決して擬人化するわけではなく。。
昔小学校(もしかしたら中学校)の国語の教科書に『ノミの実験』というものが
載っていた。
ノミのジャンプ力は人間にサイズをなおすと、東京タワーを跨ぐくらいと言われている。
よくある水槽に入れたとしても、軽々と逃げてしまう。
ただし、その水槽にふたをしてみると。。
ノミは幾度となくジャンプし、幾度となくふたにぶつかる羽目になる。
すると、いざ、ふたを外してやってももう、水槽をこせるジャンプをできなくなってしまうのだ。
これは色々考えさせられる実験だ。
ただ、このノミを擬人化し、
「自分に限界を設定してしまってはその能力がそがれてしまう。」
とか精神論に持って行くのは飛躍がある。
なんといっても、ノミはノミなのだから。
そうではなく、精神論ではなく、自分の能力と外部環境を考える必要性を教えてくれる。
上の実験でのポイントは
・ジャンプ力のポテンシャル
・ふたという外部抑止力
である。
上記の擬人化の例だと、外部抑止力が、内部抑止力(自分のマインド等)におきかわってしまって
いるのだ。
それではすべて自分の能力のせいで自分の行く手が阻まれていると感じてしまう。
そうではなく、停滞してしまっていると感じる時は、まわりを見て、障害になっているところを一歩
引いて見てみることも大切なのだ。
問題は自分の外にもいっぱいあるのだ。
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コメント
たくさん書かれているので、ぽつり、ぽつりと読んでいます。
蚤のジャンプの話はおもしろいですね。
ハワイ発祥と思われる楽器にウクレレがありますが、実はポルトガルから持ち込まれた楽器がはじまりだったとか。。。ハワイの人が、楽器を飛び跳ねるようにかきならしているのを見て「ウク=蚤 レレ=飛び跳ねる」と呼ぶようになったそうです。
ちょっと調べもをしなければならなくてこんなことを読んでいて、蚤のジャンプにコメントしました。
トップの本の装丁も楽しみにしています。
投稿: mitsubako | 2005.04.13 16:44
いらっしゃい!
なんだかうれしいなあ。
コメントもその人らしさってでますね。
mitsubakoさん的なコメント、これからも楽しみにしてます
のでよろしく御願いします。
投稿: Anonymous | 2005.04.14 14:03