣に触れ、
そこに暮らす人び とに深く惹かれていく。
留守宅の妻と十歳の息子とEメールで会話する日々が続き、
ある日、
息子がひとりでヒマラヤへやってくる…。
ひとと環境のかかわりを 描き、
新しい世界への光を予感させる長篇小説。

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『第四間氷期 』安部公房(著)

現在にとって未来とは何か?
文明の行きつく先にあらわれる未来は天国か地獄か?
万能の電子頭脳に平凡な中年男の未来を予言させようとしたことに端を発して
事態は急転直下、つぎつぎと意外な方向へ展開してゆき、
やがて機械は人類の苛酷な未来を語りだすのであった…。
薔薇色の未来を盲信して現在に安住している ものを痛烈に告発し、
衝撃へと投げやる異色のSF長編。

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『サラサーテの盤』内田 百聞 (著)

薄明かりの土間に、死んだ友人の後妻が立っている。
夫の遺品を返してほしいと、いつも同じ時刻にそっと訪ねてくるのだ。
はじめは字引、次に語学の教科書、 そしてサラサーテ自奏のレコード—。
映画化もされた表題作「サラサーテの盤」をはじめ
不可思議な連作「東京日記」、
宮城道雄の死を描く「東海道刈谷駅」な ど、百〓(けん)の創作を集める。

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『千年の愉楽』中上健次(著)



  熊野の山々の迫る紀州南端の地を舞台に、
高貴で不吉な血の宿命を分つ若者たち—色事師、荒くれ、夜盗、ヤクザら—
の生と死を、神話的世界を通して過去・現在・未来に自在にうつし出し、
新しい物語文学の誕生と謳われる名作。

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『デンドロカカリヤ』安部公房著



ある日突然現われた父親と名のる男が、奇怪な魚に生れ変り、
それまで何の変哲も無かった街が水中の世界に変ってゆく『水中都市』、
コモン君が、見馴れぬ植 物になる話『デンドロカカリヤ』、
安部短編作品の頂点をなす表題二作に、
戯曲「友達」の原形となった『闖入者』や『飢えた皮膚』など、
寓意とユーモアあふ れる文体の内に人間存在の不安感を浮かび上がらせた
初期短編11編を収録。

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『人間人形時代』稲垣 足穂 (著)


  タルホの「本は暗いおもちゃである」を実現。
本の中央に径7ミリの穴をあけた漆黒のオブジェ・ブック。
「カフェの開く途端に月が昇った」、幻の名著「宇宙論入門」等を収録。

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『猫風船 』松山 巖 (著)




林立する超高層ビル群の下、都心の日常はなんだかおかしい。
路地には乳房そっくりの花を咲かせた「ヒトデナシ」(?)。
カレーの匂いが漂うやたちまち姿を 現し駆け抜けてゆく「消防団」。
平均年齢75・56歳、パジャマ姿の老人ばかりが憩う「ホホエミ食堂」。
東京ウォールの汐留シオサイト一帯は、色あざやか な熱帯植物に覆われて、
ビルも人もくにゃくにゃ曲がり出す。
そのほか背丈20センチ足らずの凶暴ゴジラ、用途不明のロボット、
飛べない酒好きのデブ天使も 続々と登場。
ちょっとウツな「私」の前に春夏秋冬、
四季おりおりに開き出される異界の時空間。
いや、ついには季節そのものも乱れ始めて「私」は・・・。

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『骨は珊瑚、眼は真珠』池澤夏樹(著)



夢の中で、十二年に一度の沖縄・久高島の祭イザイホーに、
巫女として参加している自分を見つける「眠る女」。

亡くなった夫の骨を砕き海に撤く妻を、
遠くか らそっと見守る夫がやさしく語りかける「骨は珊瑚、眼は真珠」。

さわやかに、そして心に深く届く言葉が紡ぎだす九つのものがたりを
収録した秀作短篇集。

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『鬼平犯科帳』池波正太郎 著









          悪い事をしながら善い事をし
          善い事をしながら悪事を働く。
           心を許し合う友を欺して
          その心を傷つけまいとする。
          全く人間とは奇妙な生きものよ。






Between The Lines Vol.6 本文→

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『一千一秒物語 』稲垣 足穂 (著)



"少年愛、数学、天体、ヒコーキ、妖怪…近代日本文学の陰湿な体質を拒否し、
星の硬質な煌きに似たニヒリスティックな幻想イメージによって、
新しい文学空間 を構築する“二十一世紀のダンディ”イナガキ・タルホの
コスモロジー。
表題作のほか『黄漠奇聞』『チョコレット』『天体嗜好症』『星を売る店』
『弥勒』 『彼等』『美のはかなさ』『A感覚とV感覚』の全9編を収録する。"

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『夜よりほかに聴くものもなし』山田風太郎 著

「証言」
「精神安定剤」
「法の番人」
「必要悪」
「無関係」
「黒幕」
「一枚の木の葉」
「ある組織」
「敵討ち」
「安楽死」
と犯罪者の心理、人間考察十話。
これ らの何ともやりきれない事件に遭遇する老八坂刑事は、
犯罪者のやむにやまれぬ事情を十分理解しながら「それでも」
職務上犯人に手錠をかけなければならな い。人間のエゴイズム、
国家権力や価値体系からはじき出された人間のはかない抵抗と
復讐、権力末端の人間の悲哀が…。                                              

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2027 ボヤボヤしてたら、すぐやってくる。2027年のお話。


【アートワーク】

古屋蔵人×小田島等×黒川知希共著

【アートワーク】

・稲葉英樹
・井口弘史
・大川久志
・草野剛
・広岡毅
・AMG design
・佃弘樹

【コラム執筆陣】
・乙一
・森本晃司
・仲俣暁生
・宇川直宏
・定金伸治
・海猫沢めろん
・近代ナリコ
・石丸元章
・湯浅学
・三田格
・磯部涼
・荏開津広
・多根清史
・ロビン西
・根本敬
・ECD
・掟ポルシェ
・ブラックガニオン
・井口弘史
・前田晃伸
・植地毅
・佐々木景


とういうラインナップでおくる短編小説(+グラフィック、イラストレーション)

2027年 世の中から書籍が姿を消した世界をそれぞれに表現した作品群。


::関連URL::

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