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2007.06.02

人は開発しては縛られてゆく

誰か

知っているのなら

教えて欲しい。



例えば「夢」という言葉、概念がある。

これは

言葉が先か

それがあったから言葉が産まれたのか。


教えて欲しい。


厳密に言うと多分、そのものがあっから言葉が産まれたのだと
思う。

だけれど、

きっと

「夢」というものが今の姿になるまでに
「夢」というものが産まれてからというもの

絶えず、

人間の手を
人間の文化というものによってか
人間の利害というものに干渉されてか

加えられてきたのではないだろうか。

たしかに「夢」という雛形はプロトタイプは原初から人間が
所有していたのかもしれない。

ただし、今僕らが勝ち得た「夢」は人間が作り上げた、開発
したものなのではないだろうか。

僕ら人間はそうやってものを開発する能力を有しているのでは
ないだろうか。

それがある種「人間らしさ」というものではないだろうか。

なにか雛形を作る
それをベンチマークとして
その解釈を拡げる
深く考えることでその精度をあげてゆく
ディティールを作り込む

それはなにも概念だけではなく

雪の降る地方には数多の雪の種類があり
(雪のない地方にとってそれは1つの見知らぬ気象現象でしかない)
魚を食する地方には数多の魚がいる
(魚の種類に乏しい地方では、食べられる魚かどうかのみ重要かもしれない)
季節を様々に変化させる地方には季節ごとの機微が
(確かブラッドベリか誰かが雨の降り止まない惑星を書いていたが、そんなところでは機微はうまれるはずがない)

そこに棲む人間がくらしのなかで見つけたり、開発したり。

その精度こそその深度こそ
その人間がどれだけそのものと関わりを持ったかの指標となる。

そして、その逆に

僕ら人間は、その開発したものに縛られてゆく。
その解釈から逃げられなくなる。

例えば世の中には音を奏でる道具がある。

例えば鍵盤という部位をもったピアノという楽器がある。

人間は音という概念から、それを発展しピアノを開発した。

そして、ピアノをもって音を奏でる人はその精度を技術を

上げてきた。

そう、その繰り出す音は鍵盤から逃れることはない。
鍵盤に縛られ美を競う。

それは縄張り争いのような趣きがある。

境界を作り、自分の領域を作る。


安定

自分の世界の限界を作る事で得られる精神的状態。

きっと僕らは開発するという疾走感と
きっと僕らは縛るという安定感から

逃れる事はできないのだろう。

縛り縛られ生きるのさ。

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