満足の値段/治癒の値段
夏ですね。
蝉が鳴いてますね。
空がきれいですね。
雲がおっきいですねえ-。
子供たちがどこかでなにやら騒いでます、うるさいー。
今日は家の掃除をしました。
じっとり汗をかきました。
なんだか、ビールよりコーラの気分です。
汗のしみこんだよれよれのタンクトップに
赤いタンパンでさっと家をでます。
目の前の自販でコーラゲットです。
いい風です。
気付けばとなりの世田谷観音と公園の木々が伸びざかりで
道路を緑のアーチで覆っています。
風が吹くとそれに合わせて葉っぱが鳴るんです。
なんか、「今日」なんですよね。
「明日」でもなく「昨日」でもなく。
「今を生きる」なんて片意地をはるのではなく
「今が大事」とかではなく
なーんか、今日、今、ここなんですよねー。
なんか「満たされてる」んですよね、満足なんですよね。
人間いろんな欲望があるじゃないですか。
それを全て自前で人間で作って満たしてやろうと思う。
すると、なんででしょう。
満たさなきゃいけない器をおおきくしてしまうんでしょうか。
それを満タンにするのってすっごく大変なんですよね。
でも、今日は
自前で揃えなくてもいいんです。
おっきい表現でいうと
地球がほとんど揃えてくれてるんです。
だから、
500ml,\150で満たされちゃうんです。
僕の用意したものは\150
それが満足の値段。
このごろ、「満足の値段」が高くなっている気がしていました。
だから、なんだかほっとしました。
そして、今日の音楽は
UA x 菊地成孔
の
『cure jazz』
です。
「僕らはその晩、リズム感という人類最古の教養によって
完全に繋がってしまったという訳だ。」
というように、菊地からのラブコールで成立した一回限りのコラボ盤
である。
そして、タイトルについて
「タイトルが意味する治癒が、何にたいしてどのように施される物
かは説明できないが、僕は人類史とは治癒の歴史そのものだと思っ
ている。見知らぬ人の一瞬の笑顔から三日三晩に及ぶ大手術まで
が我々を治し、癒す。あらゆる場所で何度でも再生/治癒が可能
なCD盤はこれ限りである。」
と治癒について語っている。
僕はそんなCDに治癒され、その値段は\3045。
年を取るにつれ
治癒に時間もお金もかかるのだ
と
しょうしょう元気がなかった僕だけど
仮に年を重ねるにつれ教養というものをいくばくかでも備えている
のであれば
治癒にもお金がかからないのではないか
そう思えた
そんな一日でした。
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