ガタカ
『ガタカ』
だいぶ昔の映画ですが、お気に入りなのでご紹介を。
(昔書いた記事を発見したので。。)
「今や差別は科学の領域だ」
全ての評価は遺伝子によって判断される近未来。
遺伝子に欠落(近視や性格まで)があるものは
「不適合者」として、社会的に抹殺されていた。
特に遺伝子に欠落を嫌う宇宙飛行士に、「不適合者」
の主人公が不慮の事故で社会的使用価値がなくなって
しまった「適合者」と組んで挑もうとするのだが。。
ユマ・サーマンとジュード・ロウがはまり役。
かなりかっこいい。
(ジュード・ロウだったからあんなにせつなかった
のだろう)
あとはセットがオシャレなのに加え、
主人公のイーサン・ホークのナレーション以外は
最小限の台詞で構成されているのが独特の無機質
感をだし、未来感、感情等、人間らしさを排した
世界観をよく表現している。
決め台詞は
「ごめん、風にさらわれてしまった。。」
(だったと思う。。)
*相手に「疑っているんなら私の遺伝子調べてもいいわよ」
といって、自分の髪を差し出すシーン。
個人的に頭から離れないのはユマ・サーマンが(役名
忘れました)がイーサン・ホーク(役名忘れました)
の髪の毛を1本サンプリングして、遺伝子解析所み
たいなところへ持って行き調べる場面。
オシャレな筒におさまっていとも簡単に相手の情報が
手に入れられていた。
そして彼女は彼に「思った以上にエリートなのね」と
言う。ありえないけど、ゾッとする。。
なにかのデータをチェックするように相手に見られる
のは避けたいね。。
テーマ的には兄弟根性試しの水泳がよくあらわして
いる。
「はじめから引き返すことなんて考えないで全力で
泳いだ」という「非適合者」の兄。
どうして遺伝子的に優れているのに兄に負けたかわか
らなかった「適合者」の弟。
この他人の評価よりも、どうしたいのか?
なにに価値を求めるのか?その大事さ、つまり
自分の価値感をしっかり持つ事でその人の能力は
決まるのだということではないだろうか?
誰かに評価されることに慣れてしまった、
誰かに認めてもらうことでしか自分の価値を見出せ
なくなってしまう「適合者」は本当に「適合者」な
のだろうか?
というところがポイントだと思う。
企業も自分の求める者をふるいわけるためにわかりや
すい(はずれがない)遺伝子という指標を絶対視する
のではなく、全く予期しない大当たりも必要なのでは?
同じ遺伝子だけだったら死滅するのみではないだ
ろうか?
ただのコンプレックスではなく、
なりたい自分になるための障害の1つ(かなり大きな)
が遺伝子であった、というところに心地よさがあるの
かもしれない。
逆に微妙に「不適合者」の肩を持ってしまう僕は、
やっぱり「不適合者」であるという自覚があるのだと、
落ち着かなくさせるのだけれど。。
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