『よくぞ喰ろうてくりゃんした。』
毎朝 仕事のはじまりは
テラスの水やりからはじまる。
最近は事務所の前の小道も冬、空が見えていたのに
今では、グリーンのアーチを描き、トンネルのようなんです。
テラスのグリーンも
あたかも太陽におよばれされているかのごとく、
貪欲にあたりまえに、競って太陽に向かって葉を繁らせ、茎を伸ばす。
テラス全面に水をかける。
すると、まるで、生物の蠢きを感じることができるくらい、グリーンだったり土だったり
のむせるような匂いに囲まれる。
そこには確実にシステムが、地球のシステムがあることを感じる、その連鎖を。
土のなかでは一体この瞬間にどれだけの連鎖が起っているのか、それを想像すると
身震いがする。
そんな想像のあとに、藤原新也さんのこんな言葉がよぎったのでした
『ありがたや、
ありがたや、
一皮残さず、骨の髄まで、
よくぞ喰ろうてくりゃんした。』
人骨をついばむ鳥のショットの挿話です。
いうなれば、そんなショットの連鎖が起っているということ。
それを土のなかに感じたのです。
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