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2007.06.30

虚妄というモルヒネを胸に




    絶望の虚妄なること
    まさに希望と相同じい



虚妄とはなに?

虚妄とは僕らの脳が作った蜃気楼。

自分にだけに見え、他人には見えない蜃気楼。

虚妄とは

楽観的な欲望に直結する、そんな勝手な思いをたしなめる

それが日常、正常人の使い方だと思っていた。


だから、安直にも否定的なものだと思っていた。



    絶望の虚妄なること
    まさに希望と相同じい


そう

それは絶望にも使われる。

そう

それは脳自体。

僕らの念い全て。

虚妄とは

僕らの大部分を構成する連れ合い。


人生を刺激もする麻痺もさせる緊張もさせる衰弱もさせる

ああ

人生の機微はすべて虚妄かと思えるほどだ。


虚妄はリアルではない

虚妄はリアリティがある

でも

虚妄はリアルではない


そうそう

希望も絶望もリアルではない

それはもしかしたら100点の解答ではないかもしれないけれど

リアルではない。

なんだか

気が楽になる。

リアルじゃないものが悩みの種。

勝手に自分で植えた種なのだ。

そんな安心を与えるモルヒネ、虚妄というモルヒネ。




    絶望の虚妄なること
    まさに希望と相同じい

        ペテーフィ・シャンドル(1823-49)





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