U(ジャンル):短編小説

『 久生十蘭短篇選』 川崎 賢子 (編集)




現役の作家のなかにも熱狂的なファンの少なくない、
鬼才、久生十蘭の精粋を、おもに戦後に発表された短篇から厳選。
世界短篇小説コンクールで第一席を獲得 した「母子像」、
幻想性豊かな「黄泉から」、
戦争の記憶が鮮明な「蝶の絵」「復活祭」など、
巧緻な構成と密度の高さが鮮烈な印象を残す全15篇。

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『 族長の秋 他6篇』 ガブリエル ガルシア=マルケス (著)





宴席に供されたのは、腹心だった将軍の丸焼き。
荷船もろとも爆沈、厄介払いした子供は二千人。
借金の形に、まるごと米国にくれてやったカリブ海。
聖なる国 母として、剥製にされ国内巡回中のお袋。
だがお袋よ、ほんとにわしが望んだことなのか?
二度死なねばならなかった孤独な独裁者が、
純真無垢の娼婦が、年を とりすぎた天使が、
正直者のぺてん師が、人好きのする死体が、
運命という廻り舞台で演じる人生のあや模様。



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『 クリック?クラック!』 エドウィージ ダンティカ (著)




著者は1969年生まれのハイチ系アメリカ人女性作家。
本書収録の10の短篇はすべてハイチを舞台に、
あるいはアメリカのハイチ移民を主人公にしている。
独立以来現在まで続くハイチの不安定な政情やそれに伴う貧困を背景にした、
悲しい物語が多い。

特に前半には衝撃的な作品が続く。
「海に眠る子供たち」は、アメリカ行きの船の中の少年とハイチに残った少女が、
決して相手に届くことのない内的な想いを言葉にして、
身辺で起きたできごとや相手への恋心をあたかも文通のように交互につづる。
「火柱」は3人家族の物語。
貧しさにあって誇りを保てず苦しむ夫と、
学校の芝居でハイチの伝説の英雄を演じることになり張り切る息子と、
やさしい妻であり強い母である女性。
3人におとずれる束の間の平和と悲しい結末。
そし て、本書中最もショッキングな作品ともいえる「ローズ」は、
可愛らしい捨て子を見つけ、持ち帰ってローズと名づけ慈しむ、
ある家政婦の物語だ。

平和な雰囲気をたたえた作品もある。
「夜の女」は幼子のいる娼婦の、ある夜のおだやかな心をつづったもの。
「永遠なる記憶」は、フランスから来た女性画家と少女の交流を、
少女の性徴を絡めて描くさわやかな作品である。

時代背景を異にする各短篇は、それぞれが作品として独立してもいるが、
同時に他の短篇との歴史的なつながりをゆるやかに有してもいる。
読者は読み進めるうちに、各物語から受ける個別の印象がやがてさらに大きな印象へ、
連綿と続くこの国の苦難の歴史の流れのようなものへと姿を変えていくことに気づくだろう。



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『 二壜の調味料 』ロード ダンセイニ (著)




調味料のセールスをしているスメザーズが、
ふとしたことから同居することになった青年リンリーは、
ずばぬけて明晰な頭脳の持ち主だった。
彼は警察の依頼で難事件の調査をはじめ、スメザーズは助手役を務めることに。
数々の怪事件の真相を、リンリーは優れた思考能力で解き明かしていくのだった
—江戸川乱歩が「奇妙な味」の代表作として絶賛したきわめて異様な余韻を残す表題作など、
探偵リンリーが活躍するシリーズ短篇9篇を含む全26篇を収録。
アイルランドの巨匠によるブラックユーモアと
ツイストにあふれたミステリ短篇集、待望の邦訳。

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『 宮崎駿の雑想ノート』 宮崎 駿 (著)



宮崎駿の、目も眩む雑学と妄想の世界!
アニメ映画風の谷のナウシカ、となりのトトロ、もののけ姫の監督、宮崎駿が、
その豊富な知識と妄想で構築した超趣味 的世界!
兵器と人間が織り成す、バカバカしい狂気の情熱を描いた、珍奇なる物語13編。
大ヒット映画「紅の豚」の原作、「飛行艇時代」を収録。


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『 うまい犯罪、しゃれた殺人』 ヘンリイ・スレッサー (著)



ポーカーで負けたアーヴは、追いはぎに金を盗られたと新妻に嘘をついた。
が、その直後、アーヴを襲っという追いはぎが本当に警察に現われて…
嘘が真実になる「金は天下の回りもの」ほか、
毒を飲ませる親切なウエイトレス、
ボロ家を高額で売り出した老婦人など被害者も犯罪者も魅力に溢れた、
奇抜な着想と絶妙なオチがてんこもり。
TV「ヒッチコック劇場」で使われた作品の中から、
ヒッチコック自身が厳選した傑作集。


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『 あなたに似た人』 ロアルド・ダール (著)




短篇の一つ一つにちりばめられた恐怖、幻想、怪奇、ユーモア、機智……
数多くの奇妙な味の短篇を発表している鬼才ダールが、
賭博に打ちこむ人間たちの心の恐ろしさと、
人間の想像力の奇怪さをテーマに描いた珠玉の掌篇十五篇を収めた代表的短篇集。
一九五三年度アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作!


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『 ジーザス・サン』 デニス ジョンソン (著)



《アメリカ短篇小説の最高峰》
本書の原書が刊行されたのは1992年。
それ以来、多くの読者に衝撃を与え、20世紀末のアメリカ短篇集の最高峰として、
誰もが名を挙げる一冊でありつづけている。
デニス・ジョンソンは、旧西ドイツ、ミュンヘン生まれ。
ジミ・ヘンドリックスのギターに影響を受けて文章を書きはじめたという。
デビュー以来、核戦争後の近未来や、
暴力とドラッグに染まった現代アメリカ社会の裏面を精力的に描きつづけている。
最新長編『煙の樹』(<エクス・リブリス>シリーズにて刊行予定) で《全米図書賞》を受賞、
《ニューヨーク・タイムズ年間最優秀図書》にも選ばれた。
*   *   *
「ダンダン」俺はダンダンから薬をもらおうと、農場まで出かけた。
しかしダンダンは、銃で知り合いを撃ってしまったという。
死にかけた男を医者まで送り届けるドライブが始まった。
「仕事」俺はホテルでガールフレンドとヘロインを打ちまくっていた。
喧嘩をした翌朝、バーで金儲けの話に乗ることにした。空き家に押し入り、
銅線を集めて、スクラップとして売る仕事だった。
「緊急」俺は緊急治療室で働きはじめた。
仕事は暇で、雑役夫と薬をくすねていた。
深夜、目にナイフが刺さった男が連れられてきた。
手術の準備中、雑役夫がそのナイフを抜いてしまった。
*   *   *
最果てでもがき、生きる破滅的な人びと......
悪夢なのか、醒めているのか? 幻覚のような語りが心を震わす、11の短篇。



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『 火を熾す (柴田元幸翻訳叢書—ジャック・ロンドン) 』ジャック・ロンドン (著)





Coyote誌上で連載中の「柴田元幸翻訳叢書」、その単行本化第一弾はジャック・ロンドン。
『白い牙』『野生の呼び声』の著者として名高いロンドンは、短篇小説の名手でもある。
極寒の荒野での人と狼のサバイバル「生への執着」、
マウイに伝わる民話をモチーフにした「水の子」、
訳し下ろし「世界が若かったとき」など、
小説の面白さが存分に味わえる全9篇を収録。

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『 セックスの哀しみ』 バリー・ユアグロー (著),





女性器が逃げ出して町をパニックに陥れたり、
キスすると恋人の体から花が次々に咲きだしたり、
愛と性をめぐる、
おかしくて、
せつなくて、
奇想天外な90の超短篇があなたの度肝を抜く。


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『 勝者に報酬はない・キリマンジャロの雪』 アーネスト ヘミングウェイ (著)



1928年、28歳のヘミングウェイは、キー・ウエストに居を移した。
戦争と革命と大恐慌の’30年代、陽光降り注ぐこの小島に腰を据え、
気鋭の小説家は時代と人間を冷徹に捉えた数数の名作を放ってゆく。
本書は、経験と思考の全てを注ぎ込んだ珠玉短編集『勝者に報酬はない』、
短編小説史に聳える名編「キリマンジャロの雪」など17編を収録。
絶賛を浴びた、新訳による全短編シリーズ第2巻。




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『 つぎの岩につづく』 ラファティR.A. (著)



時間の堆積した石灰岩の台地に、年老いた煙突岩がひとつ。
そこでは奇妙な絵文字の刻まれた石がつぎつぎに発見され、学者の論議を呼んでいた。
絵文字はいつも「つづく」で終わり、そのとおりまた次の石が発見される。
そして最後の石が見つかった時、調査隊に何が起こったのか…?
悪夢と笑いに溢れた表題作をはじめ、16篇を収録。
SF界のホラ吹きおじさんラファティが語る、底抜けにおかしくて風変わりな物語の数々。


R・A・ラファティ - Wikipedia


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『 あなたまかせのお話 』レーモン クノー (著)



三つの元気なお豆さんの話を聞きたいかい?…
聞きたくないなら、話はこれでおしまい。
人を喰った異色短篇からユーモアあふれる実験作品まで。
『地下鉄のザジ』のレーモン・クノーによる
軽やかな言語遊戯がつまった本邦初の短篇集。


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『 芝生の復讐』 リチャード ブローティガン (著)





雨に濡れそぼつ子ども時代の記憶と、カリフォルニアの陽光。
その明暗のはざまに浮かびあがる、メランコリアの王国。
密造酒をつくる堂々たち祖母、燃やされる梨の木、
哀しい迷子の仔犬、ネグリジェを着た熊、
失われた恋と墓のようなコーヒー、西瓜を食べる美しい娘たち…。
囁きながら流れてゆく清冽な小川のような62の物語。
『アメリカの鱒釣り』の作家が遺したもっとも美しい短篇集。

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『 よもつひらさか往還』 倉橋 由美子 (著)





バーテンダーの九鬼さんが作る不思議なカクテルを口にすると、
慧君はいつも時空を超えた妖しい空間に迷い込む。
そこには鬼女や雪女、あるいは髑髏の美女も姿をあらわし、
慧君は体の細胞が溶けていくようなエクスタシーを味わうことに…。
この世とあの世の往来を愉しむ極上のファンタジー連作短編集。

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「青年の完璧な幸福」 片岡 義男 (著), 新井敏記 (編集)



片岡義男の「北回帰線」。
小説家デビューを飾ってから34年。
「小説を書くとは、どういうことなのか」
を考え続けてきた片岡義男のひとつの到達点。

1960年代の東京で、青年は小説家としての一歩を踏み出す。
それは孤独という完璧な幸福へいたる道ーー。
青年はいったい何を見たのか。幻をめぐり、世界は動く。

「これまでの自分が終わっていくのと同時に、
そのような自分が生きて来た時代というものが、
湯沢が熱心に説くように、終わりを迎えている」

これまでの時代とその次に来るべき時代とのあいだで、
自分の足もとにある深い亀裂の幅が、急激に広がりつつある。
これまでと決別して、どこかへ向けて、
自分はその亀裂を飛び越えなくてはいけない。
このようなことを意識のすぐ下あたりで自覚しているはずの自分は、
どこかへ向けて亀裂を飛び越えることに、
いかに淡くはあっても、恐怖は感じているのではないか。

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『 カシタンカ・ねむい 他七篇』 チェーホフ (著),、神西 清 (翻訳)




日本におけるチェーホフを考えるとき、神西清(1
903‐1957)を抜きにしては語れない。
短篇の名手の逸品を翻訳の名手がてがけた9篇、これに訳者のチェーホフ論2篇を加えた
“神西清のチェーホフ”とも言うべきアンソロジー。
表題作の他に、「嫁入り支度」「かき」「少年たち」「アリアドナ」等を収録。


アントン・チェーホフ - Wikipedia

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『 フランク・オコナー短篇集』 阿部 公彦 (翻訳)





母をめぐる父との熾烈な争い、
葬儀に届いた赤い花輪の謎、
過去を抱えた女に誘惑される風来坊…。
戦争の影漂うアイルランドを舞台に、人々の日常に芽生える物語を、
ユーモラスに、ミステリアスに描く、短篇の名手オコナー(1903‐66)。
滋味溢れる一一篇。

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『 ディスコ・ビスケッツ』 サラ チャンピオン (編集)



四六時中キちゃってます。
『トレインスポッティング』よりブッ飛んでるやつらがいる。
史上初のレイヴ&ドラッグ小説アンソロジー。
イギリスの若者 文化を永遠に変えたとまで言われる
過去10年のレイヴ&ドラッグに彩られたダンス・ミュージックの歴史を
体感し批評してきた女性編集者がぶち上げ た、
気鋭19人の作家の手による読む快楽。
陶酔的トリップ描写に脳が溶け、
サウンドに打ち震えるパーティー・シーンの迫力に眼も踊る。

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『 反橋・しぐれ・たまゆら』 川端 康成 (著)





“あなたはどこにおいでなのでしょうか”
戦後間もなく発表された「反橋」「しぐれ」「住吉」3部作と、
20余年を隔て、奇しくも同じ問いかけで始まる生前発表最後の作品「隅田川」。
「女の手」「再会」「地獄」「たまゆら」他。
歌謡・物語、過去、夢、現、自在に往来し、
生死の不可思議への恐れと限りない憧憬、存在への哀しみを問い続ける、
川端文学を解き明かす重要な鍵“連作”等、13の短篇集。




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『 血液と石鹸 』リン・ディン (著)



牢獄で一人、何語かさえ不明な言語の解読に励む男の姿を描く「囚人と辞書」。
逮捕された偽英語教師の数奇な半生が明らかになる「"!"」。
不気味でエロ ティックな幽霊とのホテルでの遭遇を物語る
「もはや我らとともにない人々」。
アパートの隣人が夜中に叫び続ける奇怪な台詞の正体に迫る「自殺か他殺か?」
など、ブラックユーモアとアイロニーに満ちた37篇を収録。
名高い詩人であり小説家としても活躍する著者が贈る異色の短篇集。

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『 僕はマゼランと旅した』スチュアート・ダイベック (著), 柴田 元幸 (翻訳)




  胸をうつ懐旧の情と祝祭的な笑いを、驚くべき語りの技で描き出す、
「シカゴ育ち」の著者による連作短篇集。
「歌」「ドリームズヴィルからライブで」「引き波」「胸」
「ブルー・ボーイ」「蘭」など、11篇を収録。    





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『 なつかしく謎めいて』 アーシュラ・K. ル=グウィン (著)



  翼人間、不死の人、眠らない子ども…
不思議な場所の不思議な人たち、
私たちと全く違っているようで似ている人々は謎めいているけれど、
どこかなつかしい。
SF/ファンタジー界の女王が放つ
深い思索とユーモアに満ちた新ガリバー旅行記。    


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『漂流物』 車谷 長吉 (著)



これだけは書いてはならぬ、と血族から哀願されていたことを小説に書いた。
小説の材料にした人々には犠牲の血を流させた。
しかるに「私」はそれによって世 の讃辞を二度まで浴びた。
世間をはずれて漂い流れる、落伍者たるこの「私」が…。
書くことのむごさを痛感しつつも、なお克明に、容赦なく、
書かずにはいら れぬことの業、そして救い。
「私」の中の悪の手が紡いだ私小説、全七篇。平林たい子賞文学賞。



車谷 長吉 -Wikipedia



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『夜の樹』 トルーマン カポーティ (著)




ニューヨークのマンションで、ありふれた毎日を送る未亡人は、
静かに雪の降りしきる夜、〈ミリアム〉と名乗る美しい少女と出会った…。
ふとしたことから全 てを失ってゆく都市生活者の孤独を捉えた「ミリアム」。
旅行中に奇妙な夫婦と知り合った女子大生の不安を描く「夜の樹」。
夢と現実のあわいに漂いながら、 心の核を鮮かに抉り出す、
お洒落で哀しいショート・ストーリー9編。


トルーマン カポーティ-Wikipedia


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『バーナム博物館』 スティーヴン ミルハウザー (著)




  幻想の航海、盤上ゲーム、魔術、博物館…。
最後のロマン主義者ミルハウザーが織りなす幻影と現実のモザイク模様。
ときには『不思議な国のアリス』や『千夜一夜物語』を下敷きに、
ときにはポーに敬意を表しつつ、
想像力のおもむくままに紡ぎだされた十の物語。    




スティーヴン ミルハウザー-Wikipedia





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『武蔵丸』 車谷 長吉 (著)




伯母の家に預けられた村の子の眼に映る
周囲の人びとの物狂いの世界を綴る「白痴群」。

ともに五十歳近い初婚夫婦が、一匹の兜虫の生と性のすさまじさ、
むご さを見ながらその死を看取る「武蔵丸」(第27回川端康成文学賞受賞)。

他に「狂」「功徳」「一番寒い場所」など、
「書くことは、私には悲しみであり、恐 れである」という著者の、
業曝しの精神史としての私小説6篇を収録。


車谷 長吉 -Wikipedia



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『ナイフ投げ師』 スティーヴン・ミルハウザー (著)



  「ナイフ投げ師」
...ナイフ投げ師ヘンシュが町に公演にやってきた。
その技は見事なものだったが、血の「しるし」を頂くための、
より危険な雰囲気が観客に重くのしかかる。

「夜の姉妹団」
...深夜、 少女たちが人目のつかない場所で、
性的狂乱に満ちた集会を開いているという。
その秘密結社を追いかけた、医師の驚くべき告白とは?

「新自動人形劇場」
...自動人形の魔力に取り憑かれた、名匠ハインリッヒの物語。
その神業ともいうべき、驚異の人形の数々を紹介する。

「協会の夢」
...「協会」に買収された百貨店が新装開店する。
店に施された素晴らしき趣向の魅力は尽きることなく、私たちを誘惑する。

「パラダイス・パーク」
...1912年に開園した伝説の遊園地を回顧する。
遊園地は度肝を抜くような、
過剰な施設や出し物によって大いに人気を博すが、
そこには意外な結末が待っていた。

「ミルハウザーを好きになることは、吸血鬼に噛まれることに似ている」
と訳者が「あとがき」で述べるように、
本書は<ミルハウザーの世界>を堪能できる、魔法のような12の短篇集だ。


スティーヴン・ミルハウザー  -Wikipedia




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『奉教人の死 』芥川 龍之介 (著)

 



芥 川は殉教者の心情や、東西の異質な文化の接触と融和という課題に興味を覚え、
近代日本文学に“切支丹物”という新分野を開拓した。
文禄・慶長ごろの口語文 体にならったスタイルで、
若く美しく信仰篤い切支丹奉教人の、
哀しいが感動的な終焉を格調高く綴った名作『奉教人の死』、
信仰と封建的な道徳心との相剋に 悩み、
身近な人情に従って生きた女を描く『おぎん』など、11編を収録。


芥川 龍之介 -Wikipedia



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『ヴァーミリオン・サンズ 』J.G. バラード (著)



夢と狂気と倦怠に支配された砂漠のリゾート、
ウァーミリオン・サンズには、
詩人や芸術家、映画スターや富豪が群れつどう。
彼らは、住人の心を反映して自在 に姿を変える向心理性の家で暮らし、
音響彫刻や歌う草花を愛好していた。
晴れた日には、砂上ヨットで砂鰾狩りや
雲の彫刻を見物にラグーン・ウエストへと出 かける。
そこではコーラルDの雲の彫刻師たちが、
色とりどりのグライダーで飛びまわり、
白い積雲に一角獣や美しい映画女優の肖像を刻んでいるのだ…。
イギ リスSF界の鬼才バラードが、
エキゾティックなリゾートを舞台に奔放な想像力と華麗な筆致で描く連作短篇集。



J・G バラード-Wikipedia


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『笑う月』安部 公房 (著)




安部公房



思考の飛躍は、夢の周辺で行われる。
快くも恐怖に満ちた夢を生け捕りにし、
安部文学成立の秘密を垣間見せる夢のスナップ17編。



安部公房 -Wikipedia


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『影・裸婦変相・喜寿童女』石川 淳 (著)



三品財閥の女婿である外交官の鳥栖庄五は、
役所の機密書類を密かに持ち帰る途中、秘密探偵社の一団に誘拐される—。
社会機構を痛烈に風刺した「影」をはじ め、
幻想的世界と現実とが妖しく交錯する「裸婦変相」、
喜寿を迎えた名妓お花が十一歳の幼女に変貌する喜談「喜寿童女」ほか、
「ほととぎす」「大徳寺」な ど、
鋭い批評眼と絶妙な文体で描かれた中期作品群より七篇を収録。

石川 淳-Wikipedia


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『ウォー・フィーバー—戦争熱 』J.G. バラード (著)



1995年1月27日午後6時47分、第三次世界大戦勃発。6時51分終結。
その間、わずか4分。
そしてその実事を知っているのは、ワシントン郊外に住む 一小児科医だけ。
恐怖の核戦争をスラップスティック風に描いた快作「第三次世界大戦秘史」。
終りのない内乱に明け暮れるベイルート。
17歳の少年戦闘員ラ イアンは、
停戦を実現するすばらしいアイデアを思いつくが…。
中東紛戦を戯画化した表題作「ウォー・フィーバー」。
エイズが蔓延した21世紀。低下する一 方の出生率を上げるため、
国家によるセックスの強制が実施される(「エイズ時代の愛」)。
イマジネーションを刺激する14篇を収めた最新短篇集。



J・G バラード-Wikipedia


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『浄土 』町田 康 (著)



  THIS IS PUNK!
いま、ここに浄土があらわれる。破天荒なる暴発小説集

あなたはどぶに立ち汚辱にまみれて立ちつくしている
一個のビバカッパをちゃちゃちゃんと見なければ。
凝視して、そして笑わなければあかぬかったのだ。——<『どぶさらえ』より>

●高慢な男の虚飾がはがれた瞬間……『あぱぱ踊り』
●建て前が存在しないすがすがしい街……『本音街』
●ありふれたオフィスで起こったとんでもない事件……『自分の群像』—
—他、全7編収録



町田 康 -Wikipedia


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『友達・棒になった男』 安部 公房 (著)



平凡な男の部屋に闖入した奇妙な9人家族。
どす黒い笑いの中から“他者”との関係を暴き出す「友達」など、
代表的戯曲3編を収める。



安部公房 -Wikipedia


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『蹴り損の棘もうけ 』サミュエル・ベケット (著)



  1934年の出版後、作者が長期にわたって再版を許さず、
今日までベケット作品中第一級の稀覯本とされてきた短編小説集。
諷刺とユーモア、過剰な衒学趣味が全編を覆う。



サミュエル ベケット -Wikipedia




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『落花・蜃気楼・霊薬十二神丹』石川 淳 (著)



闊達自在、卓抜典雅な文章で貫ぬかれた揺るぎない批評眼、飛翔する想像力。
世相を鋭く風刺し、幻想的世界と現実とが交錯する石川文学中期作品群七篇。
—か つて東北の鄙びた温泉場で、俄に腹痛におそわれた〈わたし〉が、
土地に伝わる丸薬でそれを治した話に始まる「霊薬十二神丹」ほか、
「落花」「近松」「今は むかし」「蜃気楼」「かくしごと」「狐の生肝」を収録。



石川 淳 -Wikipedia


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『蜘蛛の糸・杜子春 』芥川 龍之介 (著)



けっしてふりむいてはいけない、必ず一度、そんな時がきます……。

地 獄に落ちた男が、やっとのことでつかんだ一条の救いの糸。
ところが自分だけが助かりたいというエゴイズムのために、
またもや地獄に落っこちる『蜘蛛の 糸』。
大金持ちになることに愛想がつき、
平凡な人間として自然のなかで生きる幸福をみつけた『杜子春』。
魔法使いが悪魔の裁きを受ける神秘的な『アグニの 神』。
健康で明るく、人間性豊かな少年少女のために書かれた作品集。



芥川 龍之介 -Wikipedia



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『海に住む少女』シュペルヴィエル (著)



「海に住む少女」の大海原に浮かんでは消える町。
「飼葉桶を囲む牛とロバ」では、
イエス誕生に立ち合った牛の、美しい自己犠牲が語られる。
不条理な世界の なかで必死に生きるものたちが生み出した、
ユニークな短編の数々。
時代が変わり、国が違っても、ひとの寂しさは変わらない。

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『戯作三昧・一塊の土 』芥川 龍之介 (著)



江戸末期に、市井にあって芸術至上主義を貫いた滝沢馬琴に、
自己の思想や問題を託した「戯作三昧」、
他に「枯野抄」等全13編を収録。



芥川 龍之介 -Wikipedia



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『ブストス=ドメックのクロニクル 』 ホルヘ・ルイス ボルヘス (著)



  偉大なる剽窃作家パラディオン、
宇宙的レアリスム作家ボナベーナ、
無限数の秘密結社存在論者バラルト、
究極の簡略詩人エレーラ…。
極めて過激で奇矯なる架空の芸術家たちをめぐる
真面目で奇想天外な短編小説集。    


ホルヘ・ルイス・ボルヘス-Wikipedia



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『おまんが紅・接木の台・雪女 』和田 芳恵 (著)



片隅に生きる職人の密かな誇りと覚悟を顕彰する「冬の声」。
不作のため娼妓となった女への暖かな眼差し「おまんが紅」。
一葉研究史の画期的労作『一葉の日 記』の著者和田芳恵の
晩年の読売文学賞受賞作「接木の台」、
著者の名品中の名品・川端康成賞受賞の短篇「雪女」など
代表作14篇を収録。


和田 芳恵 -Wikipedia

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『R62号の発明・鉛の卵』安部 公房 (著)



生きたまま自分の《死体》を売って
ロボットにされた技師の人間への復讐を描く「R62号の発明」など、
思想的冒険にみちた作品12編。



安部公房 -Wikipedia


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『侏儒の言葉・西方の人 』芥川 龍之介 (著)



著者の厭世的な精神と懐疑の表情を鮮やかに伝える「侏儒の言葉」、
芥川文学の生涯の総決算ともいえる「西方の人」「続西方の人」の3編。



芥川 龍之介 -Wikipedia



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『神を見た犬』ブッツァーティ (著)



とつぜん出現した謎の犬におびえる人々を描く表題作。
老いたる山賊の首領が手下にも見放され、
たった一人で戦いを挑む「護送大隊襲撃」……。
モノトーンの哀切きわまりない幻想と恐怖が横溢する、
孤高の美の世界22篇。

ブッツァーティ-Wikipedia

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『河童・或阿呆の一生 』芥川 龍之介 (著)



珍妙な河童社会を通して自身の問題を切実にさらした「河童」、
自らの芸術と生涯を凝縮した「或阿呆の一生」等、最晩年の傑作6編。

芥川 龍之介 -Wikipedia



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『悪い夏・花束』吉行 淳之介 (著)



初期から最晩年まで、短篇小説で辿る吉行淳之介の世界。
男女の心象風景を凝縮するイメージで描く散文詩風の「藁婚式」、
少年の眼を通して恋愛の生理と心理を追う「悪い夏」、
父エイスケと屈折した関係を主題とした「電話と短刀」、
親友の13回忌に訪れた男女の齟齬を描く「花束」等14篇を収録。
明晰な文体と実験的手法で、
人間の生と性の不条理を追究した著者の珠玉の作品集。 




吉行 淳之介-Wikipedia


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『パルタイ 紅葉狩り』倉橋 由美子 (著)



前衛党入党から離反までを、不毛な性愛の日々に重ね、
内的手法で描いたデビュー作「パルタイ」以降、
日本の文学風土から自由な、徹底した虚構を追究。
そこ からは、イメージの豊饒さと方法意識に貫かれた“反世界”が現れる。
プロメテウスの罰を再現した「囚人」、
白昼夢にたゆとう「夢のなかの街」等、
初期作品 から怪奇掌篇、寓意譚に至る九篇を収録し、
著者の孤高なる文学的歩みをたどる。

倉橋 由美子 -Wikipedia



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『外科室・海城発電 他5篇 』 泉 鏡花 (著)



一度目をかわしただけで恋におちた学生と少女が、
歳月をへだてて、
それぞれ外科医師と患者の貴婦人として手術室の中で再会し、愛の殉ずる—。
鏡花文学の原 型をもっともよく示す
この「外科室」をはじめとする初期の代表作集。
他に「義血侠血」(「滝の白糸」の原作)「夜行巡査」
「琵琶伝」「化銀杏」「凱旋祭」 を収録。


泉 鏡花 -Wikipedia


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『コスモポリタンズ』サマセット モーム (著)



  舞台は、ヨーロッパ、アジアの両大陸から南島、横浜、神戸まで—。
故国を去って異郷に住む“国際人”の日常にひそむ事件のかずかず。
コスモポリタン誌に1924~29年に連載された珠玉の小品30篇。



サマセット・モーム -Wikipedia


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『溺れた巨人』 J.G.バラード (著)



嵐の去ったあと浜辺に打ち上げられた巨人の死体。
自転機能を停止した地球に訪れる時間の消失。
臓器移植技術の発達で著しくのびた寿命とそれにまつわる人間 模様。
スクリーン・ゲームに興ずる退廃的な人々の話。
超現実的世界を舞台に耽美的な幻想とエキゾチシズムを漂わせる
“ヴァーミリオン・サンズ・シリーズ” を含む全九編。



J・G バラード-Wikipedia


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『神さまの話 』リルケ (著)



神さまの手の話、貧しい人々の話、指貫の話、芸術家の話……。
2ヶ月にわたるロシア旅行を通じて、
敬虔で素朴な民 衆の姿に感動した若きリルケ。
彼はその後“神さま”という一本の糸で貫かれた
13の珠玉から成る短編集を7晩で一気に書きあげた。
子供のための話を大人に 話して聞かせるスタイルを取り、
それぞれの話が淡いパステル画を思わせ、
まるでおとぎ話のように静かに語られる。

リルケ -Wikipedia

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『ブコウスキーの3ダース—ホット・ウォーター・ミュージック』  チャールズ ブコウスキー (著)



  赤裸々、下劣、ダーティ、不潔、アホタレ…。
ストリートと人間を描き続ける作家のクールな36のストーリーを収める短篇集。
「ホット・ウォーター・ミュージック」の改題。


チャールズ ブコウスキー  -Wikipedia

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『権現の踊り子 』町田 康 (著)



権現市へ買い物に出かけたところ、うら寂しい祭りの主催者に見込まれ、
「権現躑躅踊り」のリハーサルに立ち会う。
踊りは拙劣。
もはや恥辱。
辟易する男の顛 末を描いて川端康成文学賞を受賞した表題作や、
理不尽な御老公が市中を混乱に陥れる、
“水戸黄門”の町田バージョン「逆水戸」など、著者初の短編集。

町田 康 -Wikipedia


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『羅生門・鼻 』芥川 龍之介 (著)



  ワルに生きるか、飢え死にするか、ニキビ面の若者は考えた……。

京の都が、天災や飢饉でさびれすさんでいた頃の話。
荒れはてた羅生門に運びこまれた死人の髪の毛を、
一本一本とひきぬいている老婆を目撃した男が、
生きの びる道を見つける『羅生門』。
あごの下までぶらさがる、見苦しいほど立派な鼻をもつ僧侶が、
何とか短くしようと悪戦苦闘する『鼻』。
ほかに、怖い怖い『芋 粥』など、ブラック・ユーモアあふれる作品6編を収録。


芥川 龍之介 -Wikipedia



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『天馬賦 』石川 淳 (著)



  夢が砕かれる瞬間の空虚を知悉しながらも、自由を目ざして、
壮大な虚構のなかに時代の高揚を伝えずにはいられなかった
ロマンティックな中篇「天馬賦」のほか、
周到な仕かけによって、
小説を読む愉悦を与えつづける石川文学の精髄を示す短篇7篇を収録する。


石川 淳-Wikipedia


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『地獄変・偸盗 』芥川 龍之介 (著)



地獄変の屏風を描くため一人娘を火にかけて芸術の犠牲にし、
自らは縊死する異常な天才絵師の物語「地獄変」など“王朝もの”第二集。

芥川 龍之介 -Wikipedia

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『バースデイ・ストーリーズ』


「誕生日」をモチーフにした英米文学の短編小説を、
村上春樹が選出し、翻訳、編集したアンソロジー。
レイモンド・カーヴァーやポール・セローといった、
村 上ファンには馴染みの深い作家から、
イーサン・ケイニンやデイヴィッド・フォスター・ウォレスなどの
新進気鋭の作家作品まで、
「この十年くらいのあいだに 発表された、活きのいい」(「訳者あとがき」より)
佳品10編が並んでいる。
さらに、村上自身による書き下ろし短編「バースデイ・ガール」も収録。
村上作 品や現代英米文学の入門書としても最適な1冊となっている。


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『ライフ・アフター・ゴッド』  ダグラス・キャンベル クープランド (著)



神なき時代のボクらの人間性とは、一体どこにあるのだろう? 
信じるものを失った神なき世代が明日を生き抜くための英知として、
その心情体験を描く。

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『世相・競馬 』 織田 作之助 (著)



終戦直後の大阪の混沌たる姿に、自らの心情を重ねた代表作「世相」、
横紙破りの棋風で異彩を放つ大阪方棋士・坂田三吉の人間に迫る「聴雨」、
嫉妬から競馬 におぼれる律儀で小心な男を描いた「競馬」、
敬愛する武田麟太郎を追悼した「四月馬鹿」等、小説8篇に、
大阪人の気質を追究した評論「大阪論」を併録。
自 由な精神で大阪の街と人を活写した織田作之助の代表作集。

織田 作之助-Wikipedia

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『黄金伝説・雪のイヴ』石川 淳 (著)



常に時代と対峙し、辛辣な批判精神と強烈な抵抗精神で戦い続けた著者の、
文学的出発期の作品「鬼火」「ある午後の風景」「長助の災難」「桑の木の話」。行 方不明の女を捜し彷徨することで生を繋ぐ“わたし”が、
娼婦となった女と再会—。
敗戦後の混乱を鋭く凝視し
絶望を再生に転化させる新たな出発を示した「黄 金伝説」、
他に「無尽灯」「雅歌」「雪のイヴ」など収録10篇。


石川 淳-Wikipedia


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『シカゴ育ち 』 スチュアート・ダイベック (著)




  七つの短篇と七つの掌篇が織りなす美しく力強い小説世界。
シカゴに生まれ育ったダイベックは、
ユーモアと愛惜をこめてこの古い湖岸の街の人間模様を描き出す。    


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『眠れ—作品集「青い火影」〈1〉』 ヴィクトル ペレーヴィン (著)



コンピュータゲームの世界と一体化した中央官庁に働く職員、
自我の目覚めを経験して苦悩する倉庫、
夢の中で生活する学生、
死の意味をめぐって怪談を続ける 子供たち…。
この時代に存在するものすべてを哲学的幻想で包み込み、
意識のまどろみの中で変身話から
東洋の宗教思想まで味わいつくす作品をつぎつぎと生み 出す
ロシア新世代の作家ヴィクトル・ペレーヴィン。
20世紀の終りに現われた異才の浮遊する世界。

ヴィクトル・ペレーヴィン -Wikipedia



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『タイムマシン』 H.G. ウェルズ (著)



タイム・トラベラーが冬の晩、暖炉を前に語りだしたことは、
巧妙な嘘か、それともいまだ覚めやらぬ夢か。
「私は80万年後の未来世界から帰ってきた……」
彼がその世界から持ちかえったのは奇妙な花だった……

H.G. ウェルズ-Wikipedia

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『伝奇集』 J.L. ボルヘス (著)



夢と現実のあわいに浮び上がる「迷宮」としての世界を描いて
現代文学の最先端に位置するボルヘス(一八九九—一九八六).
われわれ人間の生とは,
他者の夢 見ている幻に過ぎないのではないかと疑う「円環の廃墟」,
宇宙の隠喩である図書館の物語「バベルの図書館」など,
東西古今の神話や哲学を題材として精緻に 織りなされた魅惑の短篇集.

ホルヘ・ルイス・ボルヘス-Wikipedia

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『終着の浜辺 』J・G バラード (著)



終末世界を圧倒的な筆致で描ききったバラードを代表する
“濃縮小説”の傑作「終着の浜辺」。
いつとも知れぬ処刑の日を待ちながらチェスに興じる
死刑囚と執 行人の静かなる戦い、
遺跡に残された美しい少女の幻影装置を拾った青年、
襲いくる海の幻影におののく男の話などを通して、
絢爛かつ退廃に満ちた内的宇宙を あますところなく描破した鬼才のSF全9編。

J・G バラード-Wikipedia


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『雨・赤毛』サマセット・モーム (著)



狂信的な布教への情熱に燃える宣教師が、
任地へ向う途中、検疫のために南洋の小島に上陸する。
彼はここで同じ船の 船客であるいかがわしい女の教化に乗りだすが、
重く間断なく降り続く雨が彼の理性をかき乱してしまう……。
世界短編小説史上の傑作といわれる「雨」のほ か、
浪漫的なムードとシニックな結末で読者を魅了する恋愛小説「赤毛」など、
南海を舞台にした短編3編を収録。

サマセット・モーム -Wikipedia


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『サンドキングズ』ジョージ・R.R. マーティン (著)



こいつは奇妙だ!
風変わりな異星生物を飼うのが趣味のサイモン・クレスが見つけた新たなペット、
それがサンドキングズだった。
指の爪ほどの大きさで、6本 の手足と、3対の小さな眼。
集合意識により一団となって城砦を築き、
さらには城砦同士で戦争をするほどの知能がある。
しかも飼い主を神として崇拝するとい うのだが…
ヒューゴー、ネビュラ両賞受賞の表題作の他、
壮大な宇宙史を背景に描きだされた魅惑の6篇を収録。

ジョージ・R.R. マーティン-Wikipedia

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『にぎやかな未来』筒井 康隆(著)



  退屈したおれはFM放送を聞くことにした。
ところが演奏の合い間三十秒毎にCMが入る有様。
CMがうるさいとラジオのスイッチを切ると罰する
という法律が制定されたからたまらない!

筒井 康隆-Wikipedia

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『異端教祖株式会社』ギヨーム アポリネール (著)


新しい世紀の言葉、語法の発見者であった詩人アポリネールが描く
シュルレアリスムのプレリュード
——想像力、夢、幻想、遊戯、ユーモア、怪奇——
これらの 諸要素を縦横に駆使して新しい小説世界を開拓し、
ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』にも比肩する語呂合わせの妙技が
開花した幻の短篇集。


ギヨーム アポリネール-Wikipedia

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『カッコウが鳴くあの一瞬』残雪 (著)




  死と空虚の影を超えて激しい生命へ到ろうとする、
若き中国の俊才の「世界」そのものの物語。


残雪-Wikipedia

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『1ドルの価値/賢者の贈り物』O・ヘンリー (著)



O・ヘンリーの知られざる全貌が明らかになる! 珠玉の23短編

内容 アメリカ大衆社会の勃興
アメリカの原風景とも呼べるかつて の南部から、
開拓期の荒々しさが残る西部、
そして大都会ニューヨークへ―
―さまざまに物語の舞台を移しながら描かれた、
O・ヘンリーの多彩な作品群。
20 世紀初頭、アメリカ大衆社会が勃興し、
急激な変化を遂げていく姿を活写した、短編傑作選。

「普段は何をしているのやらよくわからないけれど、
話だけはめっぽう面白い、遠い親戚のおじさんの語る奇想天外な物語に、
時を忘れて耳を傾ける」(訳者)
O・ヘンリーの意外かつ豊かな世界が新訳でよみがえる。

O・ヘンリー-Wikipedia

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『悪魔の涎・追い求める男 他八篇』コルタサル (著)



夕暮れの公園で何気なく撮った一枚の写真から,
現実と非現実の交錯する不可思議な世界が生まれる「悪魔の涎」.
薬物への耽溺とジャズの即興演奏のなかに彼 岸を垣間見る
サックス奏者を描いた「追い求める男」.
斬新な実験性と幻想的な作風で
ラテンアメリカ文学界に独自の位置を占める
コルサタル(一九一四—八 四)の代表作十篇を収録.

コルタサル-Wikipedia

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『原色の街・驟雨』吉行 淳之介 (著)



心の底まで娼婦になりきれない娼婦と、
良家に育ちながら娼婦的な女
――女の肉体と精神をみごとに捉えた「原色の街」等初期作品5編。


吉行 淳之介-Wikipedia

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『愛について語るときに我々の語ること』レイモンド カーヴァー (著)


  アグレッシヴな小説作法とミステリアスなタイトリングで、
作家カーヴァーの文学的アイデンティティを深く刻印する本書は、
八〇年代アメリカ文学にカルト的ともいえる影響を及ぼした。
転換期の生々しい息づかいを伝える、鮮やかにして大胆な短篇集。    

レイモンド カーヴァー-Wikipedia


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『天使と宇宙船』フレドリック・ブラウン (著)


二つの太陽間を8の字形の軌道を描く惑星上では、何が起こるか? 
十八万年前に生まれた男から届いた手紙とは? 
電力を失った20世紀文明は? 
悪魔と坊 やとの大決戦は? 
既刊『未来世界から来た男』で絶賛を博したブラウンのSFとファンタジー、
男性も女性も大人も子供も楽しめる傑作中短編全16編を収 録。


フレドリック・ブラウン-Wikipedia


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『聖母の贈り物 』ウィリアム・トレヴァー (著)



  "孤独を求めなさい"---聖母の言葉を信じてアイルランド全土を
彷徨する男を描く表題作をはじめ、
ある屋敷をめぐる驚異の年代記「マティルダのイングランド」、
恋を失った女がイタリアの教会で出会う奇蹟の物語「雨上がり」など、
運命に抗えない人々の姿を鋭利な視線と引き締まった文体で
えぐりとる稀代のストーリーテラー、
トレヴァーのベスト・コレクション全12篇。 

ウィリアム・トレヴァー -Wikipedia

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『オールドパンク、哄笑する—チャールズ・ブコウスキー短編集』チャールズ ブコウスキー (著)



  ブクことブコウスキーの個性が光る、
少年や労働者を主人公にした作品群と、
野球・ボクシング・競馬・アメリカンフットボール・芸能界・風俗・情話
などに及ぶ21短編と28詩編を収録。生前に発表された最後の傑作集。    

チャールズ・ブコウスキー-Wikipedia

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『頼むから静かにしてくれ』レイモンド カーヴァー (著)



  確立されたスタイルと、全くのオリジナリティをもって、鋭く重く、
既成の文学シーンに切り込んだ稀有の作家レイモンド・カーヴァー。
確かな才能を明示する、そのデビュー短篇集から十三篇を収録。    


レイモンド カーヴァー-Wikipedia


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『猫のパジャマ 』レイ・ブラッドベリ (著)

猫を拾った男女をめぐる不思議なラブストーリーをはじめ、
人生の一断面を切り取ったスケッチやSF、奇譚など、
ブラッドベリのすべてが詰まった短篇集。
未発表初期作品から新作まで全21篇。

レイ・ブラッドベリ-Wikipedia

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『魔法の庭 』イタロ・カルヴィーノ (著)


「ジョヴァンニーノはセレニッラと遊ぶのが大好きだった。
ある日二人は噴水にプールに並木道がある、
大きなお屋敷の庭に迷い込んだ。
何もかも素敵に見えた が、そこには魔法のような、
昔犯した悪事のような恐怖がたちこめていた」(「魔法の庭」)。
アルプスの自然を背景にどこか奇妙な、青年警官、若い犯罪者、
無能の猟師など、大人社会のいわゆる“異物”をユーモラスに描いた
11編を収める。


イタロ カルヴィーノ-Wikipedia

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『死霊の恋・ポンペイ夜話』ゴーチエ (著), 田辺 貞之助 (著)



フランス文学の魔術師テオフィル・ゴーチエ(一八一一—七二)の
傑作短篇五篇を選び収める.
ヨーロッパでもっとも傑れた吸血鬼小説の一つと賞される「死霊 の恋」,
青年のよせる烈しい思慕に古代ポンペイの麗人が甦える「ポンペイ夜話」など,
いずれも愛と美と夢に彩られたあでやかな幻想の世界へと読者をいざな う.



テオフィル・ゴーチエ-Wikipedia

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『 ワインズバーグ・オハイオ 』シャーウッド アンダソン (著)


ヨーロッパ文学から離れて、土着派のマーク・トウェインなどと併せて、
アメリカ文学として独立した画期的作品。
後走者のヘミングウエイ、フォークナーなど に多大な影響を与えた。
オハイオ州ワインズバーグ・オハイオという町を設定して、
そこに住む人々の生活、精神の内面を描き、
現代人の孤独や不安といった現 代文学の主要テーマを
アメリカ的背景のもとにとりこんだ。全体は22篇の短篇で構成。

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『金色の死』谷崎 潤一郎 (著)


江戸川乱歩の「パノラマ島綺譚」に影響を与えたとされる
怪奇的幻想小説「金色の死」、
私立探偵を名乗る見知らぬ男に突然呼びとめられ、妻の死の顛末を問わ れ、
たたみ掛ける様にその死を糾弾する探偵と、
追込まれる主人公の恐怖の心理を絶妙に描いて、
日本の探偵小説の濫觴といわれた「途上」、
ほかに「人面疽」 「小さな王国」「母を恋ふる記」「青い花」など
谷崎の多彩な個性が発揮される大正期の作品群七篇。

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『二人がここにいる不思議』レイ ブラッドベリ (著)


太めと痩せのカップルの、
出会いと別れと再会の物語「ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動」、
天国まで自慢のワインを持って行こうとする呑んべえ領主に抗 して
村人たちが考えた作戦が意表をつく「ご領主に乾杯、別れに乾杯!」など、
23編のジンワリいい話を集めた待望の短編集。
ちぐはぐな会話としんみりした 読後感が楽しい表題作は、
今は亡き両親をレストランに招待した男の話。

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『ヨッパ谷への降下』筒井 康隆 (著)



見知らぬ夜の街で、若い裸の美女に導かれて
奇妙な洞窟の温泉を滑り落ちる「エロチック街道」。
九度死んで生きる虫の、いや増す死の恐怖を描いた「九死 虫」。
海のなかに建つ巨大な家で、水浸しの縁側を少年が漂流する「家」。
乳白色に厚く張りめぐらされたヨッパグモの巣を降下する
幻想的な川端康成文学賞受 賞作「ヨッパ谷への降下」ほか、
夢幻の異空間へ読者を誘う魔術的傑作12編。

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『ワールズ・エンド』ポール・セロー (著)


  雨のロンドン、酷暑のプエルト・リコ…。
世界のどんづまりで戸惑う人々の悲喜劇。
アメリカ文学界の異才ポール・セローの奇妙で痛快、
尋常ならざるエネルギーに満ちた短編集。

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『日輪・春は馬車に乗って 』横光 利一 (著)



新感覚派の驍将として登場した横光は,
つぎつぎと新しい小説形式に挑戦したが,戦争によって不幸にも挫折した.
だが現在の文学状況の中で,
横光の試みは今 もなお課題たりうる多くのものを含んでいる.
表題二作のほか「火」「笑われた子」「蝿」「御身」「花園の思想」など
初期短篇と「機械」を収める.

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『チェーホフ・ユモレスカ』アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ (著)



思わぬなりゆき、皮肉な結末、物悲しくも愛すべき人物たちの光と影。
劇場の片隅に居座る名物男を描く「男爵」、
記念興行の朝にすすり泣く女優と老いた喜劇 俳優の意外な物語「復讐」、
没落した公爵令嬢と老僕の特別な一日を描く「年に一度」…。
決して大げさではなく、過剰でもなく、正解もない
—人生そのものの ような小説を書き続けたチェーホフの超短篇64篇が、
本邦初訳15篇を含む新訳でよみがえる。

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『観光』ラッタウット・ラープチャルーンサップ (著)


タイを舞台に家族、友人の絆を優しく美しく綴る、珠玉のデビュー短篇集。
ーー闘鶏に負け続け、家庭を崩壊に追い込む父を見守る娘の心の揺れを
鮮烈に描く 「闘鶏師」。
11歳の少年が、いかがわしい酒場で大人への苦い一歩を経験する
「カフェ・ラブリーで」。
息子の住むタイで晩年を過ごすことになった老アメリ カ人の孤独が
胸に迫る「こんなところで死にたくない」。
失明間近の母と美しい海辺のリゾートへ旅行にでかけた青年の苦悩を描いた
表題作「観光」ほか、
人生 の哀しい断片を瑞々しい感性で彩った全7篇を収録。
英米の有力紙がこぞって絶賛し、タイ系アメリカ人の著者を一躍文学界のホープに押し上げた話題のベストセラー    

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『クライム・マシン』ジャック リッチー (著)


殺し屋リーヴズの前に現れた男は、自分はタイム・マシンで
あなたの犯行を目撃したと言った。
最初は一笑に付したリーヴズだが、男が次々に示す証拠に
次第に 真剣になっていく。
このマシンを手に入れればどんな犯罪も思いのままだ……。
奇想天外なストーリーが巧みな話術で展開していく「クライム・マシン」、
あり ふれた“妻殺し”事件が思わぬ着地点に到達する
MWA賞受賞作「エミリーがいない」をはじめ、
迷探偵ヘンリー・ターンバックル部長刑事シリーズ、
異常な怪 力の持ち主で夜間しか仕事をしない私立探偵カーデュラの連作など、
オフビートなユーモアとツイストに満ちた短篇ミステリの名手、
ジャック・リッチーの傑作 17篇を収録したオリジナル傑作集。
その簡潔なスタイルと見事なストーリーテリングは、
ヒッチコック、クイーン、ウェストレイクら、
多くの「目利き」たち から絶賛を浴びている。

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『誰でもない男の裁判 』A・H・Z・カー (著)


「もし神がいるのなら、おれを殺してみろ!」無神論者の作家が
講演中に叫んだ次の瞬間、一発の銃弾がその胸を貫いた。
逮捕された犯人はただ「声」に命じら れたと繰り返すのみ。
名無しの男に対する擁護運動が盛り上がるなか、
現場に居合わせたミラード神父は事件の調査委員長にまつりあげられてしまう。
しかし、 全国から寄せられた手紙の一通に男が異様な表情をみせたとき、
神父の胸に恐ろしい疑惑が芽生え始める……。
信 仰と真実の相剋というテーマに真正面から取り組んだ異色中篇
『誰でもない男の裁判』、
殺人事件に巻き込まれた詩人探偵がウィリアム・ブレイクの詩から
真相 に到達する『虎よ! 虎よ!』、
ふとしたはずみで娘の可愛がっていた猫を殺してしまった
牧師の苦悩を描いて、殺人事件以上の衝撃をもたらす『黒い小猫』など、
EQMMコンテス ト入選作を中心に、
エラリイ・クイーン、山口雅也らが絶賛する
短篇ミステリの名手A・H・Z・カーの傑作全8篇を収録。
日本オリジナル編集。

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『エル・アレフ 』ホルヘ・ルイス ボルヘス (著)

ダンテ『神曲』に想を得た表題作のほか、
「不死の人」「神学者」「神が書き残された言葉」などを含む、
ボルヘス中期の短篇集。
アルゼンチン性とヨーロッパ 性が目眩く博識によって結び合わされ、
円環的な時間が織りなす独自の宇宙が読者の眼前に顕れる。
最良の訳者が誘う、ボルヘス的迷宮の白眉。『不死の人』新 訳。

ホルヘ・ルイス・ボルヘス-Wikipedia



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『蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ』室生 犀星 (著)



ある時は“コケティッシュ”な女、ある時は赤い三年子の金魚。
犀星の理想の“女ひと”の結晶・変幻自在の金魚と老作家の会話
で構築する艶やかな超現実主義 的小説「蜜のあわれ」。
凄絶なガン闘病記「われはうたえどもやぶれかぶれ」、
自己の終焉をみつめた遺作詩「老いたるえびのうた」等、
犀星の多面的文学世界 全てを溶融した鮮やかな達成。
生涯最高の活動期ともいうべき晩年の名作5篇を収録。

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『冥途』 内田百閒(著)

意識と無意識のあわいに立ちのぼる奇妙な風景。
無気味なようで、可笑しいようで、心もとないようで。
曖昧な夢の世界を精緻な言葉で描く、表題作をはじめ
「旅順入城式」など特異な百〓の小説33篇。    

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『無関係な死・時の崖』安部公房(著)

自分の部屋に見ず知らずの死体を発見した男が、
死体を消そうとして逆に死体に追いつめられてゆく『無関係な死』、
試合中のボクサーの意識の流れを、映画的 手法で作品化した『時の崖』、
ほかに『誘惑者』『使者』『透視図法』『なわ』『人魚伝』など。
常に前衛的主題と取り組み、未知の小説世界を構築せんとする 著者が、
長編「砂の女」「他人の顔」と並行して書き上げた野心作10編を収録する。

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『金輪際』車谷 長吉 (著)

地の下には三つの輪があって、この世を支えているという。
その無限の底を金輪際という。
世を厭い人を呪う生を送ってきた私の人生に、
棘のように突き刺さ り、今なお己れを狂わせる記憶の数々…。
人間の生の無限の底にうごめく情念を描ききって慄然とさせる七篇を
収録した傑作短篇集。

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『むずかしい愛』カルヴィーノ(著)



ちょっとしたずれが,日常の風景を一変させる.
ときめきと居心地の悪さ.どこからか洩れてくる忍び笑い.
それは姿の見えない相手との鬼ごっこに似ている.
兵士が,人妻が,詩人が,会社員が,もどかしくも奮闘する,十二の短篇.
この連作が書かれた一九五○年代はカルヴィーノの作風の転回点にあたり,
その意味 でも興味ぶかい.

イタロ カルヴィーノ-Wikipedia

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『サラサーテの盤』内田 百聞 (著)

薄明かりの土間に、死んだ友人の後妻が立っている。
夫の遺品を返してほしいと、いつも同じ時刻にそっと訪ねてくるのだ。
はじめは字引、次に語学の教科書、 そしてサラサーテ自奏のレコード—。
映画化もされた表題作「サラサーテの盤」をはじめ
不可思議な連作「東京日記」、
宮城道雄の死を描く「東海道刈谷駅」な ど、百〓(けん)の創作を集める。

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『デンドロカカリヤ』安部公房著



ある日突然現われた父親と名のる男が、奇怪な魚に生れ変り、
それまで何の変哲も無かった街が水中の世界に変ってゆく『水中都市』、
コモン君が、見馴れぬ植 物になる話『デンドロカカリヤ』、
安部短編作品の頂点をなす表題二作に、
戯曲「友達」の原形となった『闖入者』や『飢えた皮膚』など、
寓意とユーモアあふ れる文体の内に人間存在の不安感を浮かび上がらせた
初期短編11編を収録。

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『砂の本』ボルヘス(著)



  変幻自在な生の諸相を描く。
ラテンアメリカの巨匠ボルヘスの短編集。
他に歴史上有名なアンチヒーローを取り上げて、
独特の解釈をほどこした物語風散文集『汚辱の世界史』を収録。

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『猫風船 』松山 巖 (著)




林立する超高層ビル群の下、都心の日常はなんだかおかしい。
路地には乳房そっくりの花を咲かせた「ヒトデナシ」(?)。
カレーの匂いが漂うやたちまち姿を 現し駆け抜けてゆく「消防団」。
平均年齢75・56歳、パジャマ姿の老人ばかりが憩う「ホホエミ食堂」。
東京ウォールの汐留シオサイト一帯は、色あざやか な熱帯植物に覆われて、
ビルも人もくにゃくにゃ曲がり出す。
そのほか背丈20センチ足らずの凶暴ゴジラ、用途不明のロボット、
飛べない酒好きのデブ天使も 続々と登場。
ちょっとウツな「私」の前に春夏秋冬、
四季おりおりに開き出される異界の時空間。
いや、ついには季節そのものも乱れ始めて「私」は・・・。

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『マジック・フォー・ビギナーズ 』ケリー・リンク (著)



国一つが、まるごとしまい込まれているハンドバッグを持っている祖母と、
そのバッグのなかに消えてしまった幼なじみを探す少女を描いたファンタジイ
「妖精 のハンドバッグ」(ヒューゴー賞他受賞)。
なにかに取り憑かれた家を買ってしまった一家の騒動を描く、
家族小説の傑作「石の動物」。
ファンタジイ、ゴースト・ストーリー、青春小説、おとぎ話、主流文学など、
さまざまなジャンルの小説9篇を、独特の瑞々しい感性で綴り、
かつて誰も訪れたことのない場所へと誘う、異色短篇のショウケース。

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『バゴンボの嗅ぎタバコ入れ 』カート ヴォネガット (著)



  再婚した前妻の家庭を訪れ、世界遍歴の土産話を自慢げに語る男を
待ち受ける意外な落とし穴とは…。
男の悲哀をユーモラスに描く表題作ほか、
笑いと文明批判の精神に満ちた23篇を集めた短編集。

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『骨は珊瑚、眼は真珠』池澤夏樹(著)



夢の中で、十二年に一度の沖縄・久高島の祭イザイホーに、
巫女として参加している自分を見つける「眠る女」。

亡くなった夫の骨を砕き海に撤く妻を、
遠くか らそっと見守る夫がやさしく語りかける「骨は珊瑚、眼は真珠」。

さわやかに、そして心に深く届く言葉が紡ぎだす九つのものがたりを
収録した秀作短篇集。

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『カメレオンのための音楽』トルーマン カポーティ (著), 野坂 昭如 (翻訳)


現実にあった、『冷血』を上回る残虐な連続殺人事件と
刑事の絶望的な戦いを描く中篇「手彫りの柩」。
表題作「カメレオンのための音楽」など、悪魔と神、
現 実と神秘のあわいに生きる人間を簡潔にして絶妙の筆致で
描く珠玉の短篇群。
マリリン・モンローについての最高のスケッチといわれる
「うつくしい子供」など 人の不思議さを追及した会話による
ポートレート集。
三部からなる、巨匠カポーティ、最後の傑作を野坂昭如の翻訳で贈る。

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『二人がここにいる不思議 』レイ ブラッドベリ 著



太めと痩せのカップルの、出会いと別れと再会の物語
「ローレル・アンド・ハーディ恋愛騒動」、
天国まで自慢のワインを持って行こうとする呑んべえ
領主に抗 して村人たちが考えた作戦が意表をつく
「ご領主に乾杯、別れに乾杯!」など、
23編のジンワリいい話を集めた待望の短編集。
ちぐはぐな会話としんみりした 読後感が楽しい表題作は、
今は亡き両親をレストランに招待した男の話。

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