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2007.09.19

終点へ

僕はよく

ただひたすらに電車にゆられ

終点まで。

本をよむわけでもなく
人間を観察するわけでもなく
道中を楽しむわけでもなく

塾をさぼり

がたごとと。

そう

車両が揺れる音
連結部がきしむ音
停車する音
人が降りる、のる音
発車する音

それが世界の全て。

段々に人が減り
終点近くなるとほんとうにまばら。

終点につくと、とりあえず降りる。

なんでだろう

どの線にのっても

なんでだろう

終点って、どこもかしこも寂しいの。

停車する音さえもなんだか寂しくて。

そして、不思議に、それは他人事。

僕自身は寂しくなんかなく、かといって

決して開放感は感じてなかった。

そして、なおかつ

また折り返し同じ電車にのる。

なんでだろう

どの線にのっても

なんでだろう

都心に戻り、車内に人が増えているのに

なんでだろう

終点の駅の寂しさをひきずったまま

僕は

なにごともなかったように家に帰っていた。

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