敏と欲し、鈍と欲す
人の気持ちを全て酌んであげられる敏感な人間になりたいと欲する
でも、ある時は
人の気持ちなぞ、全くおかまいなしに我が道を突っ走りたい、
それができる鈍な人間にもなりたいと欲す。
そんな寄せては返す感情は
その振幅は
周りの人に迷惑をかけ
本人をも切り裂く
そして、たまに誰もいない海岸に打ち上げられる
そしてその弱り切った躯はその心は
回復してようがしてまいが、
本人の意志とは関係無しにまた波にさらわれてゆく
もがけばもがくほど溺れてゆくことを知る事
なのでそれに身をまかせることを覚える事
それが年を重ねるということかもしれない
それが最善だと思い知る
その振幅を抑えられた人など、人間の歴史上いたためしがないのだから
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