« 世界の前に立つ私と言う限られた存在 | トップページ | 余韻 »

2007.08.28

だから僕らはまたおみくじを引く。

進化とか進歩とか

いつも僕らについてまわる理想の頂き。

その度に僕はある漫画を思い出す。

人間の能力をより高みへと昇らせる為に
(理由は多々あるが)生み出された、
炭素生命体と珪素生命体のハイブリッド生命体を巡る
少年達と闇組織との闘いの物語。

その生命体はそれぞれに意志を持ち、最後、クライマックス。
圧倒的な組織の力に主人公が屈する。

そこで組織のリーダーがその生命体に語りかける。

「一緒に進化の扉を開けようではないか!」

それまで口を閉ざしていた生命体はこう答える。

「進化なぞいらぬ。そんなもの望んでおらん。」

と。

そうか

そんなものが欲しいのは人間だけなのかもしれない、

そう強く思った。

進化とは同じ種の他の個体から逸脱する自己矛盾でもある。

それは矮小な個体の欲望からなるものではない。


唐突になぜ、こんな話を?

ふと

部屋を片付けていて

おみくじをみつけたからです。

おみくじって

人の望みとか欲とか願いをわずか十数項目で網羅している
昔からの系譜であると

感心したからなのです。

みんなが願っていることなんて十数項目で足り、それは昔から
ほとんど変っていない。

そんな人間という種の普遍性に触れたからです。

世界は日々進む
進化の欲望は根強い

だけれど

僕らはまたおみくじを引くのだろう。

そう思うと

なんだか今の世も捨てたものでもないと

なぜだか安心したからなのです。


それに加え人間の叡智は

フォーチュンクッキーのネタを考えられる些細な想像力
なんかで十分なんじゃないか

そう思います。

|

« 世界の前に立つ私と言う限られた存在 | トップページ | 余韻 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/18534/16262662

この記事へのトラックバック一覧です: だから僕らはまたおみくじを引く。:

» 砂時計 マンガ [砂時計 マンガ]
砂時計 マンガの情報を発信しています。砂時計はマンガとテレビドラマがあります。 [続きを読む]

受信: 2007.08.28 04:16

« 世界の前に立つ私と言う限られた存在 | トップページ | 余韻 »