しっかり、そつなく仕事してりゃあプロなんかい?!
新卒で某外資系の企業に入社して、なにげによく耳にし、
その度に、胸につかえるというか、引っ掛かる台詞があった。
それは
「プロなんだから」
という台詞である。
仕事を仕事とわりきっている風情の人でも
異動でこの部署にきたばかりの人でも
この台詞を突如、真剣に言う人が沢山いた。
「プロなんだから(しっかり!)」というニュアンスで使われることが
多かったのだけど
逆に、しっかり、そつなく仕事してりゃあプロなんかい?!
そんな想いがあった。
そして、、そう想う自分はある確信を持っていた。
「僕はプロじゃない。。」
「ここではプロになれない。なりたくない。」
プロだから仕事をきっちりしなくてはならないんじゃない。
それは発想が逆転している。
好きで、こだわって、深入りして、産み出して、その結果
いつのまにかプロと人と呼ばれるようになるのだ。
サラリーをもらったらプロなんかい?
プロがキャリアアップの転職をするんかい?
僕は苛立っている。
そんなプロが多いこの世間に。
そして、
まだ、まだ、プロとしての深みがたりない自分に対して。。
あっ、そう言えば、その会社にも僕が認めぬわけにはいかない
プロがいた。
徹底してた、信念があった、その人には。
ただ、周りとの温度差、それが故に空回りすることもあった。
もしかしたらプロの第一段階はそんな空回りを体験すること
なのかも知れない。
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コメント
プロ。
そっくり同じ意見ではないかもしれませんが、私も「プロ」って言葉に対してもどかしさを感じていました。
まだプロとはいえない段階なのに自分はプロとしてやってるって言う人。
プロの定義って難しいですね。
明らかにそれで食えてないのにプロって言うのは何か違う。
かといってお金を貰ってる、食っていけてるからプロっていうのも何か違う。
かといって志しだけで名乗れるようなものでもないような…って。
金も心も関係なしに、周りの誰が見てもその人を「プロ」と認めざるを得ないようなのが「プロ」なのか?と今一瞬思いました。
うーん難しい。
自分が夜のお仕事をやっていたときは、それで食っていけてましたけど、自分がプロっていう認識はなかったです。
自覚しなければいけないとは思っていましたが。
なんでプロとしての自覚が持てなかったかというと、その道で先々もやっていくつもりはなかったからかなー。
だから志しは不可欠なのかも。
うーん難しい。答え出ませんでした。
投稿: 水谷明日香 | 2005.09.28 20:26
>その道で先々もやっていくつもりはなかったからかなー。
そうだね〜
キャリアアップとかめざしちゃってるとプロって感じが
しないんだよね。
自分のことしか考えてないっぽくて。
たしかに明確な答でないっす。。
でも、こんな「プロ論」で、意見が近かったり
言っていることがわかるかどうか、
で、その人と仕事をしたいかどうかがわかるよね。
投稿: Anonymous | 2005.10.03 01:47