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2005.08.28

僕の仕事は「できない理由」を告げるのではないだ!

昨日、ちょっと無理をきいてあげた仲のよいデザイナーさんの紹介で、
あたらしい仕事の依頼があった。

あるブランドのブランドブックの作成依頼。

開口一番、「助けてください〜」とhelpの声が。。

どうやら、他社ですでに予算と納期で断られたようだ。

話を聞く。
と、すぐに不可能だと気付く。
診断結果は多分他社と同じ、部数が多いのにハンドメイドで複雑な仕様なのだ。

ただ、
僕の仕事は

「できない理由」を告げるのではない、

僕の仕事は
「出来るもの」を提示することなのだ。
しかも、
「できないもの」より面白いものを提示することなのだ。

ブランドコンセプトを掘り下げる
どんなイメージを消費者に伝えたいか
ブランドブックを作ることでどんなことを期待しているのか

一度、これまでの仕様を離れ、色んな事例を提示しながら、
イメージを膨らませてやる(ビジネスでいうならブレーンストーミング)

そして、ある程度膨らんだら、散漫にならないように、うまく誘導しつつ、
仕様を決定してゆく。

気付くと2時間を越えていたが、
「ようやく、見えてきました。来てよかった」と口々にいわれ皆さん帰ってくれた。

実はそれでもちょっと実現できるかむずかしいところもある。

っが、ここからが腕のみせどころ!

やりましょ、やったりましょ!!

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2005.08.15

D&DEPARTMENT

D&DEPARTMENTのダイナ−に久しぶりに行きました。

昼下がりに行ったののですが、イイ具合に席も埋まって丁度良い活気でした。
D&DEPARTMENTのナガオカさんの理念で人が集まり、それがビジネスとして
成立つということは本当に励みになります。

今回D&DEPARTMENTに行ったのは
『読書をめぐる冒険-R25の章』のsotaさんと本について面白い展開ができな
いかなど、色々話をするため。
色々話は飛んで具体的にって感じではなかったけど、年下にもかかわらず、あ
の飄然と具体的な感じに刺激を受けました。

sotaさん忙しく&暑い中おつき合い頂きありがとうございました。
この場をかりて。。

個人的には、とりあえず、このblogをはじめとする『Anonymous』のコンテ
ンツを充実させ、地道なブランド構築がもっぱらの課題だと再認識しました。

本と言う人の思想や思考を紙によってパッケージングしたモノはやはり不思議
な魅力を持つ。
それは、その「思想や思考」を所有できるという点に特異性を見い出すことが
できる。
そして、ポイントはそれはインプットで、どうアウトプットしていくか、それ
がさらなる面白い展開の可能性だと思う。


ここでも何度か紹介していますが、私というフィルタを通した本に関するMM
(メールマガジン)『Between The Lines』を展開しています。
よかったら購読してもらえると幸いです。

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shelf

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2005.08.14

その光ひとつひとつが生活の単位だったのだ

先日出張で北陸のとあるところへ行ってきた。

無事用事も済んだころにはとっぷり日もくれていた。

車は高速を走る。

僕は後部座席で真っ暗のなかの民家の光が次々と過ぎ去る
風景をぼーっと眺めていた。

そのランダムにあらわれる民家の灯がなんとも幻想的で
ちょっとしたトリップをしていたのだけれど、

あたり前のことにハッとした。

ここではこの民家の灯以外に灯りはなく、
その光の数は確実に人が生活している単位なのだと気付いた
のだ。
家族の数だけ、その光があるのである。

多分その近辺の世帯数とその光の数はかなりの高率でシンクロ
しているのではないだろうか。

僕は東京に住んでいる。

光は民家の光、オフィスの光、店鋪の光、ビルボード等様々だ。

民家にしたって、マンションでは、光を放つ単位が密集しすぎて
おたがいに干渉しあって大きな形のわからない曖昧な集合になっ
てしまう。
家族という単位はそこでは希薄になっているのではないだろうか?

それに比べて、この北陸の地では、光の外は闇である。
そんな社会では、家族という集合が外部からある種の独立性を保
持しながら成立っている。

もちろんどちらがいいとか悪いとかではなく、

ただ、普段気にしないその差、それは実は大きな差なのではない
かと思ったのでした。

そして、善くも悪くも、僕はビルが林立するようなそんなところ
で生まれ育ったのだという自分のルーツを思い出したのでした。

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2005.08.10

働きマン

2巻がでましたね。

以下名台詞抜粋  ↓

梅宮龍彦(45)
週刊『JIDAI』編集長

「いやー正直しんどいなー
 上は部数伸ばして当たり前だっつーし
 下からは好き勝手なこと言われて
 こっちの言うこと聞いてもらえず
 
 じゃあなんで続けるかって?

 ..............

 そりゃあ
 アンタ
 アレだよ

 楽しいから!!」

つらいってのは、人との軋轢、つまりは対社会とやりとりを
してるってこと。

それでもなお、楽しいと言い切れるってのは
自分の意志でそこにいるということ。

社会と個人がいいかたちで存在してるってこと。

それって重要。

大抵、自分の意志でそこにいない人に、社会とのいいかかわりは産むこと
なんてできない。

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