僕の仕事は「できない理由」を告げるのではないだ!
昨日、ちょっと無理をきいてあげた仲のよいデザイナーさんの紹介で、
あたらしい仕事の依頼があった。
あるブランドのブランドブックの作成依頼。
開口一番、「助けてください〜」とhelpの声が。。
どうやら、他社ですでに予算と納期で断られたようだ。
話を聞く。
と、すぐに不可能だと気付く。
診断結果は多分他社と同じ、部数が多いのにハンドメイドで複雑な仕様なのだ。
ただ、
僕の仕事は
「できない理由」を告げるのではない、
僕の仕事は
「出来るもの」を提示することなのだ。
しかも、
「できないもの」より面白いものを提示することなのだ。
ブランドコンセプトを掘り下げる
どんなイメージを消費者に伝えたいか
ブランドブックを作ることでどんなことを期待しているのか
一度、これまでの仕様を離れ、色んな事例を提示しながら、
イメージを膨らませてやる(ビジネスでいうならブレーンストーミング)
そして、ある程度膨らんだら、散漫にならないように、うまく誘導しつつ、
仕様を決定してゆく。
気付くと2時間を越えていたが、
「ようやく、見えてきました。来てよかった」と口々にいわれ皆さん帰ってくれた。
実はそれでもちょっと実現できるかむずかしいところもある。
っが、ここからが腕のみせどころ!
やりましょ、やったりましょ!!
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コメント
格好良いっすねぇ。
頭が下がります。
つい、研究してることで「それは成り立ちません」とか「それは構成できません」とか言っちゃうんですけれど、
それじゃいかんですね。プラスαが必要ですね。
投稿: とん | 2005.09.06 23:28
おー
ようこそ、お久しぶり
知識や技術をいいわけにつかう、って状態は
基本的に「受け身」の度合いが強いときだよ
ね。
実際、自分にもそういうときはあるし。
そうじゃなくって
自分が、なにかを成したい時、それらをいい
わけにつかうなんて考えないはずだもんね。
やっぱりそっちのほうがよいよなー
投稿: Anonymous | 2005.09.08 23:38